外出先でAndroid端末のタブレットを使うたび、セキュリティが本当に大丈夫か不安になることはありませんか。
この記事では、長年現場で磨かれた経験をもとに、設定の落とし穴を避けながら端末を守る手順を順序立てて解説します。アプリ選びのポイントから紛失時の備えまで網羅しているので、専門知識がなくても今日から自分のデバイスを安心仕様に変えられます。しかも、画面を見ながら進められる画像付きの手順なので、途中で迷う心配もありません。
準備するのは数分間とネットにつながる環境だけです。少しだけ時間を確保して読み進めれば、大切なデータを守る力がぐっと高まり、外でも家でも落ち着いてタブレットを使えるようになります。さっそくはじめてみませんか。
Androidタブレットセキュリティを一歩ずつ固める基本設定

Androidタブレットの安心感は、設定のひと手間からぐっと高まります。ここでは迷わず進められるよう、基本のセキュリティ設定をまとめました。
- OSアップデートを最新に:設定の「システム」→「ソフトウェア更新」を開き、最新バージョンに保ちます。公開直後のアップデートほど重要な修正が含まれています。
- 画面ロックを強化:PINコードやパターンにふだん使わない数字や形を組み合わせて設定します。指紋や顔認証も併用するとぐっと安全度が上がります。
- アプリ権限を見直す:設定の「アプリと通知」→「権限マネージャー」でマイクや位置情報など不要な権限をオフにします。あいまいに許可したままになりやすいので要チェックです。
- Playプロテクトを有効化:Google Playストアの設定画面で「Playプロテクト」にアクセスし、アプリのスキャンをオンにします。不審なアプリを自動で検出します。
- 端末を暗号化:設定の「セキュリティ」→「暗号化」で実行します。データをまるごと鍵で守るので、万が一の紛失時も安心感が違います。
これらの設定を整えるだけで、普段使いのリスクをぐっと減らせます。まずは一つずつ進めて、しっかり土台を固めていきましょう。
Googleアカウントで端末を守る

Googleアカウントをタブレットに設定すると、端末をなくしてしまったときや不正アクセスの心配があるときでも、さっと対応できる安心感があります。いつものアカウントを使うだけでバックアップやロック機能が自動でオンになり、データやプライバシーをしっかり守ってくれます。
- リモートで探せる:「デバイスを探す」機能で地図上に場所を確認できる。
- 画面ロックが使える:不正操作を防ぐために、遠隔で画面ロックやパスコード変更ができる。
- データ自動バックアップ:写真や連絡先がクラウドに保存され、機種変更のときも安心。
- セキュリティ診断:定期的にアカウントの安全性をチェックしてくれる。
日々使っているGoogleアカウントを連携させるだけで、プログラマー目線で言うと「最低限の守り」が自動的に整います。次に細かい設定をひとつずつ確認しながら、しっかり固めていきましょう。
①設定アプリを開きアカウントとバックアップをタップする
ホーム画面またはクイック設定パネルの歯車マークから設定アプリを起動します。
設定画面が開いたら、リストを上下にスクロールしてアカウントとバックアップと書かれた項目を探してタップしてください。
もし見つからない場合は、画面上部にある検索アイコンをタップして「アカウント」や「バックアップ」と入力するとすぐアクセスできます。
②Googleを選びサインインする
「Google」をタップして、利用したいアカウントを選んでください。複数表示されるときは、自分が使うものかをよく確かめると安心です。
メールアドレスとパスワードを入力し、画面の案内に従って指紋や顔認証を追加設定してください。終わったら自動で同期が始まります。
サインイン情報は公共Wi-Fiを避けて入力しましょう。
③設定内セキュリティチェックアップを実行する
まず設定アプリを開いて画面上部の虫めがねアイコンをタップしてください。
「セキュリティチェックアップ」と入力すると該当項目が出てくるのでタップしましょう。
アプリの権限やパスワード管理、システム更新の状況が一覧で表示されます。
問題があればその場で修正できるので、迷わずタップして安全な設定に切り替えましょう。
④Googleから二段階認証をオンにする
Androidタブレットで「設定」アプリを開き「Google」を選んでください。
「セキュリティ」にある「2段階認証プロセス」までスクロールしてタップしてください。
SMSか認証アプリのどちらかを選び、画面の案内にそって電話番号の登録やQRコード読み取りをおこなってください。
認証アプリはSMSより安全です。プログラマー視点ではAuthyやGoogle Authenticatorがおすすめです。
画面ロックでのぞき見をブロック

公共の場所でちょっと画面を確認しただけなのに、後ろや隣から視線を感じたことはありませんか。画面ロックをきちんと設定しておけば、ぱっと見では中身をまったく読めない状態にできます。PINやパターンロック、指紋認証などから好きな方式を選べますし、通知の内容を非表示にしておくだけでも「誰かに見られたら困るメッセージ」が守れます。画面ロックは初期設定でも使える機能なので、まずは簡単な数字ロックをサクッと用意しておくのがおすすめです。
①設定アプリを開きセキュリティとプライバシーをタップする
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの「設定」を探してタップします。表示された設定画面を下にスクロールし「セキュリティとプライバシー」を見つけてタップしてください。
Android13以降の機種では「生体認証とセキュリティ」と表記されることがあります。見つからないときは似た名前の項目を探してみましょう。
画面がロックされたままだと設定画面に入れないため、先にパターンやPINで解除してください。
②画面ロックを選びPINを設定する
- 設定アプリを開き「セキュリティと現在地」をタップ。
- 「画面ロック」を選択して一覧から「PIN」をタップ。
- 4桁以上の数字を入力し「続行」をタップ。
- 再度同じ数字を入力し「OK」で完了。
あまりに単純な数字列は予測されやすいので、誕生日などは避けると安心です。
③指紋や顔認証を追加する
設定アプリを開いて「セキュリティと現在地情報」をタップします。
「生体認証と資格情報」を選んでから「指紋」または「顔」をタップします。
ロック解除用のPINコードを求められるので入力します。
画面の案内に従ってセンサーに指を置くか顔カメラに向けてゆっくり登録を進めます。
複数の指紋や角度を変えた顔を登録しておくと認識率がグッと上がるのでおすすめです。
マスク着用や暗い場所では顔認証の精度が下がりやすいので、複数の表情で登録しておきましょう。
④スリープまでの時間を30秒に短くする
手を放したあとすぐに画面がロックされるように、スリープまでの時間を30秒に設定します。
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップします。
設定の中から「ディスプレイ」または「画面設定」をタップします。
「スリープ」や「画面の休止時間」を選んでリストから「30秒」をタップして完了です。
スリープ時間を短くしすぎると操作中に画面が消えることがあるので、必要に応じて30秒以上に調整してください。
Playプロテクトでアプリを見張る

PlayプロテクトはGoogleが開発した安全チェック機能です。タブレットに入っているアプリをこまめにスキャンして、マルウェアの侵入を防いでくれます。
インストール前後に自動でチェックしてくれるので、アプリを追加するときも安心です。設定不要で常にオンのため、導入直後から頼れる味方になってくれます。
- インストール前にマルウェアや危険な挙動を検出
- 定期的にバックグラウンドでアプリ全体をスキャン
- 危険と判断したアプリは削除候補として通知
- ウェブ閲覧時も安全でないサイトをブロックする仕組みあり
①Playストアを開き右上のアイコンをタップする
まずホーム画面かアプリ一覧から「Playストア」を見つけてください。緑色のショッピングバッグのアイコンが目印です。
アプリが開いたら画面右上にある丸いアカウントアイコンを探します。サインイン済みなら写真かイニシャルが表示されています。
アイコンをタップするとメニューが開き、インストール履歴や設定画面にサクッとアクセスできます。
②Playプロテクトを選んでスキャンを開始する
Playストアアプリを起動して右上のプロフィールアイコンをタップします。
メニューから「Playプロテクト」を見つけて選びましょう。
「今すぐスキャン」をタップするとインストール済みアプリの安全性チェックが始まります。
③自動スキャンをオンにする
インストールしたアプリを自動でチェックしてくれる機能をオンにすると、怪しい動きをするアプリをいち早く見つけられます。
ホーム画面かアプリ一覧からPlay ストアをタップします。
右上のプロフィールアイコン→「Play プロテクト」を選びます。
「デバイスをセキュリティ脅威から保護」のスイッチを右に動かして緑色にします。
自動スキャンはオンライン状態でしか働かないため、オフラインになると手動でスキャンを実行してください。
システムアップデートで脆弱性をふさぐ

システムアップデートはAndroidタブレットに届く最新の安全パッチや機能強化を取り込む作業です。定期的にOSやセキュリティパッチをあてることで、悪意ある第三者に狙われやすい穴をふさぎ、知らないうちに感染したり覗き見されたりするリスクを大きく減らせます。
アップデートを手動でチェックするほか、自動ダウンロード設定を活用するのがプログラマー流のコツです。夜間の充電中にのみWi-Fi経由で更新を行えばデータ通信料も節約できるうえ、意識せずに安心な状態を保てます。
①設定アプリを開きシステムをタップする
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンを探してタップしてください。アプリ一覧の並びを変えていると見つけにくいので、画面上部の検索バーを使うと便利です。
設定画面が開いたら画面を下までスクロールし、「システム」を見つけてタップします。端末によっては「システム」ではなく「デバイス情報」などにまとめられている場合があるので、その場合はそちらを選択してください。
設定メニューの名前や配置はOS更新で変わることがあるので、最新の見た目に合わない場合は検索機能を活用してください。
②システムアップデートを選んで更新をチェックする
設定アプリを開いて画面下部までスクロールしシステムアップデートを探します。
「システムアップデート」をタップすると最新の更新情報が自動で検索されます。表示されない場合は画面上の更新を確認を押してください。
注意点:モバイル回線だと大容量アップデートで通信量が増える場合があります。
③ダウンロードして再起動をタップする
タップすると更新ファイルのダウンロードがはじまります。ファイルサイズが機種によって異なるため、Wi-Fi接続をおすすめします。
ダウンロードが完了すると自動で再起動の案内が出ます。画面に表示された「ダウンロードして再起動」をタップすると、本体が再起動してアップデートが適用されます。
再起動中は操作できなくなるので、ほかのアプリを閉じておくと安心です。
Wi-Fi設定で公共ネットも安心

外出先でよく使うカフェや駅の無料Wi-Fiは便利だけど、ちょっと心配になりますよね。なぜなら同じ回線にたくさんの端末がつながっていると、ちょっとした操作ミスで通信内容をのぞかれたりするかもしれないからです。
そんなときはAndroidタブレット本体のWi-Fi設定を調整すると安心感がアップします。ここではいつもの操作画面でできる匿名化や自動接続の見直し、そしてすぐに使えるVPN連携など、プログラマー目線で役立つポイントをお伝えします。
- ランダムMACアドレスを有効にして機器ごとの特定を防ぐ
- 不要なSSIDへの自動接続をオフにして知らない回線への混入をガード
- 標準機能のVPNクイック設定を使って通信を暗号化
①設定アプリを開きネットワークとインターネットをタップする
ホーム画面を下からスワイプしてクイック設定パネルを開き、右上の歯車アイコンをタップします。設定メニューが表示されたら「ネットワークとインターネット」を探してタップしてください。
機種によって項目名が微妙に違う場合があります。見つからないときは「Wi-Fi」や「接続」の文字を探してみてください。
②Wi-Fi設定のネットワーク通知をオフにする
ホーム画面から歯車アイコンの「設定」をタップしてください。
「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→画面右上の歯車アイコンを順にタップし、「詳細設定」内の「ネットワーク通知」をオフにしてください。
メーカーやOSのバージョンによっては設定項目の名前が微妙に違う場合があります。
③プライバシーでランダムMACを選択する
設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」をタップします。
いま接続しているSSIDの横にある歯車アイコンをタップし、「詳細設定」を表示します。
「プライバシー」項目を探し、ランダムMACを選択します。これで定期的にMACアドレスが変わり、追跡を防ぎます。
機種によっては深いメニューにある場合があります。見つからないときは検索バーに「プライバシー」と入力してみてください。
④認証なしのネットワーク接続前に確認をオンにする
ホーム画面から設定アプリをタップし、ネットワークとインターネットを選んでください。
Wi-Fiをタップし、画面右上の歯車アイコン→Wi-Fi設定の詳細を開いてから認証なしのネットワーク接続前に確認をオンにしてください。
認証なしのネットワークはセキュリティが弱いので、必ずこの確認を有効にしておくと不意な接続を防げます。
基本設定ができたら+αでAndroidタブレットセキュリティをさらにアップ

基本設定が整ったら、もうひと踏ん張りして安全度をアップしましょう。実際に現場で役立った応用ワザを集めたので、気軽に追加してみてください。
応用技 | 効果とポイント |
---|---|
VPNの利用 | 外出先のWi-Fiでも通信を暗号化して情報を守る |
二段階認証アプリ | ログイン時にコードが必要になり不正アクセスを大幅に減らす |
定期的なセキュリティスキャン | マルウェア検出を習慣化して感染リスクを低減 |
リモートロック&消去 | 端末を紛失したときにすぐロックしデータを消せるよう設定 |
アプリ権限の見直し | 不要な権限をオフにしてプライバシーを強化 |
子供用プロファイルで家族共有も安全

家族でAndroidタブレットを使うとき、子供用プロファイルはとても心強い味方です。子供用プロファイルを作ると、保護者側がアプリのインストールを許可したり、利用時間をコントロールしたりできるので、安心して共有できます。
たとえばオンライン授業の時間はアプリを制限して学習に集中させたり、夜は利用時間を切って夜更かしを防いだりといった細かい管理が手元でできます。学齢前のお子さんや小学生にぴったりです。
初期設定は数タップで完了するので、スマホに慣れないお子さんにもすぐ使い始めてもらえます。
①設定アプリを開きユーザーとアカウントをタップする
まず、画面下部またはアプリアイコン一覧から歯車マークの設定アプリを探してタップしてください。そのあと表示されたメニューからユーザーとアカウントを選びます。
②子供用ユーザーを追加する
子供用ユーザーを作ると、使えるアプリや時間帯を限定できて安心です。
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップします。
設定画面で「ユーザーとアカウント」を探してタップし、「ユーザーを追加」を選びます。
「子供用プロフィールを設定」をタップし、画面の案内に沿って名前やアイコンを設定します。
必要に応じて保護者がPINコードを設定すると、子供が勝手に管理設定を変えられなくなります。
③Googleファミリーリンクで制限を設定する
Googleファミリーリンクを保護者の端末にインストールして起動します。案内に沿って保護者用Googleアカウントと子ども用アカウントをペアリングしてください。子ども用にはメールアドレスを新規作成するか、既存のアカウントを指定できます。
ファミリーリンクの管理画面から「制限を設定」を選びます。利用を許可するアプリをピンポイントで選んだり、平日・休日ごとに利用可能時間帯を指定できるので、学習時間の確保や就寝前の長時間利用を防げます。
パスワードマネージャーでログイン管理をラクに

たくさんのサービスにログインするとパスワードがわからなくなりがちですね。パスワードマネージャーを使えば、強力なパスワードをひとまとめに管理できて、Androidタブレットでも指紋認証やPIN入力でサクッと呼び出せます。
- 強力なパスワードを自動生成して使い回しを防止
- Androidの自動入力機能と連携してワンタップログイン
- タブレットとスマホやPC間で同期していつでも最新情報
- カテゴリ分けやタグ付けで必要な情報をすばやく検索
①Chromeを開き設定からパスワードマネージャーを開く
ホーム画面やアプリ一覧からChromeアイコンを探してタップします。Googleアカウントへのログインがまだなら、このときに済ませると後の連携がスムーズです。
画面右上の縦に並んだ点3つのメニューをタップし、表示されたメニューから設定を選びます。次にパスワードマネージャーをタップして専用画面へ移動します。
②自動入力をオンにする
ホーム画面またはアプリ一覧から設定アイコンをタップして設定アプリを起動します。
設定内で「システム」をタップし「言語と入力」→「自動入力サービス」を選択します。
表示されたリストからGoogle自動入力サービスやお好みのパスワードマネージャーをタップしてオンにします。
画面ロック(PINや指紋)が未設定だと自動入力が使えないことがあるので、先にロック設定を確認しましょう。
③漏洩チェックを実行する
Google Playストアを開き画面右上のアイコンをタップし「Play プロテクト」を選ぶ。
「デバイスをスキャン」ボタンを押してインストール済みアプリの安全性を調べる。
検出された危険アプリがあればすぐにアンインストールして問題を解消する。
VPNアプリで外出先の通信を隠す

外出先のカフェや駅のフリーWi-Fiを使うときは、通信が丸見えでドキドキしますよね。この不安をサッと解消してくれるのがVPNアプリです。VPNアプリをスマホに入れると、データが暗号化されて、まるで秘密のトンネルを通るように通信を隠してくれます。
- 通信の暗号化:外部からデータを覗かれにくくなるので安心感が高まります。
- IPアドレスのマスク:自分の端末位置が特定されにくくなり、プライバシーを守れます。
- 地域制限の回避:海外サイトやサービスにアクセスしたいときもスムーズです。
①Playストアで評価の高いVPNを検索する
まずAndroidタブレットのホーム画面からPlayストアのアイコンをタップします。検索バーに「VPN」と入力して虫眼鏡アイコンを押しましょう。画面右上のフィルターアイコンをタップして「評価が高い順」に並び替え、評価が4.0以上のアプリをチェックします。レビュー数やスクリーンショットも確認して、信頼できそうなVPNを選んでください。
②インストールしてアカウントを作成する
ホーム画面のPlayストアアイコンをタップして起動します。
検索欄におすすめのセキュリティアプリ名を入力し、該当アプリの「インストール」をタップします。
アプリを開き、新規登録を選びます。メールアドレスと強力なパスワードを設定してください。
届いた認証メールのリンクをタップし、登録を確定します。その後アプリに戻りログインを実行してください。
パスワードは英数字と記号を混ぜ、パスワード管理アプリで安全に保管すると安心です。
③自動接続をオンにする
設定アプリからネットワークとインターネットをタップしてWi-Fiを選択します。
保存済みネットワークの歯車アイコンをタップして自動接続のスイッチをオンにします。
公共Wi-Fiは自動接続しない設定も並行して確認すると安心です。
紛失モードを事前に設定して安心感アップ

Androidタブレットをなくしたときにあわてずにすむのが「紛失モード」です。事前に設定しておくと、遠隔でロックやメッセージ表示、位置確認ができて安心感がアップします。
- リモートロックで情報流出を防ぐ:画面ロックを強化して第三者による操作をブロックできる。
- メッセージ表示で発見率アップ:連絡先を記載したメッセージを画面に表示して拾った人に連絡してもらえる。
- 位置情報を遠隔で確認:Googleアカウントでログインすればタブレットのおおよその居場所をマップ上でチェックできる。
- 必要ならデータ消去も可能:どうしても見つからないときは遠くからデータを消せば個人情報を守れる。
紛失モードを使うには事前にGoogleアカウントへの紐付けと「デバイスを探す」を有効にしておいてください。
①webのFindMyDeviceを開く
まずはタブレットやパソコンのブラウザを起動して、アドレスバーにfindmydevice.google.com
と入力してください。
Googleアカウントでログインすると、登録済みのAndroidタブレットが一覧で表示されます。
②デバイス登録を確認する
Googleアカウントにタブレットがちゃんと登録されているか確認すると、遠隔ロックやワイプなどの便利な機能が使えて安心です。登録状況をさっとチェックしておきましょう。
ホーム画面から設定をタップして開きます。
「アカウントと同期」または「ユーザーとアカウント」をタップし、リストから自分のGoogleアカウントを選びます。
「同期サービスを管理」か「Googleサービス」内の「デバイス情報のバックアップ」がオンになっているか確認します。
パソコンや別の端末でブラウザを開き、myaccount.google.com/device-activity
にログインしてタブレット名が表示されているかチェックします。
もし登録が見つからなければ、初期セットアップ時にログインし直すか、設定のアカウント追加から再登録してください。
③リモートロックとデータ消去をシミュレーションする
パソコンや別のスマホでブラウザを開き、android.com/findにアクセスします。自分のGoogleアカウントでログインすると、登録済みのタブレットが一覧表示されます。
対象のタブレットを選び、ロックボタンをクリックします。表示される画面で画面ロック用のPINやメッセージを入力し、ロックを実行します。タブレットにはすぐに新しいロック画面が表示されます。
同じ画面で「端末を消去」をクリックすると、消去前の最終確認用ダイアログが表示されます。ここで実際には消去せずに「キャンセル」を選んで終了しましょう。消去イメージを確かめられます。
タブレットがオフラインだとコマンドが届かないので、シミュレーション前にWi-Fiまたはモバイル通信が有効か確認してください。
よくある質問

セキュリティパッチの確認と更新はどうすればいいですか?
- セキュリティパッチの確認と更新はどうすればいいですか?
-
設定アプリの「システム」→「端末情報」→「Android セキュリティパッチ レベル」でチェックできます。毎月配信される端末もあるので通知が来たらすぐタップして更新しましょう。手動で試したいときはGoogle Playストアのアカウントアイコン→「設定」→「システム更新」から確認できます。
不審なアプリをインストールしちゃったかも、どうすればいいですか?
- 不審なアプリをインストールしちゃったかも、どうすればいいですか?
-
設定アプリの「アプリと通知」→「すべてのアプリ」で該当アプリを探してアンインストールしましょう。そのあとGoogle PlayストアのPlay プロテクトでスキャンすると安心です。知らない権限を求めるアプリは特に注意してください。
端末をなくしたら遠隔でロックやデータ消去はできますか?
- 端末をなくしたら遠隔でロックやデータ消去はできますか?
-
Googleの「Find My Device」を有効にしておくと、PCや別のスマホから遠隔でロック、音を鳴らす、データ消去ができます。実際にテストしたところ、ロックは即反映されたので万一の場合も安心です。設定アプリの「セキュリティ」→「デバイスを探す」をオンにしてください。
ウイルス対策アプリは入れたほうがいい?
AndroidにはGoogle Play Protectというアプリ審査と動作チェック機能が標準で備わっていて、普段はこれだけでもかなり安心できます。
ただし、怪しいサイトからapkを直接インストールしたり、公共Wi-Fiで銀行系アプリを使ったりするときには、専用のウイルス対策アプリを入れると不正アクセスやフィッシングへの備えが強化できます。
エンジニアとしての経験から言うと、信頼できる大手ベンダーのものを選んで、リアルタイム保護を「必要なときだけオン」にしておくのがおすすめです。バッテリー消費を抑えつつ怪しい動きをチェックできるので、普段はPlay Protectに任せておく感覚で使ってみてください。
無料Wi-Fiは使わないほうがいい?
無料Wi-Fiは便利ですがネットワークの通信が暗号化されていないことが多く気づかないうちに情報を抜き取られる可能性があります。
- Androidの「Wi-Fi設定」で自動接続をオフにして知らないSSIDに接続しないようにする。
- 無料Wi-Fiを使うときはVPNアプリを併用して通信内容を暗号化する。
- 接続前に勝手にログインページが開かれるキャプティブポータルの安全性を確認する。見覚えのない画面は閉じる。
公共の無料Wi-Fiは暗号化されていない場合が多いのでプライベートな情報はなるべく送信しないようにしてください。
タブレットをなくした時の最初の一手は?
タブレットを失くした時は、まずGoogleアカウントに紐づくFind My Deviceを起動して端末の現在地やオンライン状況をかんたんに確認しましょう。遠隔でロックやデータ消去もできるので、紛失リスクをすばやく抑えられます。
バックアップはどのくらいの頻度で取ればいい?
Androidタブレットを長く使っていると、思い出の写真や大切な書類がどんどん増えていきますよね。もし予期せぬトラブルでデータが消えてしまったら、かなり落ち込むはずです。
プログラマー経験からすると、週に一度は本体丸ごとバックアップを取るのが安心です。さらに、写真やドキュメントなどこまめに更新するデータは、毎日自動バックアップをオンにしておくと、手間をかけずに最新状態を保てます。GoogleドライブやOneDriveの自動同期機能を使えば、バックアップを忘れる心配も減りますよ。
中古で手放す前にやることは?
- 中古で手放す前にやることは?
タブレットを次の方に安心して使ってもらうために、手放す前にはひと通りの片づけをしておくといいですよ。
- Googleアカウントのサインアウト:設定>アカウントからGoogleを選んでアカウントを削除します。
- データのバックアップ:写真やドキュメントはクラウドやPCに移しておきましょう。
- microSDやSIMカードの取り出し:紛失を防ぐために、必ず本体から外しておきます。
- Bluetoothペアリング情報の解除:設定>接続済みデバイスで不要なペアリングを削除すると安全です。
- 工場出荷状態へのリセット:設定>システム>リセットオプション>すべてのデータを消去で初期化します。
この手順を踏めば個人情報はきれいになくなり、安心して手放せます。
まとめ

Androidタブレットの安心安全を確保するには、まず最新のOSと端末アプデを適用して強化されたセキュリティパッチを取り込むことが肝心です。
次に画面ロックや指紋認証を設定して、不正アクセスをブロックしましょう。
Google Play Protectを有効にして、信頼できるセキュリティアプリで定期的にウイルスチェックを行うと安心です。
アプリの権限は必要最低限に絞り、不明な提供元からのインストールはオフに設定しておきましょう。
公衆Wi-FiにはVPNを活用し、自宅のネットワークには強いパスワードを設定することが大切です。また紛失時のために「端末を探す」を有効にしておくと安心ですよ。
これらの手順を押さえれば基本のセキュリティはバッチリです。今日から安心タブレットライフを楽しんでくださいね。