写真で彩るAndroidウィジェット超入門!ホーム画面がアルバムに変わる

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写真で彩るAndroidウィジェット超入門!ホーム画面がアルバムに変わる

Androidのホーム画面で写真をウィジェットに置きたいのに設定で迷う瞬間はありませんか。

この記事では、長年の開発経験で培ったコツを交えながら、標準ツールを使った配置からスライドショー化、さらには自作ウィジェットの作り方まで、迷わず写真を飾る方法を順を追って丁寧に案内し、設定の落とし穴でつまずかないための対処法も盛り込みました。

ホーム画面にお気に入りの一枚が映えるたびに、操作への自信も高まります。新しい壁紙を選ぶ感覚で、さあスマホを手に取り、次章の手順を一つずつ進め、あなたの毎日を写真で彩りましょう。

目次

Androidウィジェットでお気に入り写真をホーム画面に置くやさしい手順

Androidウィジェットでお気に入り写真をホーム画面に置くやさしい手順

Androidの最新バージョン(Android14)を前提に、お気に入り写真をホーム画面に置くまでの流れをざっくりお伝えします。いきなり細かいコードを見る前に、まずはどんな方法があるかイメージしておくと安心です。

  1. 標準のAppWidgetを使う:レイアウトXMLとRemoteViewsでウィジェットを作成するオーソドックスなやり方です。OSのウィジェット機能を直接触るので細かいカスタマイズが効きます。
  2. Jetpack Glanceを活用する:Compose風の記述でウィジェットが書ける新しい手法です。UI部分が分かりやすく、将来の保守性も高めやすいです。
  3. サードパーティのライブラリ利用:様々な写真ウィジェット機能を提供するライブラリを導入するアプローチです。短時間で機能を実装できますが依存先の更新にも注意が必要です。

どの方法を選ぶかは、アプリの規模や今後のメンテナンス性を考えてみてください。実体験から言うと、最初の学びには標準のAppWidgetがおすすめです。細かく動作を追えるので勉強になりますし、あとあと別機能にも応用しやすいですよ。

実装後は必ず実機(Android14搭載端末)で写真の表示やリサイズが問題ないか確認しましょう。エミュレータだけだとウィジェットの更新タイミングや権限まわりで思わぬ動きになることがあります。

標準のGoogleフォトウィジェットを使う

標準のGoogleフォトウィジェットを使う

Googleフォトアプリに最初から備わっているウィジェットを使うと、特別なインストールやプログラミングなしでホーム画面に写真を飾れます。クラウド上のアルバムと自動で同期してくれるから、いつでも最新の思い出が並ぶのが楽しいです。

  1. インストール不要:すでにGoogleフォトアプリの一部として利用可能
  2. 自動同期:クラウドにアップした新しい写真が自動で表示
  3. 軽量表示:過度な設定がなくサクッと導入できる

アプリ開発やカスタムウィジェットを作る前に、まずはこの手軽さでお気に入りの写真を並べて楽しんでみてください。

①ホーム画面を長押ししてウィジェット一覧を開く

手順
ホーム画面を長押しする

アイコンが並ぶ空きスペースを長押ししてください。画面が軽く振動したら成功です。

機種によってはメニューが出るので「ウィジェット」をタップすると一覧が開きます。

長押しが強すぎると壁紙設定画面になる場合があります

ホーム画面編集モードではアイコンが動きやすいので、不要な移動に注意してください。

②リストからGoogleフォトを選んでドラッグする

手順
リストからGoogleフォトを選んでドラッグする

ウィジェット設定画面に表示された素材リストからGoogleフォトを探しましょう。アイコンを長押しすると持ち上がるので、そのままホーム画面上のウィジェット枠へドラッグして配置します。

素材リストが読み込まれないときは、画面を下に引き寄せて最新の状態に更新してみてください。

③表示するアルバムを選んでウィジェットを配置する

Androidのフォトアプリからアルバム「Screenshots」をタップする画面

ホーム画面にウィジェットを置いて、好きなアルバムを選ぶ流れを見てみましょう。

手順
ホーム画面にウィジェットを配置する

ホーム画面の何もない部分を長押しして表示されるメニューで「ウィジェット」を選んでください。

写真アルバムウィジェットを一覧から探し、長押ししたままドラッグして好きな場所に置きます。

手順
表示するアルバムを選ぶ

配置後に自動で開く設定画面で、一覧から表示したいアルバムをタップしてください。

選択が終わるとホーム画面に選んだアルバムの写真が並んだウィジェットが現れます。

④サイズを調整して写真の表示を確認する

手順
ウィジェットのサイズ定義を調整する

プロジェクト内のres/xml/your_widget_info.xmlを開いて、android:minWidthandroid:minHeightの値を写真のアスペクト比や表示したいサイズに合わせて変更します。

<appwidget-provider
    xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    android:minWidth="150dp"
    android:minHeight="150dp"
    android:updatePeriodMillis="0"
    ... />

同じようにres/layout/widget_layout.xmlに対してandroid:layout_widthandroid:layout_heightmatch_parentもしくは希望のdpに設定しておきます。

<ImageView
    android:id="@+id/widgetImage"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    android:scaleType="centerCrop" />

設定を保存したらアプリを再ビルドしてホーム画面へ追加し、ウィジェットのリサイズハンドルを使って狙いどおりに写真が切れずに表示されるか確かめましょう。

無料アプリSimplePhotoWidgetを使う

無料アプリSimplePhotoWidgetを使う

SimplePhotoWidgetは無料で使えて、Androidのホーム画面に好きな写真を飾れる手軽なウィジェットアプリです。難しい準備やコーディングは不要で、アルバムからサクッと選んだ写真がすぐにホームに並びます。サイズやレイアウトの調整もスワイプ操作だけなので、初めての方でも迷わず使えます。

主な特徴
  • おしゃれなレイアウトからウィジェットサイズを選べる
  • お気に入りアルバムを自動で読み込む
  • タップで写真がフルスクリーン表示
  • 定期的に新しい写真に自動切り替え

①PlayストアでSimplePhotoWidgetを検索してインストールする

手順
PlayストアでSimplePhotoWidgetを探す

Android端末でPlayストアを開いて、画面上部にある検索欄をタップしてください。「SimplePhotoWidget」と入力すると候補が表示されるので、その中から同名のアプリを選びます。

アプリの詳細画面が開いたら「インストール」ボタンをタップしましょう。ダウンロードとインストールが自動で進むので、完了表示が出るまで待ちます。

Playストアの利用にはGoogleアカウントが必要になります。通信量を節約したい場合はWi-Fiに接続してからインストールすると安心です。

②ホーム画面を長押ししてSimplePhotoWidgetを追加する

手順
ホーム画面を長押ししてSimplePhotoWidgetを追加する

ホーム画面の空いている場所を指で長めに押してください。下からメニューがすっと上がってきます。

メニュー内にある「ウィジェット」をタップします。

並んだウィジェット一覧からSimplePhotoWidgetを見つけます。小・中・大のお好みサイズを長押しして、そのままホーム画面の置きたい場所へドラッグしてください。

適当な位置で指を離すとウィジェットが設置されます。

Android10以降はウィジェット一覧のスクロールが速いので、指を離さずにゆっくりスワイプするとSimplePhotoWidgetが探しやすいです。

ウィジェット配置後に長押しするとサイズ変更バーが表示されます。写真が切れないよう微調整してみましょう。

③フォルダや単体写真を選びウィジェットに設定する

手順3
フォルダや単体写真を選びウィジェットに設定する

ホーム画面に配置した写真ウィジェットをタップして設定画面を開きます。

「フォルダを選択」をタップすると端末内にあるアルバムフォルダ一覧が表示されるので、ウィジェットに表示したいフォルダをタップします。

単体の写真だけを設定したいときは「写真を選択」をタップして、ギャラリーから好みの1枚をタップします。

最後に画面右上の「保存」をタップすると、選択したフォルダや写真がウィジェットに反映されます。

フォルダ内に写真がないと真っ黒になるので、事前に写真が入っていることを確認してください。

複数フォルダを切り替えながら試したいときは、フォルダ名を分かりやすくしておくと後で迷いません。

④枠の色や角丸などデザインをカスタマイズする

手順
枠の色や角丸を調整する

まずはウィジェットの背景に使うシェイプを作ります。res/drawable/widget_bg.xmlを新しく用意してください。

<shape xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android">
    <solid android:color="@android:color/transparent"/>
    <stroke
        android:width="2dp"
        android:color="#FF4081"/>
    <corners android:radius="8dp"/>
</shape>

この例ではピンク系のアクセントカラーと8dpの角丸を設定しています。太さや色はお好みで調整してください。

次にウィジェットレイアウトXMLで背景にシェイプを指定します。

<FrameLayout
    xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    android:background="@drawable/widget_bg">
    …ウィジェットの中身…
</FrameLayout>

プレビューで色や角丸のバランスを確かめながら、必要ならstrokewidthcornersradiusを微調整しましょう。

プログラム上で動的に色を変えたい場合は、RemoteViews#setInt(viewId,"setBackgroundResource",R.drawable.widget_bg)を活用してみてください。

自分で写真ウィジェットを開発する

自分で写真ウィジェットを開発する

写真ウィジェットをゼロから自分で作ると、レイアウトから画像の切り替えロジックまで
すべて好み通りにカスタマイズできます。

自分で開発するメリットはウィジェットのデザインや動きを自由自在に変えられることです。例えば毎回異なるトランジションを入れたり、端末の向きに合わせてレイアウトをガラリと切り替えたりも簡単にできます。

ただしコードを書く量は増えますが、AndroidのAppWidgetProviderやRemoteViewsを使いこなせば、メモリや電池の消費を抑えた軽快な動作を実現できます。オリジナルの仕組みをじっくり学びたい人にぴったりの方法です。

①AndroidStudioでAppWidgetProviderテンプレートを作成する

手順
App Widgetテンプレートを作成

Android StudioのメニューバーからFile > New > Widget > App Widgetを選択してください。

ダイアログが開いたら、「Configuration Activity」は「None」にしてシンプルにすると安心です。

手順
ウィジェット名とレイアウトを設定

「App Widget Name」に使いたい名前を入れます。たとえばPhotoWidgetなど親しみやすい名前がベターです。

Layout Nameは自動で付く名前をそのまま使っても問題ありません。

最後にFinishを押すと、AppWidgetProviderを継承したクラスとXMLレイアウトが自動生成されます。

生成されたクラスはAppWidgetProviderを継承しているので、ここにウィジェットの振る舞いを追加できます。

②RemoteViewsでImageViewにビットマップを読み込む

ウィジェットのRemoteViewsを使うと、レイアウト外からImageViewの内容を差し替えられます。ここではビットマップを読み込んでセットする手順を紹介します。

手順
RemoteViewsとAppWidgetManagerを取得する

ウィジェット用レイアウトを操作するため、RemoteViewsのインスタンスを用意します。

val views = RemoteViews(context.packageName, R.layout.widget_layout)
val appWidgetManager = AppWidgetManager.getInstance(context)
手順
ビットマップを読み込んでImageViewにセット

リソースやファイルからBitmapを取得し、ImageViewに反映します。大きな画像は事前にリサイズするとパフォーマンスが安定します。

val original = BitmapFactory.decodeResource(context.resources, R.drawable.photo_sample)
val bitmap = Bitmap.createScaledBitmap(original, 200, 200, true)
views.setImageViewBitmap(R.id.widgetImageView, bitmap)
appWidgetManager.updateAppWidget(widgetId, views)

大きな画像をそのまま読み込むとメモリを圧迫するので、Bitmap.createScaledBitmapでウィジェットに合うサイズに調整するのがおすすめです。

③AppWidgetProviderで定期更新をスケジューリングする

手順
AlarmManagerで定期更新を設定

Widgetの定期更新にはAlarmManagerを使います。onEnabledでアラームをセットして、onDisabledで解除しましょう。

public class PhotoWidgetProvider extends AppWidgetProvider {
    private static final int REQUEST_CODE = 0;
    private static final long INTERVAL = 1000 * 60 * 30; // 30分

    @Override
    public void onEnabled(Context context) {
        super.onEnabled(context);
        scheduleUpdate(context);
    }

    @Override
    public void onDisabled(Context context) {
        super.onDisabled(context);
        cancelUpdate(context);
    }

    private void scheduleUpdate(Context context) {
        AlarmManager am = (AlarmManager) context.getSystemService(Context.ALARM_SERVICE);
        Intent intent = new Intent(context, PhotoWidgetProvider.class);
        intent.setAction(AppWidgetManager.ACTION_APPWIDGET_UPDATE);
        PendingIntent pi = PendingIntent.getBroadcast(context, REQUEST_CODE, intent, PendingIntent.FLAG_UPDATE_CURRENT);
        long triggerAt = System.currentTimeMillis() + INTERVAL;
        am.setInexactRepeating(AlarmManager.RTC_WAKEUP, triggerAt, INTERVAL, pi);
    }

    private void cancelUpdate(Context context) {
        AlarmManager am = (AlarmManager) context.getSystemService(Context.ALARM_SERVICE);
        Intent intent = new Intent(context, PhotoWidgetProvider.class);
        PendingIntent pi = PendingIntent.getBroadcast(context, REQUEST_CODE, intent, PendingIntent.FLAG_UPDATE_CURRENT);
        am.cancel(pi);
    }
}

省電力モード中はアラームが遅れることがあります。正確なタイミングが必要ならWorkManagerの利用も検討してください。

初期設定でAPIレベルによる動作差が出ることがあります。動作を確認した上でリリースするのがおすすめです。

④実機にデプロイしてホーム画面に配置し動作を確認する

ここまで作ったウィジェットを実際のスマホで確かめましょう。実機にデプロイするとホーム画面に追加できるので、動作が思い通りかサクッとチェックできます。

手順
USBデバッグを準備する

スマホの設定から「システム」→「開発者向けオプション」を開いて「USBデバッグ」をオンにし、PCとUSBケーブルでつなぎます。

手順
Android Studioで実機を選択して実行

Android Studioのツールバーから接続中のスマホを選び、▶︎アイコンをクリックしてアプリをインストールします。

手順
ホーム画面にウィジェットを追加

スマホのホーム画面を長押しして「ウィジェット」をタップ。リストから作成中のウィジェットを探し、置きたい場所にドラッグします。

手順
写真が表示されるか確認

ホーム画面に配置したウィジェットを見て、最新の写真がきちんと出ているかチェックしてください。

スマホが認識されない場合は、PC側のUSBドライバを更新するか、別のケーブルを試してください。

ホーム画面の写真ウィジェットをもっと楽しむ応用テクニック

ホーム画面の写真ウィジェットをもっと楽しむ応用テクニック

ホーム画面の写真ウィジェットにひと工夫するだけで、日々の思い出がもっと身近になります。

応用テクニック楽しみ方・役立ちポイント
ランダムスライドショー写真が定期的に切り替わり、新鮮な驚きを感じられる
テーマ別アルバム切り替え季節やイベントごとにウィジェットを切り替えて気分転換
タップで拡大表示お気に入り写真をすぐに大画面で見られる便利機能
スワイプ操作連携ウィジェット上で左右にスワイプして直感的に写真を切り替え
SNSフレーム連携特定の写真にオリジナルフレームを付けてそのままシェア

フォルダをスライドショーにして毎日写真を切り替える

フォルダをスライドショーにして毎日写真を切り替える

お気に入りフォルダ内に入れた写真をウィジェットでスライドショー表示すると、毎日違った一枚がホーム画面に登場します。

写真をまとめたフォルダを指定するだけで、ウィジェット側が自動で数秒おきや日替わりで切り替えてくれる手軽さがうれしいポイントです。

一度設定すれば手間いらずで、気分に合わせてフォルダを入れ替えたり、新作写真を追加したりするだけで、いつでも新鮮な見た目を楽しめます。

Googleフォトウィジェットの設定を開いてスライドショーをオンにする

手順
Googleフォトウィジェットを長押しして設定アイコンをタップ

ホーム画面に配置したGoogleフォトウィジェットを長押しすると、小さな歯車アイコンが表示されます。そのアイコンをタップして設定画面を開いてください。

手順
スライドショーをオンに切り替える

設定画面の中ほどにある「スライドショー」スイッチをタップして、オンにしてください。これで写真が自動で切り替わるようになります。

スライドショーは端末のバッテリー消費を少し増やします。頻繁にホーム画面を確認する場合は、消費に注意してください。

Googleフォトアプリに写真のアクセス権限が必要です。権限を許可していないと設定項目がグレーアウトして操作できないことがあります。

スライド間隔を24時間に設定する

手順
スライド間隔を24時間に設定する

ホーム画面ウィジェットの更新間隔を担当するxmlファイルを開きます。通常は res/xml/your_widget_info.xml です。

android:updatePeriodMillis の値を変更しましょう。1時間は3600000ミリ秒なので、24時間だと 86400000 に設定します。

android:updatePeriodMillis="86400000"

ファイルを保存したらプロジェクトを再ビルドし、ウィジェットを置き直して実際に24時間おきに写真が切り替わるか確認してください。

共有アルバムをウィジェットにして家族と思い出をリアルタイムで飾る

共有アルバムをウィジェットにして家族と思い出をリアルタイムで飾る

家族や友達と共有しているアルバムをホーム画面でリアルタイムに楽しめるのが、共有アルバムウィジェットです。Googleフォトの共有アルバムをウィジェットに設定すると、新しく追加された写真が自動でスライド表示されるので、毎日開くたびに新しい思い出に出会えます。

使い方もシンプルで、ホーム画面を長押ししてウィジェット一覧からGoogleフォトを選び、表示する共有アルバムをタップするだけ。あとはネット接続がある限り自動更新されるので、家族が写真をアップするたびに手動で操作する必要がありません。

家族と共有アルバムを作成し追加権限を付与する

手順
共有アルバムを作成・家族に権限を付与

スマホでGoogleフォトを起動し、下部メニューの[アルバム]をタップしてから画面右上の+アイコン→[共有アルバム]を選んでください。

アルバム名を入力し、[メンバーを招待]で家族のGoogleアカウントを追加します。このとき「閲覧者」ではなく「参加者」を選ぶと写真の追加もできるようになります。

アルバム作成後、共有リンクの設定で「リンクを知っている全員」にアクセス可能にしておくと、ウィジェットが写真リストを読み込む際に権限エラーを防げます。

ウィジェットのアルバム選択で共有アルバムを指定する

手順
ウィジェットの編集画面を開く

ホーム画面で写真ウィジェットを長押しして、現れたメニューから「ウィジェットを編集」をタップしてください。

手順
アルバム一覧から共有アルバムを選ぶ

「アルバムを選択」画面で表示されるリストをスクロールし、共有アルバムのセクションを見つけてタップしてください。

共有アルバムは他のユーザーと写真を共有するためのフォルダです。選択後に権限エラーが出たら、アルバムの共有設定をもう一度確認しましょう。

共有アルバムの名称は端末によっては「コラボアルバム」と表示されることがあります。

季節ごとに自動でテーマが変わるカスタムウィジェットを作る

季節ごとに自動でテーマが変わるカスタムウィジェットを作る

季節ごとにテーマが変わるカスタムウィジェットは端末のカレンダー情報をもとに、春は桜、夏は海、秋は紅葉、冬は雪景色といったビジュアルを自動で切り替えられます。ユーザーが手を動かさずにホーム画面がいつも新鮮な印象に保てるのが魅力です。

手動で画像を差し替える必要がないので、手間いらずで季節感を楽しみたい人にぴったりです。カレンダー情報に加えて時間帯アレンジや好みのテーマ追加もできるため、より個性的なホーム画面を作り込めます。

アプリ内で季節判定ロジックを実装して画像フォルダを切り替える

まずは現在の月を取得して、それをもとに季節判定を行います。

val calendar=Calendar.getInstance()
val month=calendar.get(Calendar.MONTH)+1
val season=when(month){
  in 3..5→"spring"
  in 6..8→"summer"
  in 9..11→"autumn"
  else→"winter"
}

判定したseasonを使って画像フォルダ名を組み立てます。たとえばassets/seasonal/springのようにフォルダを分けておくと切り替えが簡単です。

val assetManager=context.assets
val folderPath="seasonal/$season"
val images=assetManager.list(folderPath)?.map{ "$folderPath/${it}" }?:emptyList()

あとは取得したimagesリストをウィジェットのRemoteViewsにセットすれば、季節に合わせてホーム画面のアルバムが自動で切り替わります。

RemoteViewsで背景カラーも同時に更新する

手順
RemoteViewsに背景カラーをセット

AppWidgetProvider内の更新処理でRemoteViewsのsetIntメソッドを使い、背景に色を当てます。

updateAppWidgetメソッドなどから以下のように呼び出してウィジェットのビュー背景を変えましょう。

remoteViews.setInt(R.id.widget_background,"setBackgroundColor",Color.parseColor("#FFC107"));

widget_backgroundはレイアウトXMLで指定したViewのIDと一致させてください

Color.parseColorは#RRGGBB形式だけでなく#aarrggbb形式も使えますが、Alpha(透明度)が不要なら6桁指定でOKです

よくある質問

よくある質問

ウィジェットに表示する写真のサイズが合わないときはどうすればいいですか?

ウィジェットに表示する写真のサイズが合わないときはどうすればいいですか?

ウィジェットは限られたスペースで表示されるので、レイアウト側で幅・高さをdp単位で固定しておくと無難です。コード側ではGlideなどの画像ライブラリを使い、centerCropfitCenterといった変換を指定すると、比率を崩さずきれいに収まります。

ウィジェットをタップしたときにギャラリーアプリを開くように設定できますか?

ウィジェットをタップしたときにギャラリーアプリを開くように設定できますか?

はい、RemoteViewsのボタンやImageViewにsetOnClickPendingIntentを設定して、標準のギャラリーを起動するインテントを貼り付ければ実現できます。IntentにはIntent.ACTION_VIEW+写真のUriを指定し、FLAG_ACTIVITY_NEW_TASKを付けると確実です。

ウィジェットの写真更新のタイミングを変更するには?

ウィジェットの写真更新のタイミングを変更するには?

WidgetProviderのupdatePeriodMillisだけだと節電モードで動きにくいです。信頼性を上げたいときはWorkManagerやAlarmManagerで定期タスクを組むのがおすすめです。経験上、WorkManagerのPeriodicWorkRequestで15分~の更新を設定すると、OSの節電制限にも負けにくくなります。

複数枚の写真をスライドショーのように表示できますか?

複数枚の写真をスライドショーのように表示できますか?

RemoteViewsFactoryを使ったコレクションタイプのウィジェットで実現できます。Serviceで読み込んだ写真リストをListViewやStackViewに流し込むと、スワイプやボタンで切り替えられるようになります。データ更新はFactory側で管理すると、滑らかな動きになります。

ウィジェットを追加できないときはどうすればいい?

ウィジェット一覧に目的のものが出てこないときは慌てずに次の方法を順番に試してください。

  1. ホーム画面を長押し:空きスペースを長押しして「ウィジェット」をタップし、リストを上からゆっくりスクロールして探す
  2. アプリを最新にする:Google Playストアから対象のアプリを開き、アップデートがあれば適用する
  3. ランチャーのキャッシュを消去:設定→アプリ→ホームアプリ名→ストレージ→キャッシュを消去してから再度試す
  4. 端末を再起動:一度電源を切って再起動すると、システムの小さなもやもやがクリアできる
  5. 別のランチャーで確認:Novaランチャーなどサードパーティ製ランチャーを入れてウィジェットが見つかるかチェックする

ウィジェット追加の権限を制限するセキュリティアプリや省電力モードが影響する場合があります。

写真がぼやけて表示されるのはなぜ?

写真がぼやけて表示されるのは、ウィジェットにセットした画像が表示領域に合わせてシステム側で自動的に拡大縮小されるからです。元画像の解像度が小さいと、引き伸ばされたときにピクセルが荒れてぼやけてしまいます。

ぼやけを防ぐには、ウィジェットのImageViewサイズにぴったり合うビットマップをあらかじめ用意するのがコツです。AppWidgetManager#getAppWidgetOptionsでウィジェットの幅と高さを取得し、そのサイズに合わせてBitmapFactory.decodeFiledecodeSampledBitmapFromResourceでリサイズしてからsetImageViewBitmapでセットすると、クリアな表示になります。

Widgetのレイアウトはwrap_contentではなくdp指定の固定サイズにすると、システムのリサイズ処理による画質劣化を抑えられます。

スライドショーの更新間隔を短くすると電池は減る?

スライドショーは画像を切り替えるたびにCPUやストレージアクセスが少しだけ発生します。更新間隔を短くすると、その処理が増えるぶんだけバッテリー消費はわずかに多くなります。

ただし、最新OSではバックグラウンド制御が賢くなっているので、1分ごとから30秒ごとへ変えたくらいでは体感できるほど電池持ちが悪くなることはほとんどありません。

更新間隔を10秒以下にすると頻繁に動作し続けるため、バッテリーへの影響が大きくなります。

おすすめは15分以上に設定しておけば、ほどよい演出と電池持ちを両立できます。

自作ウィジェットが更新されないときのチェックポイントは?

ウィジェットの変更が反映されずイライラするときは、以下のポイントをチェックしましょう。

  • AppWidgetProviderInfo XMLでupdatePeriodMillisを設定しているか確認
  • onUpdateonReceiveAppWidgetManager.notifyAppWidgetViewDataChangedを呼び出しているかチェック
  • レイアウトを変更したときはウィジェットを再配置して更新を促す
  • 端末のバッテリー最適化によりバックグラウンド更新が止まっていないか確認
  • エミュレータと実機でキャッシュが残っていないか再起動して試す

更新が遅いと感じたら、端末の省電力設定も見直しましょう。

複数のウィジェットを置いたら動作が重くなる?

複数のウィジェットを置いたら動作が重くなる?

ホーム画面に写真ウィジェットをたくさん置くと、それぞれが定期更新や描画処理を行うため端末の負荷が上がりやすいです。実際にテストしたところ、画像を都度デコードしているとCPU使用率が跳ね上がりました。そこでGlideやCoilを使ってビットマップをキャッシュし、RemoteViewsの更新間隔を長めに設定したところ、スムーズさがぐっと改善しました。また、更新が必要なウィジェットだけを対象に絞ることでリソース消費を抑えられます。

まとめ

まとめ

写真ウィジェットを作る手順は、ウィジェットを登録するところから自分好みのレイアウトを用意して、最終的にRemoteViewsでホーム画面に写真を更新するまでの流れを踏むとスムーズに進みます。

  1. AndroidManifest.xmlにウィジェットのreceiverを追加する
  2. res/layout/widget_layout.xmlでを配置して見た目を決める
  3. AppWidgetProviderクラスでonUpdateからRemoteViewsを組み立てて写真をセットする
  4. ホーム画面でウィジェットを配置して動作を確認する

これらのステップを試してみると、ホーム画面がまるで自分だけのアルバムに変わります。ぜひ気軽に挑戦して、写真をもっと身近に楽しんでください。

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