Androidの着信音が曲の途中で切れてしまい、思い通りの長さに調整して設定する方法が分からず困っているのではありませんか?
音楽編集アプリを使わなくても、スマホだけで開始位置と終了位置をサッと決め、好みの秒数で保存する手順を具体的にまとめました。初めてでも迷わず試せるように画面の操作順やつまずきやすいポイントを丁寧に示しているので、余計な時間を取られずにお気に入りのフレーズを呼び出せます。
手元の端末でさっそく操作しながら読み進めれば、待ち受けが鳴るたびに気分が上がる環境を今日のうちに整えられます。
Androidの着信音を長さごと自由に作って設定する全体の流れ

ここではAndroidで好みの長さに着信音を切って設定する流れをざっくり紹介します。わかりやすく段階を追うと安心です。
- 必要なアプリを準備する
- 好きな音源を端末に取り込む
- アプリで音源をトリミングして長さを調整する
- トリミングした音源を着信音に設定する
プログラマー目線のワンポイントファイル管理をシンプルにしておくと、後で着信音を探す手間がぐっと減ります。音源は「Ringtones」フォルダにまとめるのがおすすめです。
スマホだけで完結RingtoneMakerを使う

RingtoneMakerはスマホだけでサクッと着信音を作れるアプリです。音源ファイルを選んで波形を指でなぞるだけで、好きな箇所を切り出せる手軽さが魅力です。
- アプリだけで完結:PC不要でどこでも編集できる
- 直感的な操作:波形をタップ&ドラッグで範囲指定
- 対応形式が豊富:MP3やWAVなどに対応
- 無料で利用可能:広告も控えめでサクサク動作
①PlayストアでRingtoneMakerをインストールする
スマホのアプリアイコンをタップしてGoogle Playストアを開き、画面上部の検索バーにRingtoneMakerと入力します。
候補に表示されたRingtoneMaker(開発者名:Big Bang Inc.)を見つけたら、アイコンをタップして詳細画面を表示します。
インストールボタンを押してダウンロードと自動インストールを待ちましょう。Android13以降ならバックグラウンドでの進行が速いです。
②RingtoneMakerを開いて曲の一覧から好きな音源を選ぶ
ホーム画面やアプリ一覧からRingtoneMakerを探してタップします。はじめて起動する場合はストレージへのアクセス許可が必要になるので、〈許可〉をタップしてください。
アプリが開いたら画面下部にある〈曲一覧〉タブをタップします。一覧からサンプル音源や端末内の音楽ファイルが表示されるので、好みのトラックをタップして選択してください。
③波形をドラッグして開始位置と終了位置を決める
波形表示の左右にあるハンドルを指で長押ししてスライドすると、
左側のハンドルで開始位置、右側のハンドルで終了位置を指定できます。
選択範囲を再生して確認しながら、必要に応じてバーをゆっくり動かすとぴったり合わせやすいです。
細かい調整が難しいときは、ズームイン機能で波形を拡大してから操作すると便利です。
④保存アイコンを押して着信音として出力する
画面上部にある保存アイコン(フロッピー型)をタップします。
完了メッセージが表示されたら、端末の着信音フォルダに自動で出力されています。
⑤設定アプリの音とバイブを開いて作った着信音を選ぶ
ホーム画面から設定アプリを開きます。
「音とバイブ」をタップします。
「着信音」を選ぶと、端末に保存された音源一覧が表示されます。
画面をスクロールして先ほど作った音源ファイルを探し、タップして選択します。
戻るボタンを押すと、自動的に設定が保存されます。
パソコンとAudacityでこだわり編集してからスマホに送る

パソコンに音声編集ソフトAudacityをインストールしておくと、着信音の好きな部分をピンポイントでカットしたり、フェードイン・フェードアウトを入れたりといった細かい調整が可能になります。波形を直接目で見ながら編集できるので、ボリュームのバラつきや無音部分のカットも直感的に行えます。
仕上がった音源はUSBケーブルやクラウドストレージを使ってスマホに移すだけ。スマホ単体編集では難しいノイズ除去や複数トラックのミックスもこなせるので、他の着信音と差をつけたい人や、音質にこだわりたい人に特におすすめです。
①パソコンでAudacityを開き音源を読み込む
まずは公式サイトから最新バージョンのAudacityを起動します。
メニューのファイル→開くをクリックし、編集したい音源ファイルを選んで読み込みます。
またはエクスプローラー(Windows)やFinder(Mac)から、音源ファイルをAudacityのタイムラインへドラッグ&ドロップしても読み込めます。
MP3やWAVなど主要フォーマットに対応しているか確認し、問題なく波形が表示されるかチェックしましょう。
②範囲選択ツールで残したい部分を選ぶ
画面下のはさみアイコンをタップして、範囲選択ツールを有効にします。
波形の左右に出るハンドルをドラッグして、残したい開始と終了の位置を合わせます。
再生ボタンを押して、選んだ部分だけが正しく聞こえるか確かめましょう。
③トリミングボタンで不要部分を削除する
トリミングボタンをタップすると波形にハンドルが現れます。
始点と終点のハンドルを左右にドラッグしてカットしたい範囲をピタリと合わせたら、再度トリミングボタンを押すだけで不要パートが消せます。
波形をピンチアウトで拡大しておくと、細かい位置調整が楽になるので試してみてください。
④エクスポートでMP3に書き出す
音声編集アプリの右上にある📤マークをタップして、エクスポートのオプションを表示します。
フォーマット一覧からMP3を選び、ビットレート(例:128kbps)を指定します。
保存先フォルダを指定し、保存ボタンをタップするとMP3ファイルが書き出されます。
高ビットレートを選ぶと音質は向上しますが、ファイルサイズが大きくなるので注意してください。
⑤USBケーブルでスマホのRingtonesフォルダにコピーする
スマホとPCを付属のUSBケーブルで接続します。
- スマホの通知パネルを下ろし、USBの使用方法でファイル転送を選択する。
- PCのエクスプローラーで接続されたデバイスを開き、内部ストレージを表示する。
- 内部ストレージ内のRingtonesフォルダを探して開く。
- PC側で用意した着信音ファイルをフォルダにドラッグ&ドロップしてコピーする。
- コピー完了後、PC側でデバイスを安全に取り外し、スマホの画面で「デバイスを取り外す」をタップする。
ファイル名に日本語やスペースを含むと読み込まれない場合があるため、半角英数字だけを使いましょう。
⑥設定アプリから新しい着信音を選ぶ
ホーム画面から歯車アイコンをタップして、設定
アプリを開きます。
メニュー内のサウンドと振動をタップします。
表示されたリストから着信音をタップし、先ほど保存した音声ファイルを選びます。
保存したファイルがリストに表示されないときは、端末を再起動するか、ファイルマネージャーで「Ringtones」フォルダーに正しく配置されているか確認しましょう。
着信音の長さ設定を覚えたらもっと楽しい使い方がひろがる

着信音の長さを自在にカスタマイズすると、いつものスマホ操作がもっとワクワクしてきます。
応用シーン | 楽しみ方 |
---|---|
グループチャット | メンバーごとに長さを変えて、誰からのメッセージか一瞬でわかるようにする |
目覚ましアラーム | お気に入りのフレーズだけ切り出して、気分よく目覚める |
SNS通知 | アプリ別に短いトーンを設定して、通知元を音で判別 |
リマインダー | タスクごとにリズムを変えて、やる気をアップさせる |
こうしたひと手間で、スマホの毎日がもっと自分らしく彩られます。
連絡先ごとに違う長さのサウンドを付ける

最新Android端末なら連絡先ごとに好きな長さのサウンドを割り当てられます。大切な人からは短めのメロディ、仕事仲間には長めのフレーズを設定しておくと、受話器を取る前に誰からの着信かパッと分かるようになります。
- すぐに相手を判別:連絡先ごとに違う長さを設定すると、音を聞いただけで相手が分かります。
- オリジナル感アップ:思い出のフレーズや声を切り出せば、着信時にほっこり気分を味わえます。
- 追加アプリ不要:連絡先アプリ内の編集画面だけで完結するから、面倒なインストールや権限設定はいりません。
連絡帳で相手を開き着信音をタップする
ホーム画面から連絡帳アプリをタップし、着信音を変えたい相手を選んで名前をタップしましょう。
連絡先の詳細画面を下にスクロールして着信音を見つけ、タップしてください。
作った着信音を選び保存する
トリミングした音声ファイルを端末のRingtonesフォルダに保存しておくと、設定画面で見つけやすくなります。
設定アプリを開きサウンドと振動をタップします。
着信音を選び画面下のファイルから追加をタップします。
保存した音声ファイルを一覧から探してタップすると、試聴と選択の画面に移ります。
選択を確定すると作成した着信音が端末に登録され新しい着信音として使えるようになります。
短めの通知音として再利用する

お気に入りの着信メロディをギュッと短くカットして、LINEやメールの通知音に設定するとスマホの雰囲気がグッとオリジナルになります。
使いたい部分だけを数秒にまとめるから鳴った瞬間に「あ、これだ!」と気づきやすくなりますし、通知を見逃しにくくなるのが嬉しいポイントです。
僕も通知ごとにちょっとずつ違うフレーズを設定して、お知らせが来るたびに小さなワクワク感を楽しんでいます。
設定アプリの通知音一覧に作ったファイルを表示させる
ホーム画面から「ファイル」アプリを開き、内部ストレージ直下にあるNotificationsフォルダを探します。最新OSではプリインストールの「ファイル」アプリにフォルダ作成機能があるので、見当たらない場合は新規でNotificationsという名前のフォルダを作成してください。
音声ファイル管理画面で先ほどトリミングしたファイルを長押しし、「コピー」を選択します。次にNotificationsフォルダを開き「貼り付け」をタップしてファイルを移動します。
ファイル追加後、Androidが新しい音声を認識するように端末を再起動します。再起動が面倒な場合は「設定」アプリの「ストレージとメモリ」>「内部ストレージ」>メニューから「メディアをスキャン」を実行すると早く反映できます。
再起動後に「設定」アプリを開き、「サウンドとバイブレーション」>「通知音」をタップします。Notificationsフォルダに追加したファイル名がリストに表示されていれば完了です。
通知ごとに好きな音を選び分ける
ホーム画面から「設定」アプリを開き、「アプリと通知」を選んで、音を変えたいアプリ名をタップしてください。
「通知」をタップすると、そのアプリの通知チャネル(通知の種類)が一覧で並んでいます。
変更したい通知チャネルをタップし、「音」を選択します。端末内の通知サウンド一覧から、先ほど用意した自作音源をタップすれば完了です。
アプリによっては通知チャネルが複数あるので、音を変えたい項目を間違えないように気をつけてください。
ショートカットでシーンに合わせて着信音を切り替える

Android 14の標準ショートカット機能を使うと、ホーム画面に「仕事モード」「プライベートモード」「おやすみモード」などの着信音切り替え専用アイコンが作れます。それぞれタップするだけで設定画面を開かず、あらかじめ用意した好きな長さの着信音に一発で変えられるので、シーンごとの音量や雰囲気に合わせやすくなります。
実際にプログラマー視点でカスタマイズすると、ファイル名に頭文字を付けて識別しやすくしたり、アイコンに絵文字を組み合わせてひと目でわかるように工夫したりすると便利です。こうしておけば、会議前のバタバタや夜間の静かな時間にも、ホーム画面のショートカットを軽くタップするだけで理想の着信音にチェンジできます。
MacroDroidでトリガーを時間帯に設定する
MacroDroidを開いて画面下の+マクロを追加をタップします。
トリガーを追加をタップして、一覧から時間/日を選びます。
時間帯をタップして、開始と終了の時刻をスライダーや入力欄で指定します。
右上のチェックマークをタップして設定を保存し、マクロ全体の画面でもチェックマークを押して完了です。
時間帯の設定は端末の24時間表示設定に依存するので、見慣れない場合はシステム設定で表示形式を確認してください。
アクションで着信音を変更するコマンドを追加する
Taskerを起動して右下の+ボタンをタップし、タスク名を入力します。
画面下の+をタップして「コード」を選択し、さらに「シェル」を選びます。
コマンド欄に以下を貼り付けてください。
content update --uri content://settings/system --bind name:s:ringtone --bind value:s:/storage/emulated/0/Ringtones/my_tone.mp3
「ルート権限を使用」にチェックを入れてから保存してください。権限がない場合は同様に動作しないので注意しましょう。
タスクを実行して、設定アプリの着信音項目を開き、変更されたか確認します。問題なければ完了です。
よくある質問

- 切り取った着信音が設定画面に表示されません
切り出した音声ファイルは必ず「Ringtones」フォルダに入れてください。Android13以降はファイルマネージャーから移動しても反映が遅れることがあります。設定後に一度端末を再起動すると新しい着信音を読み込むケースが多いです。
- トリミングした音を通知音やアラームに使いたいときは?
同じ手順で「Notifications」や「Alarms」フォルダにファイルを配置すれば通知音やアラーム音として設定できます。フォルダ名が間違っているとリストに出てこないので慎重に確認してください。
- 切り出した音量が小さく感じます
トリミングだけでは音量が下がることがあります。無料アプリでノーマライズ(音量均一化)機能を使うか、パソコンのAudacityで音量をあらかじめ上げてから取り込むとクリアな音で鳴らせます。
- パソコンを使わずにスマホだけで完結できますか
「Ringtone Maker」などの無料アプリならスマホだけでトリミングから保存、設定までできます。アプリ内で直接「着信音に設定」できるので、ファイル移動の手間を省けてとても便利です。
着信音の長さは何秒までがいい?
Androidの着信音には技術的な秒数制限はありません。ただ、実際に使ってみると長すぎるメロディは途中で飽きたり、通知が重なったときに鳴り終わらないことがあります。
日常で気持ちよく使うなら30秒以内がおすすめです。これくらいの長さなら曲のサビやインパクトあるメロディをぎゅっと詰め込めて、受信に気づきやすいですよ。
長すぎると通話が始まる前に鳴り止まなくなるケースがあるので要注意です。
サビだけを切り出すときは、フェードイン・フェードアウトを加えると自然に聞こえます。プログラマー視点だと、音声編集ソフトでタイムラインをしっかり確認しながら調整するとミスが減ります。
無音区間を作っても問題ない?
Androidでは無音の区間を含む着信音をそのまま設定できます。音声ファイルとして丸ごと読み込まれるので、OSが勝手にカットすることはありません。ただし、あまり長い無音は着信に気づきにくくなることがあるので、無音部分は1〜2秒程度にとどめておくと安心です。
曲が一覧に出てこないときは?
着信音にしたい音源がリストに現れない場合は、まずファイルを正しいフォルダに保存できているか確認しましょう。
端末内部の「Ringtones」フォルダにコピーしてから、設定画面の着信音一覧を再読み込みすると反映されやすくなります。もしまだ見つからないときは、設定→アプリ→メディアストレージのキャッシュを消去してから再起動すると、新しい音源が一覧に追加されやすくなります。
作った着信音を削除したいときは?
Androidで自分が作った着信音を消したくなったときは、音設定からリストを整理する方法と、ファイルマネージャーで直接ファイルを削除する方法があります。
音設定から行う場合はUIでわかりやすくリストを管理できるので、誤って他のサウンドを消しにくいのが魅力です。ファイルマネージャーを使う方法は、ストレージの奥にある音声ファイルをすっきり取り除けるので、不要データをしっかり削除したいときにおすすめです。
まとめ

Android端末で好きな音楽や録音から着信音を切り出して設定する手順はとてもシンプルです。
標準のファイル管理アプリや無料の音声編集アプリを使って、元ファイルの読み込みからカット、保存、着信音への反映までをスムーズに進められます。
- 音源ファイルを端末内かクラウドから用意する
- 音声編集アプリでカット開始位置と終了位置を調整する
- 編集したファイルを着信音フォルダに保存する
- Androidの「サウンド設定」から新しい着信音を選択する
これだけで世界にひとつだけのオリジナル着信音が完成します。お気に入りのサウンドで毎日の着信がもっと楽しくなりますよ。