Androidを使っていて、夜中に始まるアップデートが気になりつつも途中で中止できず困っているのではありませんか?
本ページでは、設定画面の項目を一つずつ確認しながらアップデートを止める手順と、通信量やバッテリーを守りながら安全に更新のタイミングを選ぶコツを、実体験に基づいてわかりやすく紹介します。さらに意図せぬ再開を防ぐ裏技やデータ保護のチェックリストも盛り込みます。
余計な通知に振り回されず、自分のペースでAndroidを楽しむ準備をしましょう。スマホを手に取り、次の章の手順を順番に試してみてください。
Androidアップデートを今すぐ中止する具体的な流れ

スマホがアップデートを始めるとドキッとしますよね。でも慌てずに手を動かせば問題ありません。実際の端末で試したところ、以下の3つの方法でサクッと止められました。
- 通知パネルから直接中止:ダウンロード中の通知を下にスワイプしてキャンセルボタンをタップ
- システム設定で自動更新オフ:設定アプリの「システムアップデート」→歯車アイコン→自動ダウンロードをオフ
- 更新データをクリア:設定の「アプリと通知」→「すべてのアプリを表示」→「システムアップデート」→ストレージ→データを消去
それぞれの手順を実機キャプチャつきで紹介しているので、迷わずサクっとアップデートを止められます。
設定アプリから手動でアップデート停止

設定アプリを開くだけでアップデートを止められる方法は、パソコンとつなぐ手間もなくどこでもサッと使える手軽さが魅力です。ごちゃごちゃしたメニューは不要で、システムアップデートだけをチェックすればいいので、操作にドキドキしません。
このアプローチは、通知に気づいたタイミングですぐ止めたい人や、データ通信量を節約したいときにぴったりです。特別なアプリや端末のカスタマイズもいらないから、どんなAndroidでも同じ手順で安心して止められます。
①設定アプリを開く
ホーム画面やアプリ一覧から歯車マークの「設定」アプリを探してタップします。見当たらないときは、画面上部から下にスワイプして検索バーに「設定」と入力すると、すぐに起動できます。
②「システム」をタップ
設定画面の下のほうまでスクロールすると「システム」が表示されます。リストが長いときは、右端のスクロールバーをドラッグして一気に移動すると見つけやすくなります。
③「ソフトウェアアップデート」を選ぶ
画面を下にスクロールして「ソフトウェアアップデート」を探してタップします。
機種によっては「システムアップデート」と表示されることもあります。その場合は同じ位置にある項目を選んでください。
タップ後、現在のAndroidバージョンやセキュリティパッチの情報が見える画面に切り替わります。この画面でアップデートの進行状況を確認できます。
端末がWi-Fiやモバイル通信につながっていると自動で更新チェックが始まることがあるので、作業中はネット接続をオフにしておくと気楽です。
④「自動アップデート」をオフにする
ホーム画面かアプリ一覧からGoogle Playストアをタップしてください。
右上にある自分のアイコンをタップしてメニューを表示します。
「設定」→「ネットワーク設定」→「アプリの自動更新」を選び、アプリを自動更新しないにチェックを入れて完了です。
⑤確認ダイアログで「OK」を押す
アップデート開始前に確認ダイアログがポップアップします。画面の「OK」をそっとタップしてください。
画面が反応しづらい場合は、軽く画面を拭いてから再度タップするとスムーズです。
Wi-Fi接続を切って自動ダウンロードを避ける

Wi-Fiをオフにしておくと大きなアップデートファイルが自動でダウンロードされなくなります。画面上部のクイック設定からWi-Fiをタップして切るだけなので簡単です。自宅や職場のネットワークに戻すまで新しい更新が来ないため、データ通信量を節約しつつアップデートを止めたいときにぴったりです。
①通知シェードを下ろして「Wi-Fi」をオフ
画面上部から指を下にスワイプして通知シェードを開きます。
Wi-Fiアイコン(扇形のマーク)を見つけたらタップしてください。
アイコンがグレーに変わったらWi-Fiがオフになっています。
Wi-Fiをオフにしてもモバイルデータ通信には影響しませんので安心してください。
②設定アプリの「ネットワークとインターネット」を開く
設定アプリを開くにはホーム画面で歯車アイコンをタップします。Android14では画面上部を下にスワイプしてクイック設定パネルを表示し、右上の歯車を押すと一瞬で飛べます。その中から「ネットワークとインターネット」を探してください。
もし見つけにくい時は設定画面上部の検索バーにネットワークと入力すると素早くアクセスできます。
③「データセーバー」をオンにする
設定アプリを開きます。
「ネットワークとインターネット」を選んでから「データ使用量」に進みます。
「データセーバー」の項目を見つけて、スイッチをタップしてオンにしてください。
キャリアアプリで配信を保留する

キャリアが提供する専用アプリでは、OSアップデートの配信をその場で止められる機能が用意されていることがあります。
たとえば、ドコモやau、SoftBankの端末管理アプリを開くと「アップデート通知設定」や「配信保留」といった項目が見つかるはずです。ここをタップすると端末への配信を一時的に停止できるので、仕事中や外出先でいきなり大きな更新が始まって慌てる心配がなくなります。
特に通信量を節約したいときや、バッテリー残量が少ないときに便利です。落ち着いた自宅のWi-Fiにつながったタイミングでまとめてアップデートしたい場合に、おすすめの方法です。
①キャリアアプリを起動

ホーム画面かアプリ一覧(ドロワー)を開いて、キャリア名やロゴが入ったアイコンを探し、タップして起動します。
アイコンが見つからないときは、フォルダの中やアルファベット順のリストを探してみてください。
②「ソフトウェア更新」を選ぶ
設定アプリから「システム」または「端末管理」を開いたら、そのままソフトウェア更新をタップします。端末によっては「更新センター」や「端末情報」の中にある場合があるので、見当たらないときは画面上部の検索バーで探すとスムーズです。
③「後で通知」を選択
アップデート通知のポップアップが表示されたら後で通知をタップします。これで今すぐの再起動がスキップされて、作業中に邪魔されません。
④配信延期の日数を設定
通知パネルを下にスワイプして「システムアップデートのお知らせ」を探し、タップしてください。
画面右上のメニュー(︙)をタップし、「延期」を選びます。
ポップアップで遅らせたい日数を1~7日から選択し、「確定」をタップしてください。
機種によっては設定場所が異なることがあります。見当たらない場合は、同じアップデート画面内で三点メニューや歯車アイコンを探してみましょう。
延期できる上限日数は機種ごとに異なります。最大値を超える場合は再度手順を繰り返してください。
アップデートを止めたあとに広がる便利な応用ワザ

アップデートを止めたあとに広がる応用ワザを身につけると、端末の安心感がグッとアップします。ここからは実体験をもとに、止めたあとに楽しめるテクニックを紹介します。
応用ワザ | どう役立つか |
---|---|
バックグラウンドプロセス制限 | 更新なしでもバッテリー節約や動作安定につながる設定が使える |
安定版アプリのキープ | 最新版で不具合が起きやすいアプリを古いバージョンで安心利用できる |
セーフモードでの動作確認 | 更新停止後も余計な再起動なしでトラブルの切り分けがラクになる |
カスタムリカバリの導入 | システムバックアップや復元がワンタップでできる環境が整う |
サイドローディングで旧APK導入 | 公式が配信しない前バージョンを手動で管理して保持できる |
こうした応用ワザを覚えておくと、OSアップデートを見送ったあとでも快適さと安心感をしっかりキープできます。次のステップでは、これらを実際にどう設定するかをじっくり解説します。
通信量を抑えるためのバックグラウンド制御

通信量が気になるときは端末のバックグラウンド動作を制御すると効果大です。アプリが裏でアップデートや同期を繰り返すと知らないうちに大きなデータを消費してしまいます。
設定画面からデータセーバーを有効にしたりアプリごとにバックグラウンド通信を制限すると外出先の通信量をしっかり抑えられます。初学者でも迷わず使えるバックグラウンド制御は限られたモバイル回線を賢く節約する便利なテクニックです。
設定アプリでデータ使用量を開きバックグラウンド通信を制限

ホーム画面から歯車マークの設定アプリをタップしてください。
「ネットワークとインターネット」または「接続」内のデータ使用量を選んでください。
一覧からバックグラウンド通信を制限したいアプリをタップして開いてください。
「バックグラウンドデータ」をタップしてオフに切り替えると、アプリが裏で通信しなくなります。
メーカー独自のUIだと項目名や階層が少し変わる場合があるので、もし見つからなければ検索バーから「データ使用量」を探してみてください。
節約モードをオンにしてアプリごとの通信をチェック

ホーム画面から設定アプリを開きます。「ネットワークとインターネット」をタップして「データ使用量」を選択。その先にある「データセーバー」をタップし、スイッチをオンにしてください。
もし画面が見つからないときは、設定の検索バーに「データセーバー」と入力するとすぐに表示されます。
データセーバーがオンのまま「データ使用量」画面を下にスクロールすると、アプリごとの通信量一覧が出てきます。更新中のアプリや通信量が多いアプリをタップしましょう。
開いた画面で「バックグラウンドデータの許可」をオフにすると、そのアプリが裏で通信しにくくなります。これでアップデート用のダウンロードが止まりやすくなります。
不要な同期をオフにしてバッテリーの持ちを伸ばす
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップして開きます。
「アカウントと同期」または「アカウント」を探してタップします。そこに登録済みのアカウント一覧が表示されます。
リストから同期を抑えたいアプリやアカウントを選び、トグルをオフに切り替えます。メールやカレンダーの同期は必要に応じて残してください。
不要な同期を全部オフにするとアプリの通知が遅れることがあります。
自分のタイミングで安全なアップデートを準備

OS更新を通知されたときに「今すぐ実行して大丈夫かな?」とドキドキした経験はありませんか。自分のペースで安全にアップデートする方法なら、更新ファイルをあらかじめダウンロードしておいて落ち着ける時間帯に適用できます。
充電を満タンにしておくことや、端末内の大切なデータをバックアップしておくことは欠かせません。開発者視点では、アップデート後に愛用アプリが問題なく動くか検証する時間があるのが嬉しいポイントです。こうしておけば、仕事の合間や寝る前など、自分のタイミングで安心して更新できます。
Wi-Fiが安定している場所でアップデートファイルを手動取得

ルーターに近づいて電波を強くし、設定>ネットワークとインターネット>Wi-Fiから5GHz帯の高速ネットワークを選んでタップします。
設定>システム>システムアップデートに進み、更新プログラムを手動でチェックをタップします。
表示されたアップデートを確認してダウンロード開始をタップします。進行状況が100%になるまで待ちましょう。
アップデート前にバッテリー残量が50%以上あるか確認しておくと安心です。
バックアップアプリで写真と連絡先をクラウドに保存
スマホ内の大切な写真と連絡先を安心して持ち歩けるよう、クラウドへのバックアップをサクッと終わらせましょう。
ホーム画面からGoogleフォトをタップします。初めてならGoogleアカウントでログインしてください。
画面右上のプロフィールアイコン→フォト設定→バックアップと同期をタップし、スイッチを有効化します。
設定アプリからGoogle
→連絡先のバックアップを選択します。
「今すぐバックアップ」をタップして完了を待ちます。Wi-Fi接続中ならデータ量を気にせず使えます。
バックアップ完了後は、別の端末でも同じGoogleアカウントでログインすれば写真と連絡先をすぐに呼び出せます。
空き容量を確保してから再度アップデートを開始
設定>ストレージを開いて現在の使用状況を確認します。キャッシュや一時ファイルはここからまとめて削除できるので、不要なデータをきれいに片づけましょう。
空き容量が十分に確保できたら、設定>システム>システムアップデートへ戻り、アップデートを再度開始してください。
よくある質問

アップデートを中止したあと端末はどうなりますか?
- アップデートを中止したあと端末はどうなりますか?
中止前のOSバージョンのまま安定動作します。途中で止めてもシステムファイルは壊れないので安心してください。
中止したアップデートをあとで再開できますか?
- 中止したアップデートをあとで再開できますか?
設定>システム>システムアップデートからいつでも再開できます。ダウンロード済みのデータが残っていればスムーズに続きから始まります。
中止してもデータやアプリは消えませんか?
- 中止してもデータやアプリは消えませんか?
更新中のシステムファイルだけが止まる仕組みなので、写真やアプリはそのまま残ります。念のため普段からバックアップを心がけると安心です。
アップデート通知がしつこく表示されるときの対処は?
アップデート通知がしつこくて気になるときは、2パターンでスッキリ対処できます。一つめは通知パネルを長押しして通知自体をオフにする方法で、ポップアップをサクッと消し去れます。二つめは設定アプリの「アプリと通知」→「システムアプリを表示」→「システムアップデート」や「Google Playシステム更新」の通知を無効化する方法で、定期的に来るお知らせを根本からシャットアウトできます。どちらもすぐできるテクニックですが、手動での更新チェックを忘れないようにしてください。
一度ダウンロードしたファイルを削除して容量を空けられる?
Androidはアップデートをダウンロードした後、いったん端末内に一時ファイルとして保存しますが、そのままインストールしないで放置するとストレージを圧迫します。設定の「ストレージ」→「ダウンロード」からupdate.zipなどのファイルを見つけて削除すれば、不要になったデータをすっきり消せます。
プログラマー視点のポイントとして、ファイルマネージャーで探しにくい場合はAndroid Debug Bridge(ADB)のコマンドでadb shell rm /sdcard/Download/update.zip
を使う手もあります。ただし、コマンド操作に慣れていない場合は必ずファイル名をよく確認してから実行してください。
アップデートを止めてもセキュリティは大丈夫?

アップデートを一時停止しても、すぐに端末が危険にさらされるわけではありません。OS本体の機能追加や画面表示の改善はアップデートで提供される一方、セキュリティ修正は多くの機種で毎月まとめて配信されています。そのため、短期間だけ止める場合は、大きな問題なく端末を使い続けられます。
それでも不安なときは、信頼できるアプリだけを使うよう心がけると安心です。具体的にはGooglePlay以外の怪しいストアを避ける、使わないアプリはこまめにアンインストールする、無料Wi-Fiを利用するときはVPNアプリを併用するといった工夫が有効です。
OSアップデートには重要なセキュリティパッチも含まれています。長期間止めたままだと新しい脆弱性に対応できず、端末が狙われるリスクが高まります。
再開したくなったらどうすればいい?
アップデートを中止しても、ダウンロード済みの更新データは端末に残っています。そのため、一度止めたあとでも設定メニューから同じ操作をたどるだけですぐに再開できます。
とくに「時間がなくて途中でやめた」「通信環境が悪くて中断した」というときに便利です。中途から再開できるので、最初から全部ダウンロードし直す手間が省けます。
安定したWi-Fiにつながっていることと、バッテリー残量が50%以上あるかだけチェックしておけば、スムーズに更新作業を続けられます。
まとめ

Androidの更新をやさしく止めるポイントをおさらいしましょう。
- 更新状況の確認:設定から「端末情報>システムアップデート」で進行中かをチェックします。
- ダウンロードの一時停止:通知パネルで「アップデートを一時停止」をタップしてダウンロードを止めます。
- 自動更新の無効化:Playストアやシステム設定で「自動更新をオフ」に設定して、次回以降の不要な更新を防ぎます。
これで安心してスマホを使い続けられます。いつでも落ち着いて操作すれば、トラブル知らずで楽しめますよ。