AndroidWiFi優先順位を思いどおりに変えて快適通信!10年選手のやさしいコツ

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AndroidWiFi優先順位を思いどおりに変えて快適通信!10年選手のやさしいコツ

Androidで職場と自宅のwifiの優先順位が思い通りにならず、毎日モバイル通信へ切り替わってしまい不安ではありませんか?

長年の現場経験で培った設定の工夫を使えば、追加アプリなしでも数分で接続先を整理でき、職場では高速回線、自宅では安定ルーターへ自動でつながる快適な環境を整えられます。さらに、細かな優先度設定を活かせば外出先の公共ネットワークを避け、セキュリティ面でも余計なリスクを減らせます。

すぐに手順とコツを確認して、お使いの端末で通信が途切れない安心感とデータ節約効果を味わってみてはいかがでしょうか。

目次

WiFi優先順位を変える具体的な手順をまるっと紹介

WiFi優先順位を変える具体的な手順をまるっと紹介

この流れを知っておくと、つながりやすいWiFiを優先して、イライラする切断ともおさらばできます。

  1. 開発者オプションでWiFi詳細設定をONする:隠れた優先順位リストにアクセスできるようになる
  2. WiFi設定画面を開き接続済みのネットワークを長押し
  3. 優先度をドラッグで並び替えよく使うアクセスポイントほど上に移動
  4. 不要なネットワークを削除リストをすっきり整理
  5. 端末を再起動して反映新しい順序で自動接続を確認

エンジニアならではのワザとして、PCとつないで

adb shell dumpsys wifi

で優先リストを手早く確認する方法も試してみてください。

設定アプリだけでサクッと並べ替える

設定アプリだけでサクッと並べ替える

設定アプリを開いてWi-Fi設定画面に進むと、保存済みネットワークが接続履歴の順番で並んでいるよ。

不要なネットワークを長押しして“ネットワークを削除”し、次に接続したいSSIDをタップして再接続するだけで、優先度が自動的に入れ替わるんだ。

余計なアプリも権限も不要だから、インストールも設定も一切なし。スマホだけでサクッと終わる手軽さが魅力だよ。

①通知バーの歯車をタップして設定を開く

手順
通知バーの歯車をタップして設定を開く

画面上部を指で下にスワイプすると通知バーが表示されます。右上にある歯車アイコンをタップすると設定画面に移動できます。

②ネットワークとインターネットをタップする

手順2
ネットワークとインターネットをタップ

設定アプリを開いたら、画面上部にあるネットワークとインターネットを探してください。多くの機種ではアイコン付きで表示されていて、Wi-Fiやモバイル通信の切り替えをまとめて管理できます。

見つからない場合は、設定画面の検索バーに「ネットワーク」と入力すると絞り込めます。

補足情報 端末によっては「接続」や「ワイヤレスとネットワーク」という名前になっている場合があります。

③インターネットをタップして保存済みネットワークを表示する

手順3
インターネットをタップして保存済みネットワークを表示する

設定アプリを開くと出てくる一覧から「インターネット」を探してタップします。

切り替わった画面でWi-Fiのスイッチが見えたら、その下にある「保存済みネットワーク」をタップしてください。

画面に「インターネット」が見つからないときは、設定画面上部の検索アイコンから「インターネット」と入力するとすぐにジャンプできます。

④並べ替えたいWiFiを長押しして自動接続を切り替える

手順
並べ替えたいWiFiを長押しして自動接続を切り替える

設定アプリの「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」を開き、優先順位を変えたいSSIDを長押しします。

開いたメニューで「自動接続」をタップし、ON/OFFを切り替えしてください。ONにすると接続リストの上位に、OFFにすると下位へ移動します。

⑤優先したいWiFiに接続して確認する

手順
優先したいWiFiに接続して確認する

設定した優先順位が有効になっているか確かめるために、まず今つながっているWiFiをいったん切断します。

続いて、一覧から優先度を上げたSSIDをタップして接続します。接続が終わったら、WiFiのオンオフを切り替えて、自動的に優先ネットワークにつながることを確認します。

プログラマー視点のコツとして、開発者オプションの「WiFiログ」を有効にしておくとどのSSIDに接続したか詳細ログが見られるので、動作チェックに一歩踏み込みたいときに役立ちます。

SSID名が似ているネットワークがあると、誤ってそちらに接続することがあるので、正確な名前を確認してからタップしてください。

補足:パスワードの入力ミスがないか、設定画面の「保存済みネットワーク」を開いてSSID横の鍵アイコンをチェックしてみるのも安心です。

Root不要アプリでかんたん優先度コントロール

Root不要アプリでかんたん優先度コントロール

RootなしでWi-Fiのつながりやすさを自在にいじれるアプリを使う方法です。手軽に優先度を並べかえるだけで、面倒なコマンドや内部設定に触らずに済みます。

プログラミング経験から言うと、一度だけADBで必要な「WRITE_SECURE_SETTINGS」権限を渡しておくと、あとはアプリ内だけで優先度の入れかえが完結するのがポイントです。OSアップデート後も再設定の手間はほぼありません。

  1. 視覚的に整理できる:ドラッグ&ドロップで優先順をかんたんに。
  2. 再起動後も維持:権限さえ与えれば端末再起動後も設定が生きる。
  3. root不要:システムをいじらず安全に設定変更。

①GooglePlayストアでWiFiPriorityアプリを探して入れる

手順
GooglePlayストアで「WiFiPriority」を探す

ホーム画面やアプリ一覧からGooglePlayストアを開いて、画面上部の検索バーにWiFiPriorityと入力します。

表示された候補からアイコンを見つけてタップしましょう。

手順
アプリをインストールして起動する

インストールボタンをタップして、ダウンロードからインストールまで待ちます。

完了後の「開く」を選ぶとアプリが立ち上がります。

Android12以上では「ネットワーク設定の変更」の権限を求められるので許可を忘れずに。

インストール後はバックグラウンド動作にもチェックしておくと、WiFi優先度がスムーズに反映されます。

②アプリを開いて許可を求められたらOKを選ぶ

アプリを起動すると、WiFi設定へのアクセスを求める画面がポップアップで出ます。このときOKをタップして進んでください。

最新のAndroidでは周辺のWiFiを取得するために位置情報の許可も必要です。ダイアログが表示されたら許可を選ぶとスムーズに次のステップへ進めます。

③ネットワーク一覧でドラッグして順番を決める

手順
並べ替えたいネットワークを長押し

リスト上で入れ替えたいSSID長押しして掴みます。

手順
目的の位置までドラッグして離す

掴んだまま上下にスライドさせて、優先度の高い順に並ぶ場所まで移動し、指を離します。

ドラッグが反応しない場合は、画面全体を少しズームアウトしたり、一度リストを上下にスクロールしてから再試行すると動きやすくなります。

Android12以降はSSID右端にドラッグハンドルが表示されます。タッチ範囲が狭い場合は画面倍率を調整するとスムーズです。

④右上の保存アイコンをタップして設定を反映する

手順
右上の保存アイコンをタップして設定を反映する

画面右上のチェックマーク形状の保存アイコンを軽くタップします。タップすると「設定を保存しました」のトーストが短く表示され、先ほど変更したWi-Fiの優先順位が一気に反映されます。

たまに設定が更新されないと感じたら、Wi-Fiを一度オフ→オンに切り替えると新しい優先順序で再接続しやすくなります。

ADBコマンドでピンポイントに指定する

ADBコマンドでピンポイントに指定する

ADBコマンドを使うと、画面操作なしでWiFiネットワークの順位をカスタマイズできます。PCとAndroidをUSBデバッグでつないでコマンドを叩くだけなので、設定画面を何度も開く煩わしさがありません。

この方法は特定のSSIDやBSSIDだけを狙い撃ちしたいときに役立ちます。たとえば出先の会社やカフェのAPだけを優先的につかませたい場合にぴったりです。スクリプト化すれば、複数台の端末へ一気に反映できるのも嬉しいポイントです。

USBデバッグをオンにしておけば、Android SDK不要でADB実行環境が整います。コマンド操作に抵抗がない方や、自動化の一歩目を踏み出したい方に特におすすめです。

①パソコンにADBを用意してUSBデバッグをオンにする

ADBを使うには、パソコン側でドライバやツールを整えつつ、Android端末側でUSBデバッグをオンにする必要があります。ひとつずつ楽しく準備していきましょう。

手順
Platform Toolsをダウンロード

公式サイトからPlatform Toolsを入手します。WindowsやMac向けがあるので、お使いのOSを選んでください。

手順
AndroidでUSBデバッグをオンに

設定→端末情報→ビルド番号を7回タップして開発者向けオプションを表示し、「USBデバッグ」をオンにします。

手順
USB接続とデバイス確認

端末をUSBケーブルでパソコンに接続し、コマンドプロンプトやターミナルで adb devices を実行します。端末上で「USBデバッグを許可しますか?」と聞かれたら承認しましょう。

Windowsでドライバが自動認識されない場合は、OEMサイトからUSBドライバを入手してください。

MacではHomebrewで brew install android-platform-tools とすると簡単に導入できます。

②USBケーブルで端末をつなぎターミナルを開く

まずは端末とPCをUSBケーブルでつなぎUSBデバッグをONにしておきます。端末の設定から「開発者向けオプション」を開き、「USBデバッグ」にチェックを入れてください。

次にPC側でターミナル(Windowsならコマンドプロンプト、macOSやLinuxならターミナル)を起動します。

ターミナルにadb devicesと入力してEnterを押します。端末のシリアル番号がリストに表示されれば接続成功です。

デバイスが表示されない場合はケーブルを変えたり、端末側のポップアップで「このPCを許可」をタップしてみてください。

③adb shell settings put global wifi_networks_priority 0を打つ

USBデバッグを許可した端末をPCに接続してからコマンドを打つと、WiFiの優先順位が一気にリセットされます。

手順
端末をPCに接続

USBケーブルでAndroid端末をPCに接続し、画面に出る「USBデバッグを許可しますか?」にOKをタップしてください。

手順
コマンドを実行

adb shell settings put global wifi_networks_priority 0をターミナルに入力してEnterを押せば完了です。

④adb rebootで再起動して効果をチェックする

手順
adb rebootで再起動して効果をチェック

PCとAndroid端末をUSBケーブルでつないだ状態で、ターミナル(Windowsならコマンドプロンプト)を開いてください。

次に、adb rebootと入力してEnterキーを押します。端末が再起動を始めるまで数秒待ちましょう。

再起動後、端末のクイック設定パネルからWiFi画面を開き、優先順位を変更したネットワークが一番上に表示されているか確認します。自動接続がスムーズに切り替われば成功です。

もし反映されていない場合は、再度ターミナルでadb shell settings get global wifi_networks_care_aboutを実行し、設定値をチェックしてください。数値が期待どおりか見直してから、他の手順に戻って調整を試してみましょう。

優先順位が思いどおりになると広がる楽しい使いみち

優先順位が思いどおりになると広がる楽しい使いみち

優先順位を自在に変えられると、いつものWiFi活用がぐんと楽しくなります。自宅や外出先それぞれにベストな接続をサクッと設定できるので、どんなシーンでもワクワクしながら使えます。

シチュエーション活用例
自宅⇔職場帰宅時に自宅WiFiに自動接続しデータ通信を節約
ゲームプレイ遅延が気になるネットワークを最優先にして快適対戦
動画視聴ストリーミング再生中に途切れにくい回線を優先
来客対応ゲスト用SSIDを上位にして切り替えをスムーズに

こうした場面ごとの優先設定をマスターすると、ネット環境がまるで自分専用の魔法のように変わります。お気に入りのアプリやサービスを思いどおりの回線で楽しみましょう。

職場と自宅を自動で切り替えて通信量を節約

職場と自宅を自動で切り替えて通信量を節約

職場と自宅のWiFi情報を登録しておくと、到着した場所に応じて自動でWiFiを切り替えつつモバイルデータをオフにできます。これなら手動操作を忘れても勝手に良い回線につながるので、外出先での通信量をグッと節約できます。プログラマー仲間からはAndroid標準のルーチン機能や「Tasker」アプリを活用する方法が好評です。

特に同じ通勤経路を使っている場合や決まった時間に職場と自宅を行き来する方にはぴったりです。朝に職場に着いたら自動で職場WiFiに接続、退社後に自宅に戻ったら自宅WiFiに切り替わるので、余計なギガ消費を気にしなくてすみます。

SSID名は大文字小文字まで正確に入力すると失敗しにくくなります。プログラマー的には正規表現でマッチング設定を組むと、ちょっとした表記ゆれにも強くなるのでおすすめです。

設定アプリでモバイルデータセーバーをオンにする

手順
設定アプリを開く

ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップして開きます。

手順
「ネットワークとインターネット」を選ぶ

設定の中から「ネットワークとインターネット」を探してタップします。項目が多い場合は画面をスクロールしてください。

手順
データセーバーをオンに切り替える

「データセーバー」をタップし、画面上部のスイッチをタップして有効にします。オンになると背景通信が抑えられます。

データセーバーを使うと一部アプリがバックグラウンドで更新されにくくなるので、チャットやメール通知を大切にしたいときはアプリごとに許可を設定しておくと安心です。

WiFi自動切り替えが動くか試しに通勤して確認する

設定を終えたらスマホをポケットに入れたままいつもの通勤ルートを歩いたり乗り物に乗ったりしてみてください。

移動中は画面をスリープにしたままで大丈夫です。近くに優先順位が高いWiFiがあるときに自動的に接続が切り替わったか、ステータスバーのWiFiアイコンや接続中のSSID表示で確認します。

職場に到着したら設定>ネットワークとインターネット>WiFiを開き、接続中のSSIDがオフィスのネットワークになっていれば成功です。

カフェの混雑回線を避けてテザリングへ即移行

カフェの混雑回線を避けてテザリングへ即移行

カフェのWiFiが急に重くなってイライラした経験、ありますよね。特に動画を見たりリモート会議をしたりする時に、回線がプツプツ切れると作業が進まなくて困ります。

そんな時はスマホのテザリングにサクッと切り替えるとスムーズにストレスフリーな通信に戻れます。外出先でも安定した回線を確保できるのはプログラマーにとって強い味方です。

  1. 安定感アップ:自分のスマホ回線なので混雑の影響を受けにくい。
  2. セキュリティ面で安心:公共WiFiより安全にデータ送受信ができる。
  3. 即切り替え:設定をオンにするだけでサクッと接続先チェンジ。

設定アプリでモバイルホットスポットをスタンバイにする

手順
設定アプリを開く

ホーム画面またはアプリ一覧から設定アプリ(歯車アイコン)をタップします。

手順
ネットワークとインターネットを選ぶ

設定の一覧からネットワークとインターネットを探してタップします。

手順
ホットスポットとテザリングをタップ

続けてホットスポットとテザリングを選び、Wi-Fiホットスポット設定を開きます。

手順
スタンバイ設定を変更する

Wi-Fiホットスポット画面の「アイドル時に停止」の項目をタップし、スタンバイ(待機)に設定します。

補足情報: 端末によっては「Wi-Fiアクセスポイント」という名称で同じ設定を行います。

カフェWiFiの自動接続をオフにして手動で切り替える

手順
設定アプリを開く

スマホの設定アプリをタップしてください。歯車アイコンが目印です。

手順
ネットワークとインターネット→Wi-Fiを選ぶ

「ネットワークとインターネット」をタップしてから「Wi-Fi」をタップしてください。

手順
保存済みネットワークを開く

「保存済みネットワーク」をタップして、一覧からカフェのSSIDを探してください。

手順
自動接続をオフにする

カフェのSSID設定画面で「自動接続」スイッチをオフにしてください。これで端末は見かけても自動では繋がらなくなります。

手順
カフェで手動接続する

カフェに着いたらWi-Fi一覧から該当SSIDをタップして接続してください。

自動接続オフ後は手動接続が必要なので、来店時の操作を忘れないようにしてください。

機種によりSSID長押しかメニューアイコンで「自動接続」項目が表示される場合があります。

スマートホーム機器のネットワークを固定して安定化

スマートホーム機器のネットワークを固定して安定化

スマートホーム機器はちょっとした電波のゆらぎでも反応が鈍くなることがあります。そこで、2.4GHz帯の専用SSIDを用意して機器をまとめて接続し、ルーターのIPアドレス予約(DHCPリース固定)を設定すると、自動で同じアドレスに繋がり続けられるようになります。この方法なら、照明やセンサーがいきなり切断されるストレスがぐっと減り、日常の操作がスムーズに進みます。

ルーター側でIOT用SSIDを分ける

ルーターの管理画面でIOT専用SSIDを用意すると、スマホやパソコンの通信と切り分けられて賢く安定した接続ができます。

手順
管理画面にログインする

パソコンやスマホのブラウザで「192.168.1.1」などルーターのIPアドレスを入力し、管理者アカウントでログインします。

手順
IOT用SSIDを追加する

ワイヤレス設定から「SSID追加」や「ゲストネットワーク」を選び、SSID名に「IOT_デバイス」などわかりやすい名前を入力します。

手順
セキュリティとバンドを設定

暗号化方式をWPA2-PSKにして強力なパスワードを設定し、2.4GHz帯だけを有効にしてIOT機器との相性を高めます。

初期のSSIDやパスワードをそのまま残すと不正アクセスリスクが高まるので必ず変更しましょう。

ゲストネットワーク機能があればVLAN分離も簡単にできるので、よりセキュアに運用したい場合は活用すると安心です。

スマホでIOT用SSIDの自動接続をオフにして手動接続にする

手順
Wi-Fi設定画面を開く

ホーム画面から設定アプリを開き、ネットワークとインターネットWi-Fiをタップして、利用中のSSID一覧を表示します。

手順
IOT用SSIDの自動接続をオフにする

設定したいIOT用SSIDを長押しし、表示されるメニューで自動接続のスイッチを探してオフに切り替えます。

この設定でSSIDは自動でつながらなくなり、手動でタップしたときだけ接続します。

機種によってはメニュー名が「自動再接続」や「自動参加」などと表示される場合があります。

よくある質問

よくある質問
AndroidでWiFiの優先順位を確認するには?

ステータス画面では見えないので、設定→ネットワークとインターネット→WiFi→接続済みネットワークの詳細から見るのが手軽です。コードを読まなくても動く方法なのでおすすめです。

機種やOSバージョンで手順は変わる?

わずかな呼び名の違いはありますが、Android11以降なら「設定→WiFi→詳細設定」あたりに優先順位の操作がまとまっていることが多いです。プログラマー視点で言えば設定画面のXML構造を追うとほぼ同じ位置にあると分かります。

変更してもすぐ反映されないときは?

キャッシュが残っていると次の接続時に優先順が無視されることがあります。設定を切り替えたらWiFiをオフ→オンでリフレッシュするか、一度端末を再起動すると確実です。

電波の弱いネットワークを上位にしても意味ある?

優先順位はあくまで接続候補の並び順です。電波が弱いと自動で他のネットワークやモバイルに切り替わるので、安定利用したいなら中継機の導入やルーターの配置見直しも合わせて検討すると快適です。

設定アプリに自動接続の切替が見当たらないのはなぜ?

Android10以降の標準機能では、自動接続の切り替え項目がユーザー向けの画面から姿を消しています。

というのも、OSアップデートでWiFiの管理をより賢く自動化する仕組み「アダプティブ接続」が導入されたからです。その流れで、個別のオンオフスイッチは開発者向け設定やメーカー独自のカスタマイズ画面に移されたり、そもそも非表示になったりしています。

WiFiPriorityアプリがうまく動かないときはどうすればいい?

WiFiPriorityアプリがうまく動かないときは、まず焦らずに設定周りを見直してみましょう。

手順
オーバーレイ表示の許可を確認

設定→アプリと通知→特別なアプリアクセス→「他のアプリの上に表示」を開き、WiFiPriorityがONになっているか確かめましょう。

手順
バッテリー最適化から除外

設定→バッテリー→バッテリー最適化→WiFiPriorityを「最適化しない」に変更して、バックグラウンドで動き続けられるようにします。

手順
キャッシュとデータのクリア

設定→アプリ→WiFiPriority→ストレージとキャッシュ→「キャッシュを消去」と「ストレージを消去」でリセットしてみましょう。

手順
端末を再起動

すべての設定反映後に端末を再起動すると、システムの見落としがリセットされて動作が安定しやすくなります。

アプリの権限設定がうまく反映されない場合は、一度アンインストールして再インストールするとパーミッションをリセットできます。

Android12以降ではセキュリティが厳しくなっているので、端末のシステム更新も忘れずに確認するといいですよ。

ADBコマンドを間違えて入力したら元に戻せる?

ADBコマンドを入力ミスしてもあわてずに対処できます。実際に手順を書き換えた場合は、同じ設定キーに元の値を上書きしたり、削除コマンドでリセットしたりすることで元に戻せます。

  1. 元の値を上書きする

    adb shell settings put global 設定キー 前の値を使うと、ミス前の値に戻せます。

  2. 設定を初期化する

    adb shell settings delete global 設定キーで不要になった設定を消すと、Androidがデフォルトに戻します。

  3. 事前にバックアップを取る

    adb shell settings list global > global_backup.txtで設定一覧を保存しておけば、値を調べ直せるので安心です。

もし何を入れたか忘れてしまっても、バックアップファイルを開いてキー名と値を確認すれば、正しいコマンドで復旧できます。

優先順位を変えても勝手にモバイルデータになるのはなぜ?

Androidは接続中のWiFi電波が弱いと「このままではストレスになるかも」と判断して、自動でモバイルデータに切り替えようとします。その判断を担うのがスマートネットワーク切り替えWi-Fiアシストです。

そのため、WiFiの優先順位をいくらいじっても、Android側で「電波が弱い!」と判断されるとモバイルへスイッチしてしまいます。

スマホならではのポイント
  • 電波品質の変化を検出すると即モバイルを検討する
  • 機種やキャリア独自の切り替えアルゴリズムが優先されることもある
  • 安定利用を重視するなら切り替え機能のオフを確認しよう

勝手に切り替えを止めたいときは、接続中のWiFiをタップして詳細設定画面へ。そこでスマートネットワーク切り替えWi-FiアシストのスイッチをオフにすればOKです。

まとめ

まとめ

Androidの標準設定だけでは自由にWiFiのつながりやすさをコントロールしにくい場面でも、この記事で紹介した「不要なネットワークをいったん削除して再接続する方法」「開発者向けオプション&ADBコマンドで優先度を直接変更するテクニック」「WiFi優先度を自動制御してくれる専用アプリの活用」といった実践的な手順を試せば、自宅でもカフェでもオフィスでも、思いどおりのネットワークにつながる安心感が手に入ります。

スマホを再起動したあとでも安定して指定のWiFiに接続し続けられるようになるので、大事なオンライン会議や動画視聴も快適そのものです。ぜひこの記事のステップをそのまま実践して、次のネットワーク切り替えストレスから解放されましょう。

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