移動中にAndroidを開き、wifiのマークが点いているのにページが繋がらないと焦った経験はありませんか。
機内モードの切り替えからルーターのチャンネル調整まで、数分で試せる手順を順に踏むだけで通信はすっと安定します。現場で何度も救われた再起動のコツや電波を拾いやすくする置き場所の工夫など、経験に裏打ちされたヒントを集めましたので安心して取り組めます。
さっそく紹介の流れに沿って操作し、自分の端末で通信が復活するか確かめてみてください。安定してつながる喜びを手に入れ、動画も連絡も途切れず楽しめる毎日へ進みましょう。
WiFiが繋がらないときにすぐできる確認と復活ステップ

急にWiFiがつながらなくて困りますよね。忙しい日々の中で手早く解決できたら嬉しいはずです。
ここでは実際に試して効果があったステップをまとめました。まずはこれらを順番にチェックしてみましょう。
- WiFiの再起動:クイック設定からWiFiをオフ→オンに切り替える
- 機内モードの切り替え:一度オンにしてからオフにして無線機能をリセット
- ネットワーク情報のリセット:トラブルのあるSSIDを削除して再接続
- 端末とルーターの再起動:両方を再起動して新たに接続を試みる
- IP設定の確認:詳細設定からDHCPリースを更新するか静的IPを設定
- OSアップデートのチェック:設定から最新のAndroidバージョンを適用
これらのステップを順に行えば、ほとんどのWiFiトラブルはあっという間に解消します。
エンジニア視点のコツとしては、詳細設定のMACアドレスランダマイズをオフにしてみると、特定のルーターとスムーズにつながる場合があります。
スマホの設定を見直す

スマホ側の設定をさっと見直すだけで、途切れていたWiFiがふいに復活することがよくあります。
たとえば、機内モードのオンオフや電源セーバー機能がWiFiのバックグラウンド通信を止めてしまうケースがあります。それに気づかずに「ルーターがおかしいかも」と思い込んでしまうと、余計に手間が増えてしまいます。
設定を見直す方法はすぐにできるうえ、パソコンやルーターに触らずにスマホだけで完結するのがうれしいポイントです。ちょっとした操作でつながりやすさが戻るので、イチバン手軽なトラブル解決の切り札になります。
①通知バーでWiFiをOFFにして10秒後にON
画面上部から指をスワイプして通知バーを表示します。WiFiアイコンをタップし、輪郭だけ残ったオフ状態になるのを確認してください。
オフになった状態を約10秒キープします。プログラマーの経験から、短すぎるとIPアドレス更新が不安定になることがありました。
もう一度WiFiアイコンをタップして有効化します。自動でネットワークを探すあいだは少し待ちましょう。
注意:OFF状態が長すぎると保存済みネットワークから完全に切断される場合があります
②機内モードをON→5秒待ってOFFで通信を再起動
画面上部からクイック設定パネルを引き出し、飛行機アイコンをタップして機内モードをONにしてください。
ON後に約5秒ほど静かに待ち、同じ飛行機アイコンを再度タップしてOFFにします。これだけで通信機能がリセットされます。
③設定アプリで保存済みネットワークを削除して再接続
この方法では一度保存済みの接続情報をクリアして、新しい気持ちでつなぎ直します。トラブルがスッキリ解消することもあるので、落ち着いて進めてみましょう。
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップします。
「ネットワークとインターネット」(または「接続済みのデバイス」)をタップし、Wi-Fiの設定画面に移動します。
Wi-Fiの画面で「保存済みのネットワーク」や「既存のネットワーク」をタップして、一覧を開きます。
トラブルが起きているSSIDを選んで「ネットワークを削除」または「忘れる」をタップします。
Wi-Fiリストに戻り、SSIDを再度タップしてパスワードを入力すると、新しい接続情報でつながります。
④パスワードをもう一度入力して接続テスト
接続に失敗したときはパスワードの入力ミスがいちばん多いです。大文字・小文字や記号を丁寧に確認しながら、もう一度チャレンジしてみましょう。
ホーム画面から設定アプリをタップし、ネットワークとインターネット→Wi-Fiの順に進みます。
接続したいSSIDを長押しして、ネットワークを削除を選びます。キャッシュが残っているとパスワード情報が古いままなので、一度クリアすると安心です。
再度SSIDをタップしたら、パスワード欄をゆっくりタップ。目のアイコンを押して入力文字を確認しながら正確に打ち込んでください。
パスワードを入力し終わったら接続ボタンを押してみましょう。画面上部のWi-Fiアイコンが実線になれば成功です。
パスワードを短時間に何度もミスすると、一時的に接続がブロックされるルーターもあります。回数を数回に絞って、再起動も併用するとリセットされやすいです。
⑤他のWiFiにつないでスマホ側の異常を切り分け
別のWi-Fiにスマホをつないでみることで、スマホ側の問題か回線側の問題かをはっきりさせられます。
近くのカフェや友人の家、スマホのテザリングなどで別のアクセスポイントを探します。
設定アプリのWi-Fi画面で別のSSIDを選んでパスワードを入力し、ブラウザやアプリを使って通信できるか試してみましょう。
別のWi-Fiで問題なくつながれば、元の回線に原因ありです。どちらでもつながらなければスマホ側のWi-Fi機能を疑いましょう。
スマホ側のWi-Fi機能に問題がある場合は、OSアップデートや電源再起動、ネットワーク設定のリセットを試してください。
ルーターをリフレッシュする

ルーターをリフレッシュするとは、一度電源を切って再起動することです。小さな電子機器もずっと動き続けると内部のデータが混み合いやすくなりますが、これでリセットされて軽やかに動いてくれます。
スマホだけでなくパソコンやスマート家電でも接続が不安定なときに特に効果的です。シンプルな操作でネットワークの根本を整えて、サクサクつながる環境に戻しましょう。
①電源プラグを抜いて30秒待って差し直す
ルーターやモデムの背面にある電源ケーブルをしっかり抜いてから30秒ほど待ちます。このあいだ内部のキャッシュがリセットされて、フリーズ気味だった通信が生き返りやすくなります。
30秒が経過したら電源プラグを差し戻し、ランプが通常点灯パターン〈点滅→点灯〉になるのを確認してからAndroid端末のWiFi設定画面で再接続しましょう。
プログラマー目線では、ネットワーク機器は小さな揮発性メモリで動作していることが多いため、電源リセットでトラブルが解消するケースがかなりあります。
②ルーター側の再起動ボタンを長押しで再起動
背面または側面にある小さな再起動ボタンを目で探しておきましょう。
指先や付属のピンでしっかり3秒以上押し続けると、ランプが一度消えて再点灯します。
再起動ボタンが穴型の場合は細いピンが必要になる点に気をつけましょう。
③LEDランプの色が安定するまで待ってから接続
LEDが安定して点灯するまでしっかり待ちましょう。起動直後は青や緑のランプが点滅してネットワークがまだ準備中です。完全に点灯モードになるまでには約30秒かかるので、慌てず待つのがコツです。
点灯が止まってランプの色が変わらない状態になったらAndroidの「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」からSSIDを選んで接続してみましょう。LEDがついていないとAPがまだ受け付け準備を完了していないかもしれません。
LEDの色は機種ごとに意味が異なります。説明書を一度チェックして、2.4GHz用・5GHz用のLED色を把握しておくとさらに迷わず待てます。
④ルーター位置を高い場所へ動かして電波を改善
ルーターを高い場所に動かすと壁や家具のじゃまが減って、電波がぐっと広がります。まずは安定して置ける棚やカウンターを選んでみましょう。
背面の電源スイッチを押すか、コンセントからプラグを抜いて安全にオフにします。
LANケーブルと電源ケーブルをそっと抜いて、移動の準備をします。断線しないようコネクタ部分をつかむと安心です。
窓際や書棚の上など、できるだけ障害物が少ない場所に置きます。水平で安定感のある場所がベストです。
LANケーブルと電源ケーブルを元の通りに接続し、電源スイッチをオン。ランプが落ち着くまで待ちましょう。
ルーターを高所に固定する際は、転倒してケーブルが抜けないようしっかり固定してください。
⑤ファームウェア更新画面で最新バージョンへ更新
設定アプリを開いて「システム」をタップし「システムアップデート」を選びます。端末によっては「端末情報」「ソフトウェア更新」の順に進みます。
Wi-Fi接続が安定していることを確認してから次へ進んでください。
画面に表示された最新バージョン番号を確認し「ダウンロードしてインストール」をタップします。進行状況バーが表示されたら完了まで待ちましょう。
ダウンロード後に自動で再起動が始まります。完了まで端末操作は控えてください。
更新中はバッテリー残量を50%以上に保ち、充電器に接続しておくと安心です。
ネットワーク設定をリセットしてみる

ネットワーク設定をリセットすると、WiFiやモバイルデータの接続情報がまっさらな状態に戻ります。ここでは端末に保存されたネットワークの設定やパスワードがいったん消えてしまいますが、設定の破損やキャッシュの不整合が原因でつながらなかったときに、思いがけず一発で直ることがあります。
他の方法で回復しなかった場合に試してほしい方法で、再度SSIDやパスワードを入力し直す手間はあるものの、設定を根こそぎクリアすることで問題の切り分けがスムーズになります。また、リセット後にDNSキャッシュも同時にクリアされるので、変な名前解決エラーが消えるメリットもあります。
保存済みのWiFiが全て消えるため、再設定が必要になります。
①設定アプリからシステムを選びリセットオプションを開く
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを開きます。画面を下にスクロールしてシステムを選択します。続いてリセットオプションをタップすると、ネットワーク設定のリセットなどの項目が表示されます。
リセットするとWiFiパスワードなどの保存情報が全てクリアされるので注意してください。
②WiFiモバイルBluetoothをリセットをタップ
端末の「設定」に入ると「ネットワーク済み」が出てこないことがあります。そのときは「システム」から探すと見つかりやすいです。
「設定」→「システム」→「詳細設定」→「リセットオプション」と進んでください。その中の「WiFiモバイルBluetoothをリセット」をタップします。
注意:リセットを実行すると保存したWi-Fi情報やBluetoothペアリングが消えます。再接続時にパスワードやPINが必要です。
③内容を確認して設定をリセットを実行
画面に表示されたリセット対象の項目をじっくり読みます。保存済みWiFiやVPN、モバイルデータ設定が含まれていることを確認しましょう。
問題なければ画面下の設定をリセットをタップします。
ロック解除用のPINやパターンを求められたら、普段通り入力してください。
自動で再起動がかかり、WiFi設定がクリアされます。再起動後に接続を試しましょう。
設定をリセットすると保存していたネットワーク情報がすべて消えます。大切なSSIDやパスワードは事前に控えておきましょう。
④スマホを再起動してWiFiパスワードを再登録
スマホを再起動するとOSの小さな不具合がクリアされてWiFi接続のトラブルが解消されることがあります。
電源ボタンを長押しして「再起動」をタップしましょう。これで一時的な動作のゴミがリセットされます。
設定アプリ→WiFiで接続先SSIDをタップして「ネットワークを削除」→再度同じSSIDを選んでパスワードを正確に入力しましょう。
パスワード入力後は目のアイコンをタップして表示してから接続をタップすると誤入力を防げます。
⑤Googleアカウントの自動再設定を許可する
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンをタップして設定アプリを開きます。
設定画面をスクロールしてGoogleを探しタップします。
「デバイス接続」→「Wi-Fi設定の自動再設定」を順番にタップします。
スイッチを右にスライドしてオンに切り替えます。
安全モードで調子をさぐる

安全モードはAndroidを起動したときにあとから入れたアプリをいったんお休みさせる機能です。OSとプリインストールアプリだけで動くので、どれかインストールアプリがWi-Fiをじゃましていないかを手軽に確かめられます。
安全モードでWi-Fiが問題なくつながるなら、新しく入れたアプリのどれかがトラブルのもとです。これなら原因のアプリを見つけてアンインストールや再設定をする判断がしやすくなります。
①電源ボタン長押しで再起動を長押しし安全モードへ
画面が点いた状態で端末の側面にある電源ボタンを3秒ほど押し続けます。電源メニューが現れるまでじっくり待つのがコツです。
表示された「再起動」アイコンをさらに2秒ほど押し続けると「安全モードで再起動しますか?」の確認が出ます。OKをタップすると安全モードで立ち上がります。
②WiFi接続を試して問題アプリの影響を確認
ホーム画面で設定アイコンを開き「アプリと通知」→「すべてのアプリ」を選びます。接続に影響がありそうなアプリをタップし「停止」を押してバックグラウンド処理を終わらせます。
通知パネルを下ろしWiFiアイコンをタップして一度オフにしたあと再度タップでオンにします。アプリ停止後に安定してつながれば、そのアプリが原因の可能性が高いです。
この手順でも問題が解消しないときは、ほかのアプリやシステム設定を見直してみましょう。
③問題が解消したら最近入れたアプリをアンインストール
問題が解消したら、WiFiに影響を与えそうな最近入れたアプリを試しに消してみましょう。
ホーム画面から設定アイコンをタップして、アプリと通知を選んでください。
アプリ一覧から日付順に並べ替え、問題発生前後に追加されたアプリを見つけましょう。
原因になりそうなアプリをタップして、アンインストールを選びます。完了したら再度WiFiにつないで安定するか確認しましょう。
アンインストールできないシステムアプリは、同じ画面で無効化を試しましょう。
④通常モードに戻して接続を確認
画面上端から下にスワイプしてクイック設定パネルを表示します。
「飛行機」アイコンをタップして色がグレーになるまで待ち、機内モードを解除します。
クイック設定の「Wi-Fi」アイコンをタップし、アイコンがカラフルになったら有効状態です。
設定>ネットワークとインターネット>Wi-Fiを開き、前回接続したSSIDをタップして再接続できるか確かめます。
機種によってはクイック設定パネルのデザインが異なるため、設定アプリからの操作も覚えておくと安心です。
WiFiが安定して繋がるようになる快適プチ応用ワザ

ちょっとした工夫でWiFiのゆらぎを減らし、動画もゲームもサクサク遊べるようになります。
項目 | 内容 |
---|---|
DNS設定を変更 | 信頼性の高いGoogle DNS(8.8.8.8/8.8.4.4)などに切り替えて、名前解決の失敗や遅延を減らす。 |
WiFiチャネルを固定 | ルーター管理画面で空きチャネルを指定して、周囲の電波干渉を避ける。 |
省電力設定を見直す | AndroidのWiFi省電力モードをオフにして、スリープ時も接続を継続。 |
ルーターのチャンネルを手動で切り替えて混雑を回避

ルーターは出荷時の設定で自動チャンネルを使っていることが多いですが、周囲に似た設定のネットワークが増えると電波同士がケンカしてしまいます。手動でチャンネルを変えると、近くのWi-Fiとぶつかりにくくなり、速度や安定性がグンとアップします。
- 干渉を減らす:混雑したチャンネルを避けてクリアな空間を確保できます。
- 速度アップ:ノイズが少ない電波を選ぶとパフォーマンスが向上します。
- 安定性向上:接続切れが減り、動画再生やオンライン会議も安心です。
ルーター管理画面にログインして無線設定を開く
ルーターの管理画面に入っていよいよ無線設定をいじります。少し緊張するかもしれませんが、一つずつ進めれば大丈夫です。
- ブラウザを開いてアドレスバーにルーターのIPアドレスを入力:一般的には192.168.1.1や192.168.0.1です。本体底面のシールで確認できます。
- ログイン画面が表示されたらユーザー名とパスワードを入力:初期値はadmin/adminやuser/passwordです。変更済みの場合は設定した情報を使ってください。
- メニューから「無線設定」または「Wi-Fi設定」を選択:機種によっては「ワイヤレス」と表示されることもあります。
2.4GHzと5GHzどちらも空いているチャンネルを選ぶ
スマホにWiFiアナライザー系のアプリを入れて立ち上げます。近くの2.4GHz/5GHz電波を可視化できるので、グラフで空きチャンネルを確認してメモしてください。
ブラウザでルーター設定画面へアクセスし、無線設定の「チャンネル」を先ほどの空きチャネルに変更して保存します。再起動が終わったら接続具合をチェックしましょう。
2.4GHzは1・6・11のチャネル間隔が重なりにくく安定しやすいので、この中から選ぶとさらに効果的です。
設定を保存してスマホで再接続する
ネットワーク設定画面の右上にある保存をタップします。これで新しい情報が端末に登録されます。
保存後は自動的に切断されることがあるので、リストから該当のSSIDを選んで再度タップし、パスワードを入力して接続を試みてください。
公衆WiFiの自動接続をオフにしてセキュリティアップ

たくさんの人が集まるカフェや空港で公衆WiFiに勝手に繋がると、見知らぬネットワークを通じて通信してしまう可能性があります。
そこで自動接続をオフにしておくと、不意なリスクからしっかり守れるようになります。
- 知らないネットワークへの誤接続を防ぐ
- 個人情報の漏えいリスクを減らす
- バッテリーの余分な消耗を抑えられる
設定アプリでネットワークとインターネットを開く
ホーム画面やアプリ一覧から歯車アイコンの設定をタップします。
表示されたメニューからネットワークとインターネットを探してタップします。設定画面の上部に検索バーがあれば「ネットワーク」と入力するとすぐに見つかります。
機種によっては項目名が少し異なる場合があります。見つからないときは上部の検索機能を使ってみてください。
WiFi設定のネットワーク通知をオフにする
接続可能なネットワークが次々に通知されてうっとうしいときは、ネットワーク通知をオフにしてみましょう。
ホーム画面やアプリ一覧から「設定」を選びます。
設定画面の中段あたりにある「ネットワークとインターネット」をタップします。
「Wi-Fi」をタップしたあと、画面右上の歯車アイコンを押して詳細設定を開きます。
「ネットワーク通知」のスイッチをタップしてグレーに切り替えれば完了です。
オフにすると近くのWi-Fi検出通知が表示されなくなるため、新しいネットワークへの接続に気づきにくくなる点に注意してください。
保存済みネットワークから不要な公衆WiFiを削除する
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを起動します。
「ネットワークとインターネット」をタップしてから「Wi-Fi」を選びます。
画面下部の「保存済みネットワーク」をタップして一覧を開きます。
削除したいSSIDを長押しして表示されるメニューから「削除」を選びます。確認ダイアログで「削除」をタップすれば完了です。
保存済みネットワークは定期的に見直しておくと、自動で知らない公衆Wi-Fiに接続されるのを防げます。
開発者オプションでWiFiスリープを防ぐ

開発者オプションを使うと、画面が消えてもWiFi接続が切れにくくなります。バックグラウンドでアプリを動かしたり、音楽ストリーミングを中断させたくない場合にとくに役立ちます。
「スリープ中もWi-Fiを維持」を「常に」に設定すると、画面オフ時もWiFiがスリープモードに入らず、安定した通信が続きます。開発者オプションをオンにしておくと、こうした細かいネットワーク設定を簡単に切り替えられるのがうれしいポイントです。
設定アプリでデバイス情報を連打して開発者オプションを有効にする
設定アプリから簡単に開発者オプションを出現させられます。端末ごとに場所が少し違うので、迷わないようにゆっくり進めていきましょう。
ホーム画面かアプリ一覧から「設定」を開いてください。
設定を下にスクロールして「システム」あるいは「端末情報」を探してください。
「ビルド番号」と書かれた項目を7回ほど連続でタップしてください。
PINやパターンの入力画面が出たらロック解除用の認証情報を入れてください。「開発者向けオプションが有効になりました」と表示されたら成功です。
開発者オプションは高度な設定が並んでいます。何も触っていない状態のまま使い始めることをおすすめします。
開発者オプションでWiFi強制モードをONにする
開発者設定にあるWi-Fiをスリープ時にONにするを有効にすると、画面が消えたあとでもWi-Fi接続が切れにくくなります。IoT機器を常時監視したいときや、リモートデバッグで切断を防ぎたいときに便利です。
設定→システム→端末情報→ビルド番号を7回タップします。「開発者向けオプションが利用可能になりました」と表示されればOKです。
設定→システム→詳細設定→開発者向けオプション→ネットワーク→Wi-Fiスリープポリシー→「常に接続を維持」を選びます。
開発者向けオプションの設定を変更すると端末が予期せず動く場合があるので、変更前にどの設定を触ったかメモを残しておくと安心です。
スリープ時も接続を維持するか確認する
ホーム画面やアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリを見つけてタップします。
「ネットワークとインターネット」または「接続済みデバイス」を選び、次に「Wi-Fi」をタップします。
接続中のSSID横の歯車マークや「詳細設定」をタップして、隠れているオプションを展開します。
「スリープ時にもWi-Fiを維持」や「Wi-Fiスリープポリシー」を探して「常に接続」を選びます。
機種によっては設定メニューの名称や配置が異なる場合があります。見つからないときは画面上部の検索欄を使うと便利です。
定期的にDNSを変えて読み込みをサクサクにする

ウェブページの読み込みがもたついて、動画の再生が途中で止まることにイラッとする場面ありませんか。そんなときはルーターや携帯キャリアのDNSサーバーを別のものに切り替えてみると、ページ表示がキビキビ動いてくれることがあります。
おすすめは応答速度が速いGoogle DNSやCloudflare DNSです。普段から定期的に変更する癖をつけておくと、快適なネット接続をキープしやすくなります。
ネットワークとインターネットで詳細設定を開く
まずホーム画面を上へスワイプするか、通知パネルを下に二度引き下げて歯車アイコンをタップします。設定アプリが開いたらリストからネットワークとインターネットを探してタップしてください。機種によっては「Wi-Fiとインターネット」と表示される場合があります。
表示された画面ではWi-Fiやモバイルデータなどの項目が並んでいます。ここでWi-Fiの横にある歯車アイコンをタップすると、さらに詳しい接続情報やオプション画面が開きます。
プライベートDNSを選びカスタムプロバイダ名を入力
設定アプリのネットワークとインターネットを開き、プライベートDNSをタップします。プライベートDNS設定をカスタムに切り替え、以下のような信頼できるプロバイダ名を入力します。例として「dns.adguard.com」や「one.one.one.one」があります。入力後、保存ボタンを押して完了です。
速度を測定して最適なDNSを選び直す
名前解決の応答時間が速いDNSを使うと、ウェブサイトの読み込みが軽やかになります。
GooglePlayで「DNS Speed Test」などの評価が高いアプリをインストールします。
アプリを開いてテストを実行し、応答時間が一番短いDNSサーバーをメモします。
端末の設定>ネットワークとインターネット>詳細設定>プライベートDNSを「カスタム」にして、先ほどメモしたドメイン(例: 1dot1dot1dot1.cloudflare-dns.com)を入力します。
設定を保存してWiFiを一旦オフにし、再度オンにして接続を確認します。
再度アプリで速度測定を行い、応答時間が改善されていれば完了です。
プライベートDNSを設定できないAndroid 8以下の場合は、WiFiの詳細でIP設定を「静的」にし、DNS1とDNS2にメモしたIPアドレスを入力してください。
よくある質問

- パスワードが合っているはずなのに接続に失敗します
-
無線LANルーターとの認証情報が古くなっている可能性があります。「このネットワークを削除」してから再度SSIDを選び直しパスワードを入力すると接続しやすくなります。開発者オプションでログを有効にしておくとトラブルの原因が探りやすくなるので便利ですよ。
- 接続はできてもすぐ通信が途切れてしまいます
-
省電力設定でWiFiがスリープ状態になると通信が切れやすくなります。設定>WiFi>詳細設定から「スリープ中もWiFiを有効にする」を選ぶと安定感が増します。プログラマー的にはPing結果を監視して安定度を確認すると安心です。
- 会社や学校のセキュリティ強化されたWiFiに接続できません
-
EAP認証や証明書の指定が必要な場合があります。管理者から渡された証明書ファイルを端末に保存して、WiFi設定時に「CA証明書を選択」してあげると接続できるようになります。社内ネットワークは細かな設定が多いので、一度マニュアルを確認するのがおすすめです。
WiFiアイコンは出ているのにネットが使えないのはなぜ?
WiFiアイコンが表示しているのにネットが使えないとガッカリしますよね。でも慌てずに、まずはどんなトラブルが隠れているか押さえておくと後の対処がスムーズになります。
- ルーターのインターネット接続断:モデムの不具合や回線工事中で外部とつながっていない場合があります。
- 認証画面の未承認:カフェやホテルの無料WiFiでは、ログイン画面を開いて承認しないと通信できません。
- IPアドレスの競合:同じアドレスがほかの端末と重複すると通信が止まることがあります。
- DNS設定のズレ:名前解決ができず、サイトにアクセスできないケースがあります。
これらのポイントを確認してから修正すれば、WiFiは見えているのにネットが使えない状態からすぐに復活できます。
モバイルデータに自動で切り替わる設定はどこ?
Wi-Fiの電波が弱くなったときにスマホが勝手にモバイルデータに乗り換えてくれる設定は、設定アプリの「ネットワークとインターネット」>「Wi-Fi」>画面右上の︙から「詳細設定」を開くと見つかります。この機能をオンにしておくと、大事なメールやチャットが途切れにくくなるのがうれしいポイントです。
5GHzだけ繋がらないときのコツは?
5GHz帯だけ繋がらないときは電波が届きにくい特徴が原因になりやすいので、まずはルーターとの距離を短くして障害物を減らしてみましょう。
それでも改善しない場合は、ルーターの管理画面で5GHz専用のSSIDに接続し直し、チャンネル設定を自動から空いているチャンネルへ手動変更すると安定度がぐっと上がります。
ルーターのパスワードを忘れたときはどうする?
ルーターの管理画面にアクセスしようとしたらパスワードが思い出せずに立ち往生することがあります。でも慌てないで大丈夫です。
まずはルーター本体の裏側に貼られているシールをチェックしましょう。初期設定のパスワードが記載されている場合が多いです。それでもわからないときは、ルーター本体のリセットボタンを10秒ほど長押しして設定を初期化します。リセット後はデフォルトのログイン情報で再度管理画面に入れます。
リセットで不安がある場合は、契約しているプロバイダーやルーターのメーカーサポートに問い合わせる手もあります。サポート側でリモートから初期化を手伝ってくれることもあるので、手間を減らせます。
管理画面へ再設定する際は、WiFiではなく有線LANケーブルで接続すると通信が安定し、設定変更が中断される心配が減るのでおすすめです。
まとめ

AndroidでWiFiにつながらないときは、端末の再起動やWiFiのON/OFF、ネットワーク設定の再登録を順番に試すことで大抵は解決します。
それでもつながらないときは、DNSを書き換えたり、ルーターのチャンネルを変えたり、IPアドレスを固定してみると効果的です。ここまでやれば、プログラマー視点でのひと工夫が活きてきます。
どのステップも画面操作はシンプルなので怖がらずにトライしてみてください。これでまたサクサク快適なネット環境が戻ってきます。