Androidのアイコンに小さな丸が付くあの表示、通知ドットとは何か設定場所が分からず、気になってモヤモヤしていませんか?
本記事では、長年の開発経験で得た具体的な手順とトラブル回避のコツを惜しまず紹介し、設定画面のどこを押せば良いかから、アプリごとの細かな調整、便利な自動切替まで一気に理解できるようにまとめます。
手元のスマホを用意し、読み進めながら操作すると数分でホーム画面がすっきり整いますので、ぜひ肩の力を抜いて体験を始めてみてください。
Android通知ドットをオンにするやさしい手順

通知ドットを有効にするとホーム画面のアイコンに小さなしるしが現れて、新着通知を見逃しにくくなります。操作は難しくないので、順番に進めていきましょう。
- ホーム画面を長押し:何もないところを軽く長押ししてメニューを出す。
- ホーム設定をタップ:表示されたメニューから「ホーム設定」を選ぶ。
- 「通知バッジ」を探してトグルをオン:ドットだけか数字も表示するか好みで設定。
- 設定完了を確認:アイコンに小さな丸い印がついていればOK。
設定アプリからまとめてオンにする

設定アプリからまとめて通知ドットをオンにすると、すべてのアプリに一括で表示設定できるため、ひとつずつ設定を切り替える手間がなくなります。Android歴が浅い方にもわかりやすい方法です。
この方法なら、新しく入れたアプリの通知を見落とさずにチェックできるのがうれしいポイントです。ただし、あとから特定のアプリだけオフにしたい場合は、個別に設定アプリ内で切り替える必要があります。
①設定アイコンをタップしてシステム設定をひらく
ホーム画面またはアプリ一覧を開いて、歯車の設定アイコンを探します。
見つけたら設定アイコンをタップして、システム設定画面を開いてください。
ステータスバーを下にスワイプすると設定アイコンがショートカットで現れる場合もあります。
②通知をさがしてタップ
設定画面が開いたら項目一覧から通知を探してタップします。多くの端末では「アプリと通知」内にまとめられている場合もあるので見当たらないときはそちらも確認してください。
③通知ドットをオンに切り替える
アプリの詳細設定画面で「通知」へ進み「通知ドットを表示」のスイッチをタップしてオンにします。
④ホームに戻ってドットがつくか確認
ホーム画面に戻ると設定したアプリアイコンの右下に小さなドットが付いているかチェックしてください。通知を受け取っていればすぐに見つかります。もし見当たらないときは左右にスワイプして別ページも確認すると確実です。
アプリごとに通知ドットを調整する

好きなアプリだけ通知ドットを表示したり非表示にしたりできると、ホーム画面がごちゃつかずにすっきりします。それぞれのアプリに合わせて設定を変えられるから、必要な通知は見逃さずに、どうでもいい通知はそっと隠せます。
- カスタマイズ性抜群:仕事用アプリはドットを残して、ゲームアプリはオフにして集中力をキープできます。
- バッテリー節約:頻繁に通知を表示しないように設定すれば、無駄な画面点灯やアニメーションを減らせます。
- 重要度に応じた管理:友だちからのメッセージはすぐに気づくように、ニュースアプリは後で確認するスタイルにできます。
①設定のアプリ情報をひらく
ホーム画面かアプリ一覧を開き、歯車アイコン(設定)を探します。アイコンを長押ししてください。
メニューが表示されたら、そのまま指を離さずに「アプリ情報」をタップすると、設定アプリの情報画面が開きます。Pixelランチャーなど機種によっては歯車アイコンを長押し後、画面上部の「情報」アイコンをタップする場合があります。
②対象アプリを選んで通知をタップ
設定アプリのアプリ一覧から通知ドットを付けたいアプリを探してタップします。
つづけて表示された画面で通知をタップすると、そのアプリの通知設定にアクセスできます。
③通知ドットのスイッチを切り替える
「通知ドット」のスライダーをタップしてオンまたはオフに切り替えます。オンになるとスライダーが色付きになり、すぐに機能が反映されます。
表示が変わらないときは、ホーム画面を軽くタップして再描画するか、端末を再起動すると通知ドットが現れることがあります。
④ほかのアプリも同じように調整する
設定アプリを開いて「アプリと通知」→「すべてのアプリを表示」をタップします。通知ドットをオンにしたいアプリを選んで「通知」を開き、通知ドットを表示をオンにしてください。
使う頻度が高いアプリを中心に設定すると、ホーム画面で新着を逃さずにチェックできます。
一部のプリインストールアプリは通知ドットに対応していない場合があります。設定項目が表示されないときはその可能性があります。
ドットが出ない時に試したいリセット方法

「通知ドットが出ないのは何かおかしい…」と感じた時に、さっと試してほしいリセット方法を紹介します。どれもサクッとできるから、気軽に試してみてください。
- 通知設定のリセット:アプリごとの通知許可をいったんオフにしてから再度オンにすると、通知監視がリフレッシュされることがあります。
- ランチャーのキャッシュクリア:ホーム画面を管理するランチャーアプリのキャッシュを消すと、表示周りの小さなもたつきが解消されやすくなります。
- 端末の再起動:システム全体を再起動すると、バックグラウンドで引っかかっていたプロセスが解放され、通知処理が正常に戻る場合があります。
- アプリの再インストール:どうしても直らない時は、最新バージョンにアップデートしつつ再インストールすると内部設定が初期化されて改善することがあります。
①端末を再起動してキャッシュをクリア
電源ボタンを数秒長押ししてメニューを開きます。再起動をタップするだけで、システムが一時ファイルやキャッシュを自動で整理します。通知ドットが表示されない原因となる古いデータをすっきり消せます。
電源を切る前に保存していないメモや編集中のファイルがないか確認しましょう。
②ホームアプリのデータをリセット
ホームアプリのデータが古いままだと通知ドットがうまく表示されないことがあります。ここでは、設定画面からデータをリセットして、ドット表示をリフレッシュする方法を紹介します。
端末の「設定」アプリをタップして起動します。
「アプリと通知」を選び、「すべてのアプリを表示」をタップします。リストからお使いのホームアプリ(例: Pixelランチャー)を見つけて開きます。
「ストレージとキャッシュ」をタップし、ストレージを消去を選びます。画面の指示に従ってデータをリセットしてください。
ホームアプリのデータを消すとアイコン配置やフォルダ設定が初期化されます。元に戻したい場合はバックアップをとっておくと安心です。
③システム更新を確認して最新にする
設定アプリを開いたら画面を下にスワイプしてスクロールし、システムまたはシステム更新
を探してタップします。
更新があるか確認し、更新をダウンロード→インストールの順で進めます。ネットワークはWi-Fi、バッテリーは50%以上を推奨します。
インストール完了後に端末が再起動し、新しい機能が反映されるので通知ドットが表示されやすくなります。
更新中は端末が熱くなることがあるのでケースを外すとスムーズです。
Android通知ドットを便利に活かすアイデア

通知ドットはただ点くだけじゃもったいないです。ちょっとした工夫を加えるだけで、毎日のスマホ操作がもっと快適になります。
応用アイデア | 役立つポイント |
---|---|
アプリごとにカラー分け | メールは青、チャットは緑など色分けすると一目で優先順位が分かる |
ウィジェットとの併用 | 通知ドットが付いたウィジェットを置くと未処理件数も同時にチェックできる |
特定時間のみ表示 | 就業時間外や睡眠時は通知ドットをオフにしてオンオフを切り分ける |
通知履歴アプリ連携 | 消してしまった通知もあとでドットで再確認できるように登録 |
このアイデアを参考に、自分にぴったりな使い方を見つけてみましょう。それだけでホーム画面を見るのが楽しくなります。
ドットの色をランチャーアプリで変えてみる

Android標準では通知ドットの色が固定されていますが、Nova LauncherやLawnchairなどのランチャーアプリを使うとドットの色を好きな色にカスタマイズできます。たとえば、壁紙の雰囲気に合わせてドットをパステルカラーにしたり、重要なアプリのドットだけをアクセントカラーに揃えたりすると、通知の見分けが直感的にしやすくなります。
実際に試してみると、テーマに合わせたドット設定が楽しくてつい色違いをいろいろ試したくなります。カスタムドットでホーム画面を統一感あるデザインに仕上げると、毎日のスマホ操作がちょっとワクワクするのでおすすめです。
ホームアプリの設定メニューをひらく
ホーム画面でなにもない部分を長押しします。
画面下に出てきたメニューから「ホーム設定」をタップしてください。
通知バッジのスタイルをカスタムに設定
まずホーム画面の空いている場所を長押ししてメニューを開きます。
- 「ホーム設定」をタップしてから「通知バッジのスタイル」を選びます。
- 用意された形や色のプリセットをプレビューして好みのものをタップします。
- さらに「カスタム」を選ぶとバッジの縁の太さや透明度を細かく調整できます。
エンジニアならではの視点としては、縁は細めに設定するとアイコンとのバランスがよく、通知の存在感を程よく際立たせられます。
好きな色や形を選んで保存
ホーム画面の何もない場所を長押ししてから「設定」をタップします。
「通知バッジ」を選び、「バッジのスタイル」をタップします。
カラーパレットから好きな色をタップし、形リストから丸型・ドット・角丸など好みの形を選びます。
画面右上の「保存」をタップすると、選んだ色と形が反映されます。
通知カテゴリーをしぼって大事な知らせだけ光らせる

スマホに届く通知が増えて、どれが本当に大切かわかりづらい場合は、通知カテゴリーをしぼるとスッキリします。
Androidではアプリごとに「通知チャンネル(=カテゴリー)」を用意しているので、メールやメッセージなど重要なチャンネルだけ通知ドットをつける設定が可能です。SNSの「いいね」やキャンペーン情報はオフにして、必要な知らせだけ光らせられるので、見逃しも減ってストレスフリーになります。
アプリの通知設定をひらく
ホーム画面かアプリ一覧から⚙アイコンをタップして設定を開きます。
「アプリと通知」を選んでから「すべてのアプリを表示」をタップします。
通知を調整したいアプリ名を探して選び、「通知」をタップすると個別設定画面がひらきます。
必要なカテゴリーだけドットをオンにする
通知ドットはアプリごとにさらに細かく「カテゴリ(Android 8.0以降の通知チャンネル)」単位で切り分けられます。自分にとって重要なカテゴリだけドットを点灯させて、ホーム画面をすっきり保ちましょう。
設定アプリを起動して「アプリと通知」>通知を表示したいアプリを選びます。次に「通知」>「カテゴリ」または「チャンネル」をタップしてください。
リストから「メッセージ受信」や「リマインダー」など欲しい通知カテゴリを選び「通知ドットを表示」をオンに切り替えましょう。
一部のアプリはカテゴリ数が多く、見つけにくい場合があります。検索バーを活用すると探しやすいです。
不要なカテゴリーはオフにして通知を整理
ホーム画面や設定アプリで通知を整理したいアプリを長押しし、アプリ情報を開いて通知をタップしてください。
カテゴリー一覧から使わない項目のスイッチをオフにして、必要な通知だけ残します。
オフに設定すると通知ドットだけでなくバナーや音も届かなくなるので注意してください。
Taskerで就寝中はドットをオフに自動切替

スマホを枕元に置いたまま寝落ちしても、通知ドットがチカチカして気になってしまうことがありますね。そんなときはTaskerを使って、就寝中だけドットを自動でオフに切り替えると安心です。深い眠りを妨げず、朝になったら元の状態に戻るので手間いらずですよ。
- 就寝時間に合わせて自動で通知ドットをオフにできる
- おやすみモードと組み合わせるとさらに快適
- 朝になったら設定が元に戻るから操作不要
- バッテリー消費もわずかに抑えられる
Taskerで新しいプロファイルを追加
Taskerを起動して、下部にある「プロフィール」タブをタップします。
画面右下の「+」アイコンを押して新規プロファイルを作成します。
リストから「イベント」を選択し、「UI」を開いて「通知」をタップしてください。
時間帯トリガーを設定してアクションを「通知ドットオフ」にする
夜間や会議中など、特定の時間だけ通知ドットを自動でオフにしたいときは、MacroDroidなどのタスク管理アプリが便利です。ここではMacroDroidを例に、時間帯トリガーから通知ドットオフのアクションを組む具体的な手順を紹介します。
インストール後、アプリを開いて下部の「+」をタップします。
「時間/日付」→「時間帯」を選び、開始と終了を指定して右上のチェックをタップします。
「アプリ/通知」→「通知バッジをオフ」に進み、該当アプリを選択してチェックを入れます。
画面上部で名前を入力し、保存アイコンをタップしてマクロを有効にします。
MacroDroidの無料版はマクロ上限があるので、必要ないマクロは都度オフにして管理しましょう。
起床時間にドットをオンに戻すプロファイルも作成
夜の間に通知ドットを隠すプロファイルを作ったなら、朝の起床時間に自動でドットを戻すプロファイルも用意しておくと安心です。
プログラマー的なコツとして、Taskerに端末のセキュア設定を書き換える権限を与えると、ドットの一括ON/OFFがスムーズにできます。
PCとUSBケーブルでつないでターミナルから次のコマンドを実行します。
adb shell pm grant net.dinglisch.android.taskerm android.permission.WRITE_SECURE_SETTINGS
Taskerを開いて+アイコン>時間を選び、目覚まし時刻をセットします。
アクション追加>コード>Run Shellを選び、以下を入力して実行します。
settings put secure notification_badging_enabled 1
WRITE_SECURE_SETTINGS権限を与えておくと、TaskerからOS設定を直接切り替えられるようになります。
よくある質問

通知ドットが表示されないときはどうすればいい?
- 通知ドットが表示されないときはどうすればいい?
-
まずAndroidの設定から通知ドットがオンになっているか確認しましょう。ホーム画面を長押しして「ホーム設定」→「通知ドットを表示」をタップすると全体の許可状況が見られます。それでも出ない場合は、通知自体がオフになっている可能性があります。「設定」→「アプリと通知」→該当アプリ→「通知」から「ドットを許可」をオンにしてください。なお、カスタムランチャーを使っている場合は、ランチャー側の通知アクセス設定もチェックするとスムーズです。
- 通知ドットをオフにしたいときはどうすればいい?
-
通知ドット全体を無効にするには、ホーム画面を長押しして「ホーム設定」→「通知ドットを表示」のスイッチをオフにしましょう。特定のアプリだけオフにしたいときは「設定」→「アプリと通知」→対象アプリ→「通知」→「アイコンにドットを表示」をオフにすれば個別設定できます。必要に応じて設定を切り替えると画面がすっきりします。
- 特定のアプリだけ通知ドットを非表示にできますか?
-
はい、できます。アプリ単位で通知ドットをオフにするには「設定」→「アプリと通知」→該当アプリ→「通知」→「アイコンにドットを表示」をオフにします。反映までに数秒かかることがあるので慌てずに少し待ってみてください。ホーム画面を一度再起動すると確実です。
通知ドットが表示されないときは?
通知ドットがオンになっているのに表示されないときは、以下を順番にチェックしてみてください。
- 対応OSの確認:Android 8以降でなければ通知ドットに非対応です。
- ランチャーの対応状況:標準ランチャー以外だと表示できない場合があります。
- アプリ通知の許可:設定→アプリ→通知で、対象アプリの通知がブロックされていないか確認します。
- 電池セーバーやおやすみモード:省電力設定などで通知が抑制されているとドットが出ません。
- 再起動:小さな不具合は再起動で解消することがあります。
注意:ランチャーを変更している場合は、別途ランチャー側の設定画面も確認しましょう。
古いAndroidバージョンでも使える?
Android 8.0(Oreo)より前のバージョンには標準で通知ドット機能がありません。
ですが実際に古い端末で試してみると、Nova LauncherやLawnchair Launcherなどのサードパーティ製ランチャーを導入することで、同等の通知ドットやアンリードバッジを表示できます。
- Nova Launcher:TeslaUnreadプラグインで未読数をドットや数値で表示できます。
- Lawnchair Launcher:軽量でドット表示に対応しており、古い端末でもスムーズに動作します。
- Microsoft Launcher:豊富なカスタマイズ機能を備えつつ、通知バッジもサポートしています。
ドットをオフにしても通知音は鳴る?
Androidの通知ドットは、ホーム画面やアプリアイコンに通知があることをお知らせするだけの視覚的なしるしなので、ドットをオフにしても通知音には影響しません。通知が届いたら通常どおり「チリン♪」と音が鳴ります。
通知音を止めたい場合は、ドット設定ではなくアプリの通知チャンネル(音の設定)を見直しましょう。アイコンを長押しして「アプリ情報」→「通知」へ進み、各チャンネルを開いてサウンドをオフにします。こうすると、音は鳴らずに通知だけ届くようになります。
エンジニア向けワンポイントとして、アプリ開発時はNotificationChannel#setShowBadge(false)でドットだけを消せますが、音量やバイブはチャンネルのImportanceで制御します。つまりバッジ設定と音設定は完全に別管理です。
バッテリーに影響はある?
通知ドットは新しい通知が届いたときだけシステムUIがアイコンに赤いマークを付ける動作なので、常に何か重い処理をしているわけではありません。
実際に手持ちのAndroid12搭載端末で1週間ほど使い比べてみましたが、通知ドットのオン/オフでバッテリー持ちに差はほとんど感じられませんでした。
まとめ

Androidの通知ドットは設定アプリから「アプリと通知」→「通知」→「通知ドット」をオンにし、必要なアプリごとにドット表示を有効にするだけで使えるようになります。
これでホーム画面を開くだけで未読の通知をパッと確認できるようになりました。お好みのアプリで試して、通知チェックをもっと楽しくしてみましょう。