Androidを使っているのにアプリアイコンの通知バッジが急に表示されないと困っていませんか?
ここでは長年の開発現場で培ったトラブル解消のコツを丁寧にまとめました。設定画面の見落としがちな項目からホームアプリ固有の癖、キャッシュの扱いまで手順を省かず示すため、初めての方でも迷わず復旧できるはずです。
今すぐスマートフォンを手に取り、紹介する手順を順番に試してみましょう。通知が再び届く安心感を取り戻し、快適な毎日へ踏み出してください。
Androidで通知バッジが表示されないときのやさしい直し方

Androidで通知バッジが表示されないときは、設定のちょっとした見落としやキャッシュの不具合が原因になっていることが多いです。慌てずに順番どおり確認していくと、さくっと解決できますよ。
- システム設定で通知バッジをオンにする:設定→「通知」→「通知バッジ」をタップして機能を有効にします。
- ランチャーアプリのバッジ設定を確認する:PixelやOne UIなど搭載ランチャーで独自の通知バッジ設定をオフにしていないかチェックしましょう。
- アプリごとの通知チャンネルを見直す:設定→「アプリ」→該当アプリ→「通知」で表示バッジ対象の通知チャンネルが有効か確かめます。
- キャッシュをクリアして端末を再起動:設定→「ストレージ」→「キャッシュデータを削除」で一度クリアしてから再起動してみてください。
以上のポイントを順に試すだけで、大抵の通知バッジトラブルはさくっと直ります。どの手順もサクサク進められるので、気軽にチャレンジしてみてくださいね。
アプリごとの通知スイッチをオンにしよう

Android 14ではアプリごとに通知スイッチがちゃんと用意されているから、どれか一つがオフになるだけでバッジがピタリと消えちゃうんだ。意識しないうちに設定が変わっていることもあるから、通知を確実に拾うにはアプリ単位での確認が近道だよ。
この方法ならアプリ一覧から気になるものだけチェックすれば手間が少なめ。新しく入れたアプリや普段あまり使わないものの通知切れを防げるので、重要な連絡を見逃さなくなるよ。
①設定アプリを開く
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定を探してタップしてください。端末によっては画面上部を下にスワイプしてクイック設定にある歯車マークを押すとすばやく開けます。
②アプリと通知をタップする
設定画面に並ぶアプリ一覧を下へスルスルとスクロールし、バッジを確認したいアプリ名を見つけてください。アプリ名をタップすると、そのアプリ専用の通知設定画面に移動します。
検索バーが表示される端末なら、上部の検索欄にアプリ名を入力するともっと速く見つかります。
③通知が出ないアプリを選ぶ
次に通知が表示されないアプリを選びましょう。
ホーム画面で歯車アイコンをタップして設定画面を開きます。
「アプリと通知」を選んでアプリ一覧画面に進みます。
一覧から通知が出ないアプリを探してタップします。リストが長いときは検索アイコンを使うと便利です。
④通知を許可に切り替える
設定アプリのアプリ一覧から対象のアプリを選び通知設定画面を開きます。
画面上部にある通知を許可のスイッチをタップしてオンにします。
Android13以上では「通知と操作」→「通知をオン」に切り替えてください。
通知スイッチがグレーアウトして操作できないときは端末管理者の権限設定を確認してください。
システムのバッジ機能を確認しよう

アイコンの通知バッジが出ないとき、まずはAndroid本体の機能がオフになっていないか確認しましょう。OSの設定によっては通知バッジ全体をまとめて管理しているので、ここが無効だとどのアプリもバッジを表示できません。
設定アプリを開き通知
→バッジの表示
をチェックします。ここがオンになっていればアプリ個別の設定に進めますし、オフなら切り替えるだけでサクッと直せます。
①設定アプリで通知を開く
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップします。
設定画面の検索バーに「通知」と入力するとすぐ出てきますが、画面をスクロールして「アプリと通知」を選び、その中の「通知」をタップして進みましょう。
②通知バブルとバッジを選ぶ
アプリのアイコンを長押しして「アプリ情報」を開きます。
「通知」をタップして、バブルやバッジの項目を見つけたらスイッチをオンに切り替えます。
③アプリアイコンのバッジをオンにする
設定アプリを開き「アプリと通知」をタップします。「すべてのアプリを表示」から対象アプリを選び、「通知」を押してください。その中にある「アプリアイコンのバッジ」をオンに切り替えれば完了です。
ホームアプリのバッジ設定を見直そう

通知バッジがアイコンに表示されなくなったら、まずはホームアプリの設定を見直してみましょう。Android13以降では標準ランチャーが通知バッジのオンオフを担っていて、ここがオフだと未読数が消えてしまいます。
ホームアプリのバッジを有効にすると、画面を開かなくても未読の着信やメッセージがひと目でわかるようになります。特にチャットアプリやメールアプリは、通知を見逃さないために欠かせない機能です。
- 標準ランチャーは「設定」→「アプリ」→「ホームアプリ」→「通知バッジ」で簡単に切り替えられる
- Nova Launcherなどではバッジプラグインを追加すると未読数が同期できる
- 別のランチャーを試すと通知バッジの対応状況やデザインを比較できる
①ホーム画面を長押しする
画面上の何もないスペースを優しく長押し。押し込むのではなく、ちょっと待つイメージです。アイコンやウィジェットに重ならない場所を狙うと反応しやすいです。
②設定またはホーム設定をタップする
ホーム画面の何もない部分を長押しすると、画面下部にメニューが出てきます。表示された歯車アイコンの「設定」または「ホーム設定」をタップしてください。
機種によっては「ホーム画面設定」と表示されることがあります。アイコンで判断すると迷いにくいです。
③未読アイコンやドット表示をオンにする
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを開きます。
設定画面上部の検索欄に「バッジ」と入力し、「アプリアイコンバッジ」や「未読アイコン」をタップします。
「未読アイコンを表示」または「通知ドットを表示」をオンに切り替えます。これでアプリアイコンにドットや数字が現れます。
機種やAndroidバージョンによっては「通知バッジ」ではなく「通知ドット」や「アイコンバッジ」と表記される場合があります。
キャッシュとデータをお掃除しよう

アプリのキャッシュとデータのお掃除をすると、ため込んだ一時ファイルがすっきりして、通知バッジの不具合が解消しやすくなります。
アンインストールせずにさくっとお試しできるので、Android初心者さんでも気軽に挑戦できます。通知周りがもやっとしているときは、お掃除でリフレッシュしてあげるイメージです。
データクリアでログイン情報が消えることもあるので、事前にパスワードをメモしておくと安心です。
①設定アプリでストレージを開く
ホーム画面に戻り、アプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップします。そのあと画面を下にスワイプしてストレージと書かれた項目を見つけてタップしてください。
機種によっては「端末ケア」や「デバイスメンテナンス」の中にストレージ表示が収まっている場合があります。
②システムキャッシュを選んで消去する
設定アプリを開き「アプリと通知」をタップします。
右上のメニューアイコンを押して「システムを表示」を選びます。
一覧から「Androidシステム」を選び「ストレージとキャッシュ」を開きます。
「キャッシュを消去」をタップすればシステムキャッシュの削除が完了します。
機種によっては「ストレージ」→「キャッシュデータ」の順番になる場合があります。
③対象アプリのストレージを開きキャッシュを削除する
設定アプリを開き「アプリと通知」から「すべてのアプリを表示」を選びます。リストから通知バッジが出ないアプリをタップして「ストレージとキャッシュ」を押します。
「キャッシュを削除」ボタンをタップすると一瞬でクリアされます。操作後にホーム画面の通知バッジが戻るか確認しましょう。
通知バッジをもっと楽しむちょい足しアイデア

通知バッジは数字だけじゃない楽しみ方がたくさんあります。ちょっと工夫するだけで毎日のスマホ操作がもっとワクワクするので、以下のアイデアを試してみてください。
アイデア | どう役立つか |
---|---|
ランチャーでアイコンをカスタマイズ | 通知バッジの見た目を好みに合わせて変えられるので操作が楽しくなる |
アプリ別に色分け | 色で優先度や種類を区別しやすくなり、重要な通知をすばやくチェックできる |
期間限定テーマ適用 | 祝日やイベントに合わせたデザインで、通知を見るたびに気分が盛り上がる |
大事なアプリだけバッジを活かして集中力アップ

スマホの通知バッジがあちこちに点くと、つい気になって集中が途切れちゃいますよね。でも大事なアプリだけバッジを残せば、必要な知らせは逃さずに、それ以外は気にしないで済むようになります。
- 重要な通知だけが目に入るようになる
- 集中力が途切れにくくなる
- チェックの手間を減らして効率アップ
通知優先度を高にしてバッジを残す
通知バッジがすぐ消えちゃうときは、チャネルの優先度を高くしてあげるとずっと残りやすくなります。
ホーム画面またはアプリ一覧から歯車アイコンをタップして設定アプリを起動します。
設定の中から「アプリと通知」を探してタップします。
一覧からバッジを残したいアプリを選び、「通知」をタップして通知チャネル一覧を表示します。
各チャネルをタップし、「重要度(優先度)」を「高」または「緊急」に設定して保存します。
端末メーカーのカスタムUIではメニュー名称が少し変わることがあります。
不要アプリは通知そのものをオフにする
設定アプリを開いてアプリと通知を選びます。通知を停止したいアプリをタップして通知設定を開き通知をオフに切り替えます。
通知をオフにするとそのアプリからのすべての通知が届かなくなります。本当に不要なアプリだけにしましょう。
通知チャンネルで音とバッジを分けて静かに気づく

Android13以降では通知チャンネルを使うと、アプリごとに音とバッジを別々にコントロールできます。会議中や寝る前にサイレントにしたいときも、画面上のバッジだけで確実に気づけるのが嬉しいポイントです。
- サウンドをオフ:アプリ設定の通知チャンネルで「サウンド」をオフにする
- バッジをオン:同じチャネル設定で「アプリアイコンの通知バッジ」をオンにする
もし振動だけ残したいときは、チャンネルの振動設定を有効にするだけでサイレントかつ確実に通知を受け取れます。
アプリ設定で通知チャンネルを開く
アプリの細かい通知項目ごとにバッジ反映の有無を設定できます。
ホーム画面かアプリ一覧から設定アイコンをタップし、「アプリ」または「アプリと通知」を選びます。
一覧から通知バッジを直したいアプリを選び、「通知」をタップします。
「通知チャンネル」もしくは「詳細」をタップし、バッジを表示したいチャンネルのスイッチをオンにします。
機種によっては「アプリ」ではなく「アプリ情報」や「通知管理」の名前になっている場合があります。
音をオフにしてバッジのみオンにする
ホーム画面でアプリのアイコンを長押しして「アプリ情報」をタップします。
「通知」を選ぶと、そのアプリの通知チャネル一覧が表示されます。
各通知チャネルをタップして「サウンド」を「なし」に変更します。
同じ画面で「通知ドットを表示」やバッジを表示をONにします。
機種によって「通知ドット」や「バッジ(ドット)」など呼び方が変わることがあります。
自作アプリで動くバッジ数をハックしてみよう

アプリ側でバッジ数を自由にいじるなら、Android 13(API33)で追加されたNotificationManager#setNotificationBadgeNumberを使う方法がおすすめです。この仕組みを使うとサーバーからの情報を待たずに、ユーザーの操作や内部処理に合わせて瞬時にバッジ数を変更できます。さらに古いOSをサポートするなら、ShortcutBadgerライブラリを併用すると、API23〜32でもほとんどのランチャーで動作するので安心です。
NotificationCompatでsetNumberを使う
通知を作るときに、setNumber
を呼ぶとアイコンバッジに数値を表示できます。
未読メッセージ件数や新着メール数をunreadCountなどの変数に入れて渡すと、バッジの数字が更新されます。
Notification notification=new NotificationCompat.Builder(context,CHANNEL_ID)
.setContentTitle("新着メッセージ")
.setContentText("メッセージがあります")
.setSmallIcon(R.drawable.ic_message)
.setNumber(unreadCount)
.build();
NotificationManagerCompat.from(context).notify(NOTIFY_ID,notification);
Android8以上なら動く機能ですが、ランチャーによっては数字が反映されないことがある点に注意してください。
ショートカットバッジライブラリを導入する
はじめに、通知バッジを手軽に扱えるライブラリをプロジェクトに組み込みます。これで数行のコードでバッジを表示できるようになります。
Android Studioでappモジュールのbuild.gradle
を探して開きます。
dependenciesブロックに以下の一行を追加します。
implementation 'me.leolin:ShortcutBadger:1.1.22@aar'
画面上部に表示されるSync NowをクリックしてGradle同期を完了させます。
よくある質問

- 通知バッジに対応していないアプリはありますか?
-
一部のアプリはそもそも通知バッジ未対応です。例えばゲームや特殊通知だけを出すツール系アプリはバッジ対応が後回しになりがちです。公式に対応状況がわかるときはアプリの設定画面やヘルプでチェックすると安心です。
- ホームアプリを変えると通知バッジが出なくなった
-
ホームアプリによってバッジ対応状況が変わります。PixelランチャーやOne UIランチャーはバッジ対応が手厚い一方、サードパーティ製ランチャーは未対応の場合があります。バッジを使いたいなら純正ランチャーやNova LauncherのPrime版など、対応実績があるものを選ぶと安心です。
- 設定をいじってもバッジが復活しない場合は?
-
通知設定やアプリの再起動だけで直らないときは端末再起動を試すと効果的です。それでもダメなときは一度キャッシュをクリアしてから再起動すると直るケースがあります。どうしても消えたままならホームアプリのアップデート状況も確認してみてください。
- Android 14でも同じ手順で直せますか?
-
はい、Android 14でも大きく変わりません。ただし、メーカー独自の設定画面レイアウトが微妙に変わることがあるので、設定項目の名前や位置が違う場合は検索機能で「通知バッジ」や「アイコンバッジ」と入力するとスムーズに見つかります。
通知バッジとステータスバーのアイコンは違うの?
通知バッジはホーム画面やアプリ一覧に小さな数字やドットで新着数を知らせる機能です。一方ステータスバーのアイコンは画面上部に表示される通知の有無や種類を示すマークになります。
ステータスバーだけで「届いてる!」と安心しても通知バッジの設定がオフだとアイコンに数字が現れません。両者は似ているようで役割が別なので、バッジが出ないときは通知バッジ機能のオンオフを確認してみるといいですよ。
LINEのバッジだけ出ないときはどうする?
LINEだけバッジが出ないときは、Androidのシステム設定とLINEアプリ内の通知設定を両方見直す方法がいちばん効果的です。まず端末の「アプリと通知」からLINEのバッジ表示をオンにして、そのあとLINEのホーム画面→歯車アイコン→「通知設定」でチャットごとの通知カテゴリを順番にチェックしましょう。加えてLINEのキャッシュをクリアして再起動すると、プログラマー目線でも高い確率でバッジが復活します。
Android12でも手順は同じ?
Android12でも通知バッジをオン/オフする流れはほぼ同じです。ただ、設定アプリの見た目がちょっぴりリニューアルされているので、配置が少し変わっているだけです。
- アプリアイコンを長押しして表示されるメニューから「アプリ情報」を選ぶ
- 「通知」をタップするとバッジの切り替えスイッチが見つかる
- 設定→「アプリと通知」→「すべてのアプリ」を開いて同じ手順で操作する方法も使える
実体験から言うと、Pixel標準のAndroid12なら迷わず進めますが、メーカー独自のカスタムUIでは「バッジ」ではなく「新着マーク」「通知マーク」など別の呼び方になっていることがあるので、近い名称を探してみてください。
ホームアプリを変えるとバッジは消える?
ホームアプリ(ランチャー)が通知バッジを管理しているので、新しいランチャーに切り替えるとバッジが表示されなくなることがある。Google純正のPixelランチャーなら標準でバッジ対応、そのほかにもNova Launcherと通知対応プラグインを使えば安心して使える。カスタムランチャーでバッジが消えたら、まずランチャーの対応状況を確認してみてほしい。
まとめ

通知バッジが表示されないときは、まず通知権限やバッジ機能のオンオフ、端末再起動といった基本手順を順番に確認しましょう。
それでも改善しない場合は、メーカーごとの通知設定やセーフモードでの動作チェック、キャッシュクリアなどプログラマー視点の応用テクニックを試してみてください。
この記事でご紹介したステップを一つずつ実践すれば、ほとんどのトラブルはスムーズに解消します。さっそく試して、通知バッジが戻った快適なスマホライフを楽しんでください。