Androidを開いた途端、設定や通知で思わず英語のメッセージが出ると、どう対応すればいいのか戸惑ってしまうことはありませんか?
その迷いを解くために、実体験から得た言語切り替えのコツや日本語に直す手順を端末とアプリ両方の視点でまとめました。操作の流れを順番にたどるだけで、表示が日本語に変わり安心して操作を続けられます。
スマホを手にしてすぐに快適な環境を整えたい方は、まず最初の手順から試し、英語表記のストレスを今日のうちに手放しましょう。
Androidで英語のメッセージを日本語に変える基本ステップ

Androidで英語メッセージが出る理由は主に3つあります。それぞれ試してみてください。
- システム言語の設定を確認:端末全体が英語になっていないかチェックする。
- 言語追加から日本語を優先:日本語をリストの一番上に移動する。
- アプリ個別設定を活用:OS12以降はアプリごとに言語を指定できる。
- 地域設定を見直す:国・地域が英語圏になっていないか確認する。
どのステップも数タップで終わるので、まずはシステム言語から順番に試してみましょう。
端末によっては設定メニューの呼び名や並びが違います。上部の検索バーで「言語」と入力するとスムーズです。
設定アプリで端末全体の言語を日本語に切り替える

設定アプリから端末全体を日本語表示にまとめて切り替える方法です。システムメッセージやシステム対応アプリの文字列も一気に日本語になるので、英語表示に戸惑う場面が一掃されます。この方法なら複数のアプリを個別に設定し直す手間が省けるので、初めてAndroidを触るときにも安心です。
- システム全体の言語が日本語に統一される
- 対応アプリの文字列も自動で切り替わる
- 後から個別設定をし直す必要がなくなる
Android11以降では設定画面へのショートカットをホーム画面に追加できるので、言語設定を頻繁に切り替えるならショートカット活用がおすすめです。
①ホーム画面で設定アプリを開く
ホーム画面に並ぶアプリ一覧を眺めて、歯車マークの設定アイコンを見つけてください。見当たらないときは左右にスワイプしてほかのページもチェックしましょう。
どうしても見つからないときは画面上部を下にスワイプして検索バーを表示し、「設定」と入力すると一瞬で候補に出てきます。
注意点:一部の機種では「システム設定」と表示されることがありますが、歯車マークなら同じアプリです。
②システムまたは追加設定をタップ
設定画面を開いたあと、画面を下までスクロールすると「システム」または「追加設定」が表示されます。
端末によって項目名が異なることがありますが、歯車アイコンの設定画面下部にあるメニューです。
注意:機種によっては「追加設定」がスクロールしないと見えない場合があります。
③言語と入力をタップ
システム設定の一覧から言語と入力を探してタップします。Androidバージョン12以降なら文字が大きくて見つけやすいはずです。
④言語リストで日本語を選び一番上に移動
画面に表示された言語一覧から日本語を長押しします。
押したまま一番上までドラッグして、指を離して配置を確定させてください。
設定画面に戻って日本語が優先されているか確認します。
長いリストではドラッグがずれやすいことがあります。
⑤確認メッセージでOKをタップ
英語表記でもう一度確かめるメッセージが表示されたら、画面下のOKを押します。ここでキャンセルを選ぶと変更が反映されないので気をつけてください。
⑥端末を再起動して反映を確認
電源ボタンを長押しして電源メニューを開きます。
表示された「再起動」をタップして端末を再起動します。
起動後に設定アプリや英語で出ていた箇所を開き、日本語表記になっているか確認します。
Android13以降でアプリごとに日本語を指定する

Android13以降ではシステム言語にかかわらず、好きなアプリだけ日本語表示に切り替えられます。海外製のニュースアプリやゲームでどうしても日本語で操作したいときにぴったりです。
設定はシンプルで、Android標準の「アプリ情報」画面から「言語を選択」へ進むだけ。アプリごとに指定できるので、英語学習用アプリは英語のままにしておいて、ほかのアプリだけ日本語に揃えられるのがうれしいポイントです。
①設定アプリでアプリの言語を開く
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの「設定」を見つけタップします。
設定内で「アプリと通知」または「アプリ」を選択し、一覧から言語を変えたいアプリをタップします。続いて表示される画面で「アプリの言語」を選んで開きましょう。
②対象アプリをタップ
ホーム画面かアプリ一覧から、英語メッセージが表示されるアプリのアイコンを探してタップします。アプリ一覧は画面を上方向にスワイプすると出てきます。
③日本語を選んで戻る
言語選択リストから日本語をタップします。リストが長い場合は指で画面を上下にスライドして探しましょう。
選択後に画面左上の戻るアイコンか端末の戻るボタンを押して、先ほどの設定画面に戻ります。
Google翻訳の画面翻訳で一時的に内容を理解する

英語のポップアップやエラーメッセージをパっと読みたいときは、Google翻訳アプリの画面翻訳が便利です。別アプリにコピー&ペーストしなくても、Androidの上からリアルタイムに文字をキャッチして日本語に直してくれます。
- アプリを切り替えずにそのまま翻訳できるから操作がスムーズ
- 英語のままでは意味がわかりにくい通知やダイアログにも対応
- オフラインパックを入れておけばデータ通信なしでも使える
ただし、手書きフォントや重ね文字はうまく読み取れないことがあります。そんなときはスクリーンショットを保存してから翻訳すると精度が上がります。
①PlayストアでGoogle翻訳を開く
Android端末のロックを解除してホーム画面を表示する。
Playストアのアイコンを見つけてタップする。見つからないときは画面下から上にスワイプするとアプリ一覧が表示される。
検索バーに「Google翻訳」と入力して、公式アプリのアイコンをタップする。
②画面翻訳ライトモードを有効にする
画面上でカンタンに翻訳結果を見られるライトモードは、アプリを切り替えずサクッと外国語をチェックしたいときに役立ちます。
PlayストアからGoogle翻訳アプリを開き、更新ボタンがあればタップして最新版にします。
Androidの設定アプリを開き、アクセシビリティをタップします。
「画面翻訳」の項目を選び、ライトモードのスイッチをタップして有効化します。
ライトモードを長時間使うとバッテリー消費が増えることがあります。必要なときだけONに切り替えてみてください。
③英語の画面で翻訳アイコンをタップ
英語の画面が表示されたら、アドレスバー右側にある地球儀アイコンをタップしてください。
「日本語に翻訳」のメニューが出てきたら選ぶだけで、ページ全体がすぐに日本語に切り替わります。
言語切り替えを覚えたら広がる楽しい応用ワザ

言語切り替えをマスターすると、スマホでの文字入力がグンと楽しくなります。
応用ワザ | 活用シーン |
---|---|
自動言語切り替え | よく使うアプリごとに文字入力言語を自動で切り替える |
クイック設定ショートカット | 通知パネルに切り替えボタンを置いてワンタップ操作 |
翻訳ウィジェット配置 | ホーム画面から選択した単語を即翻訳 |
音声入力の多言語切替 | 話す言語に応じてマイク入力を切り替え |
画面を切り替えたりウィジェットを使ったり、いろいろ試して自分好みのスタイルを見つけてください。
海外ゲームを日本語表示で遊ぶ

Android13以上ならアプリごとに言語を切り替えられる「アプリの言語」機能が役立ちます。海外ゲームを選んで日本語を指定するだけで、対応タイトルならたちまち日本語表示に変わってくれます。
この方法の楽しいところは、特別なアプリや面倒なツールを導入せずに済むことです。設定画面からサッと切り替えられて、日本語化が隠れているゲームなら驚くほど読みやすく遊びやすくなります。
海外ゲーム内の言語設定で日本語を選ぶ
ゲームのホーム画面で歯車アイコンや三本線アイコンを見つけてタップしてください。
メニュー内をスクロールしてLanguageや言語という表示を探しましょう。Japaneseを選ぶと日本語表示に切り替わります。
変更後はOKやApplyを押して設定を確定し、一度アプリを閉じてから再度起動してください。日本語表示で楽しめるようになります。
日本語がないときはアプリの言語で上書きする
多くのアプリは日本語に対応していますが、もしアプリ側の設定に日本語が見当たらないときはAndroid13以降の「アプリごとの言語設定」を活用すると日本語UIに切り替えられます。プログラムを触らずに設定画面だけで済むので安心してください。
ホーム画面やアプリ一覧から歯車アイコンをタップして設定を起動します。
「アプリ」→「すべてのアプリ」を開き、言語を変えたいアプリを見つけてタップします。
「言語と入力」→「アプリの言語」を開き、一覧から日本語を選んで設定を変えます。
Android12以下や一部のアプリはこの機能に対応していない場合があります。
旅行先でワンタップ言語チェンジを使う

旅行先で言語を何度も切り替えたいときには、Android13以降に標準搭載されたワンタップ言語チェンジがとっても便利です。画面上部を下にスワイプしてクイック設定を開き、タイルをタップするだけで日本語⇔英語をパパッと切り替えられます。
開発者向けオプションを有効にしてからクイック設定タイルに「アプリ言語」を追加しておくのがコツです。プログラマー目線のワンポイントアドバイスとして、このタイルを常に表示しておくと、現地のATMアプリや観光案内が急に英語表記になっても慌てず対応できます。
設定のクイック設定パネルを編集して言語切替を追加
画面上部のステータスバーを下にスワイプしてクイック設定パネルを表示します。
クイック設定パネル右上のペンシルマークを押して編集モードに切り替えます。
下部の「利用できるタイル」から言語切替をドラッグして上部の表示領域に移動します。
画面右上の「完了」を押して編集を終えると、言語切替タイルが追加されます。
クイック設定パネルからワンタップで言語を変える
英語のままになっていると落ち着かないですよね。Android13以降ならクイック設定パネルからポンとタップするだけで日本語に戻せるんです。
画面上部から指を下にスワイプして通知欄を引き出します。もう一度スワイプするとクイック設定パネルが全画面表示になります。
パネル内のアイコンを左右にスクロールして地球マークの「言語」タイルを探します。
編集アイコン(ペンマーク)をタップし、下部に並ぶタイルから「言語」を長押しして上へドラッグすると追加できます。
タイルをタップすると現在設定中の言語リストが表示されるので、日本語を選びます。
Androidのバージョンや機種によって「言語」タイルのラベルや位置が微妙に違う場合があります。
よくある質問

- 言語を日本語にしているのに英語で表示されるのはなぜ?
-
端末全体が日本語設定でも、アプリやシステムの一部メッセージは日本語リソースが用意されていないと英語で表示されます。実体験では、開発者オプションの「言語を強制する」が有効になっていて英語固定になっていたこともありました。設定を見直してみてください。
- システムの言語設定はどこから確認できる?
-
設定アプリの「システム」→「言語と入力」→「言語」を開くと優先する言語一覧が見られます。リストの先頭が日本語じゃないと、システムUIが英語になるので、一番上にドラッグして調整すると安心です。
- 特定のアプリだけ英語表示される場合は?
-
アプリが多言語対応していないか、地域別APKをインストールしているケースがあります。Playストアから再インストールすると日本語版が入る場合があるので試してみてください。
- 開発中アプリを日本語/英語で切り替えテストするには?
-
USBデバッグをオンにしてPCから
adb shell setprop persist.sys.locale ja-JP
と打ち込み、再起動すると日本語固定で動作確認できます。英語に戻すときはadb shell setprop persist.sys.locale en-US
でOKです。
言語を日本語にしても通知が英語のままなのはなぜ?
スマホ本体の表示言語を日本語にしても通知だけ英語のままになることがあります。
通知メッセージの言語はOSではなくアプリ側のサーバーが判断して送っているケースが多いです。普段から英語版を利用しているとアプリ側に英語設定が残ったままになっていることが原因です。
もし日本語の通知を受け取りたいときは、使っているアプリのアカウント設定画面や言語オプションを開いて日本語を選び直すと切り替わることが多いです。
古いAndroidでアプリごとの言語設定は使える?
Android12より前のバージョンには「アプリごとに言語を切り替える機能」が標準で入っていません。でもちょっと工夫すれば、メーカー独自の設定やサードパーティ製アプリで似たことはできるんですよ。
- メーカーUIの言語設定を使って特定アプリだけ日本語/英語を選ぶ
- App LocaleやMoreLocale2といったツールで強制的に切り替え
- rootなしで試せるが、一部アプリは対応していないこともある
手軽さと安定感ならAndroid13以降の標準機能のほうが安心です。古い端末でアプリごとの言語をいじるときは、動作にムラが出る点に気をつけてくださいね。
一部のアプリはサードパーティ製ツールによる切り替えに対応しないことがあります。
英語だけでなく中国語の通知も出るときはどうする?
英語にくわえて中国語の通知が届いてしまうのは、アプリが端末の複数ロケール設定を使っているからです。Android 13以降の「アプリごとに言語を設定」機能を使うと、英語だけを優先しながら中国語をはずせるので、とてもスッキリします。
設定画面でアプリごとの言語を変えれば、ほかのアプリやシステムには影響せずに特定のアプリだけ日本語や英語に固定できます。中国語が混ざる心配がなくなるうえ、通知が意図どおりの言語で届く安心感が得られます。
言語を変えたらキーボードが英語配列になったけど元に戻せる?
スマホの表示言語を英語に変更すると、キーボードも自動で英語配列に切り替わってしまいます。ただし日本語配列へ戻すのは難しくありません。
Gboardを例にすると、設定アプリの「システム」→「言語と入力」→「オンスクリーンキーボード」→「Gboard」→「言語」から日本語を再度追加するだけで、英語と日本語を自由に切り替えられるようになります。
まとめ

Androidの英語メッセージは、設定アプリから「システム」→「言語と入力」で日本語を最優先に設定し、端末を再起動するとほとんどが日本語化されます。
それでも表示が残るアプリがあるときは、アプリ内の言語オプションを探して日本語を選ぶか、キャッシュとデータを削除して再起動してみてください。
アプリ側が独自に英語対応している場合は、USBデバッグを有効にしてADBコマンドでロケールを強制変更する方法が役立ちます。
これらの手順を覚えておけば、最新のAndroid端末でも遊び心いっぱいにメッセージをやさしく日本語化できます。ぜひ気軽に試してみてください。