外出先でノートPCをつなごうとしたとき、Androidスマホのテザリングを開いたもののパスワード設定が分からずに手が止まってしまうことはありませんか?
手元の設定画面を順に追うだけで、初めての方でも安全な接続が整い、通信量の節約やデータ共有がすぐに行えます。現場で何度も試した経験から、迷いやすいポイントと合わせて最短ルートをお伝えします。さらに、端末ごとの細かな違いも表付きで整理しますね。
次のセクションで手順を確認し、スマホとPCをサッとつなげる環境を整え、移動中でも快適なネット時間を手に入れてください。
安心してテザリング!Androidでパスワードを設定するやさしい手順

Androidのテザリング機能は、面倒なアプリ不要でスマホひとつでインターネット回線を仲間と分け合えます。とはいえ、パスワードなしだと見知らぬ端末もつながってしまうので、かならず鍵をかけておくのが安心です。
- 設定アプリを開く:Android標準の「設定」アプリをタップして立ち上げます。
- ネットワークとインターネット:画面上部のネットワークアイコンを選び、「テザリング&ポータブルアクセス」を探します。
- Wi-Fiテザリングを選択:テザリングメニューで「Wi-Fiテザリング」をタップします。
- SSIDとパスワードを確認・変更:表示されたSSIDの下にパスワード欄があるので、編集アイコンから任意の文字列に変えます。
- 接続帯域を最適化:5GHz帯対応端末なら帯域を5GHzに切り替えると、近くのWi-Fiと干渉しにくく速度安定につながります。
これだけで準備完了です。プログラマー目線としては定期的にパスワードをローテーションすると、万一の情報漏れリスクを減らせます。かんたんステップで安心シェアしましょう。
設定アプリでテザリングパスワードを変える

Androidの設定アプリからサクッとテザリング用パスワードを変更できる方法です。設定画面を開けばテザリング設定にたどり着きやすく、特別なアプリは不要なので気軽にパスワードをリフレッシュしたいときにぴったりです。プログラマー視点のコツとして、設定メニュー内の検索バーに「テザリング」と入力すると該当項目に瞬時ジャンプできるのも覚えておくと便利ですよ。
①設定アプリを開く
Android端末のホーム画面から設定アプリを探しましょう。ギアマークアイコンが目印です。もし見つからないときは、画面上部をスワイプして検索バーに「設定」と入力すると見つかりやすいです。
②ネットワークとインターネットを選ぶ
このステップではテザリング設定の入口となるネットワークとインターネットを開きます。
ホーム画面で設定アプリ(歯車アイコン)をタップして開きます。表示された一覧からネットワークとインターネットを見つけてタップしてください。
モバイルデータ通信がオフだと「テザリングとポータブルアクセス」の項目が表示されないので、先に有効にしておきましょう。
③テザリングをタップする
「ネットワークとインターネット」画面でホットスポットとテザリングを選ぶと、「Wi-Fiテザリング」や「Bluetoothテザリング」が並びます。その中からWi-Fiテザリングまたは機種によって表示が異なるテザリングを見つけてタップしてください。
④Wi-Fiテザリングを開く
画面上部から下にスワイプしてクイック設定パネルを表示します。さらにもう一度下にスワイプすると、隠れたタイルが見えやすくなります。
Wi-Fiテザリングのアイコンを探してタップします。アイコンが見つからないときは鉛筆アイコンを押してタイル一覧から追加しましょう。
⑤アクセスポイント名を確認する
設定アプリを開き、ネットワークとインターネットをタップします。
「ホットスポットとテザリング」を選び、Wi-Fiホットスポットをタップしてください。
表示された画面の「ネットワーク名」に書かれている文字列が、他の端末に見えるアクセスポイント名です。
必要であれば編集アイコンをタップし、わかりやすい名前に変更しておくと安心です。
プログラマー視点のコツとしては、スペースや記号を極力避けることで接続エラーを減らせます。
⑥パスワード欄をタップして新しい文字列を入力する
パスワード欄をタップするとキーボードが表示されるので、既存の文字列を消してから新しいパスワードを入力しましょう。
安全性を高めるには英数字と記号を組み合わせた8文字以上がおすすめです。入力後は不要なスペースが入っていないか軽く確認してください。
記号を多用するときはキーボードで隣り合ったキーを選ぶとスムーズに入力できます。
⑦保存を押して変更を完了する
画面右上の保存ボタンをタップすると、入力したテザリングパスワードが有効になります。
保存を押し忘れるとパスワードが反映されませんので必ずタップしてください。
パスワード設定が終わったら試したい便利ワザ

パスワードをしっかり守ったあとは、より快適にテザリングを活用する小技を試すとさらに嬉しい発見があります。
活用ワザ | メリット |
---|---|
接続デバイス名のカスタマイズ | どの端末がつながっているか一目でわかるので管理がラクになります。 |
バッテリーセーバーと併用する | テザリング中の電池消耗を抑えつつ長時間の共有が可能になります。 |
接続履歴をさっと確認 | いつ誰がつないだか把握できるから、不要な接続をサッと遮断できます。 |
QRコードでパスワード共有 | 入力の手間を省いて家族や友だちにすばやく接続してもらえます。 |
これらを組み合わせると安全性と使いやすさがグンとアップします。ぜひお気に入りの小技を取り入れてみてください。
QRコードでパスワードを友だちに渡す

QRコードを使えば、ネットワーク名とパスワードがくっついた情報をそのまま渡せるので、手入力で文字を打ち間違える心配が減ります。Android11以降の端末なら標準でQRコードが生成できるから、さっと画面を見せるだけで友だちもすぐつながれて便利です。
- 細かい英数字を打ち間違えないので初心者でも安心
- 設定画面からワンタップでQRコードが生成できる手軽さ
- 画面共有だけなので近くにいる友だち同士に最適
テザリング画面でQRコードを表示する
ホーム画面から設定アイコンを開きネットワークとインターネットを選択します。
テザリングとアクセスポイントをタップしモバイルホットスポット設定画面を開きます。
画面下部のQRコード共有をタップするとパスワード付きのQRコードが表示されます。
QRコードにはネットワークパスワードが含まれるため他人に見られないよう扱いに注意してください。
ワンタップでパスワードを切り替えるウィジェット活用

設定画面を開かずにテザリングのパスワードをサクッと切り替えられるのがウィジェット活用の魅力です。一度ショートカットアプリ(例:TaskerやMacroDroid)でパスワード変更タスクを作っておくとホーム画面からワンタップで切り替えが可能になります。
例えば自宅用と来客用でパスワードを分けておけば、友達が来たときも手早く準備完了。プログラマー視点だとAPIを叩いて自動生成したユニークな文字列を登録することも簡単なので、たびたびパスワードを変えてもひと手間なしです。
ウィジェットを置くだけで面倒がゼロになり、急ぎのときでもパスワード共有がスムーズに。小さな手間を減らすことでセキュリティもアップするので、ぜひ試してみてください。
ショートカットウィジェットをホームに置く
画面にアイコンがない場所を軽く押し続けると編集モードに切り替わります。余計な場所を触らないように注意してください。
画面下部に出る「ウィジェット」をタップすると、インストール済みアプリのウィジェット一覧が表示されます。
「設定」欄に並ぶ各種ショートカットの中から「テザリングとポータブルホットスポット」を見つけてください。端末によっては「テザリング設定」とだけ表示されることがあります。
テザリングウィジェットを長押ししてそのまま好きな場所に移動し、指を離します。必要に応じて配置場所を微調整してください。
ウィジェットの名称は端末のメーカーやAndroidバージョンで異なることがあります。見つからないときはウィジェット一覧を左右にスワイプして隅々まで探しましょう。
作業用と遊び用でパスワードを曜日ごとに変える

曜日ごとにパスワードを変えると、仕事モードと遊びモードをシンプルに区別できて、うっかり違う端末でつなげてしまう不安が減ります。
例えば、月〜金は曜日+Work/Play+番号の「MonWork123」、土日は「SatSunPlay123」のようにルール化すると覚えやすくなります。
プログラマーならではのコツとして、共通部分を固定して番号だけ差し替えるテンプレートをメモしておくと、新しい端末でも迷わず設定できます。
自動化アプリでスケジュールを組む
自動化アプリを使うと、毎朝決まった時間にテザリングを自動でON/OFFできるので、うっかり操作を忘れても安心です。
Google PlayからTaskerをインストールし、USBケーブルでPCと接続して次のコマンドを実行してください。
adb shell pm grant net.dinglisch.android.taskerm android.permission.WRITE_SECURE_SETTINGS
Taskerを開き、画面下の+から「時間」を選んでテザリングをONにしたい開始時刻を設定します。
アクション追加で「ネット」→「Wi-Fiテザリング」を選び、ONにしてください。OFF用のプロファイルも同様に作成できます。
Android13以降ではWRITE_SECURE_SETTINGS権限が必須です。付与しないとテザリング操作が動きません。
よくある質問

- テザリングのパスワードを忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
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設定アプリを開いてネットワークとインターネット>アクセスポイントとテザリングをタップしてください。そこで「Wi-Fiテザリング」の詳細を表示すると現在のパスワードが確認できます。もし見づらい場合は同画面から新しいパスワードに変更すると安心です。
- 公衆の場でテザリングを使うときの注意点はありますか?
-
設定時に英数字を混ぜた8桁以上のしっかりしたパスワードを作ることが大事です。不要なときはテザリングをオフにしておくと、知らない人の接続を防げます。
- USB接続でのテザリングはどうやって設定しますか?
-
USBケーブルでパソコンとつないだら設定アプリからアクセスポイントとテザリング>USBテザリングを有効にするだけです。最初にドライバーのインストールが求められることがありますが、一度設定すれば次回からスムーズにつながります。
パスワードを忘れたときはどうすればいい?
パスワードを忘れて接続できなくなると焦りますよね。でも設定画面で簡単に新しいパスワードに変更できます。
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップします。
設定画面内の「ネットワークとインターネット」→「ホットスポットとテザリング」をタップします。
「Wi-Fiホットスポット」をタップして編集画面を開きます。
パスワード欄に新しい文字列を入力し、画面下の保存をタップします。
機種やOSバージョンによってメニュー名や配置が少し違うことがあります。
何桁までなら安全に設定できる?
Androidのテザリングパスワードは半角英数字や記号を組み合わせることで、最低8文字~最大63文字まで設定できます。数字だけにすると推測されやすくなるので、英字と記号も混ぜると安心です。
- 8~11文字:初期設定ならこれ以上で運用可能だが強度は控えめ
- 12~15文字:覚えやすくてほどよい強度を確保できる
- 16~20文字:画面内で見切れにくく、さらに強固なパスワードに
実際に20文字以上にすると設定画面で一部が切れることがありました。スマホでの操作性とセキュリティを両立させたいときは、16~20文字あたりにまとめるのがおすすめです。
英数字以外の記号も使える?
Androidのテザリングパスワードは英数字だけでなく、記号も組み合わせることができます。ただし、すべての記号が使えるわけではないため、一般的な!@#$%^&*()-_=+あたりを選ぶと安心です。
実際にPixelやGalaxyで試したところ、多くの特殊文字は問題なく設定できましたが、引用符(”)やバックスラッシュ(\)は途中で弾かれる場合があったので避けておくと迷わず使えます。
テザリングをオンにするとバッテリーはすぐ減る?
テザリングをオンにすると端末内部ではWi-Fiとモバイル回線が同時に動き続けるため、利用中はどうしてもバッテリー消費が早まります。
ただ最新のAndroidならバックグラウンド最適化とスマートレート制御で以前ほどシビアではなく、ちょっとした使い方の工夫でバッテリー持ちをだいぶ延ばせます。
- 不要な接続を切る:利用が終わったらすぐテザリングをオフにして無駄な電力消費を防ぐ
- 画面オフで休ませる:画面を消灯したまま使うと、Wi-Fiのみの動作に抑えて節約できる
- 低消費モードを活用:設定→バッテリー→バッテリーセーバーを適宜オンにして、CPUや通信のパワー制御を強化
パスワードを毎回変えたほうがいい?
Androidのテザリングは初期設定のパスワードがそのまま使われるので、カフェや出先で誰かに教えたあとに「他の人にもつながれたらどうしよう」という心配があるなら毎回パスワードを変えるのが安心です。
ただしパスワードを頻繁に変更すると覚えづらくなるので、ランダム文字列を生成してパスワード管理アプリに保存するととてもラクになります。プログラマー的には端末のシェルや無料のジェネレーターを使うと、少ない手間で強力なパスワードをサクッと用意できます。
まとめ

ここまで読んでいただくと、Androidテザリングのパスワード設定は設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「ホットスポットとテザリング」→「Wi-Fiホットスポット」を選び、好みの文字列を入力するだけで完了することがわかります。
不正アクセスを防ぐには強力なパスワードを設定し、使わないときはホットスポットをオフにするのがおすすめです。また、定期的にパスワードを見直すと安心感がさらにアップします。
これで外出先でも快適にデータシェアができるようになります。さっそく今回の手順を試して、Androidテザリングをマスターしましょう。