Androidで出先のパソコンをテザリングしているとき、今まさに繋がっている端末をすぐに確認できず不安になることはありませんか?
設定アプリやクイック設定パネルに加え、軽量な無料アプリも組み合わせる方法を順にたどることで、接続中の機器を一覧で把握し、ワンタップで切断するまでを迷わず行えます。これにより、思わぬデータ消費やバッテリー消耗を抑え、プライバシーも守りやすくなります。
今すぐ手元のスマートフォンで手順を確認し、安心してテザリングを活用できる環境を整えてください。
Androidテザリング接続端末を確認するやり方をゼロから丁寧に

スマホの電波をみんなでシェアするとき、いったいどんな端末がつながっているか気になりますよね。Android13以上では、設定やショートカット、専用アプリの3つの方法でサクッと接続中の端末を確認できます。
- 設定アプリから確認:
設定→ネットワークとインターネット→テザリングを開くと、接続中の端末が名前と接続時間つきで並んでいます。
- ステータスバーのショートカット活用:
画面上部のクイック設定パネルでテザリングアイコンを長押しすれば、直接テザリング画面に飛べるので確認がすばやくなります。
- 専用アプリで詳細チェック:
無料のWi-Fi解析アプリを使うと、接続中の端末リストだけでなくMACアドレスや通信量まで見られるので、より詳しく管理したいときに便利です。
接続機器の名前は設定→端末情報→デバイス名から変更できるので、あらかじめ分かりやすい名称にしておくと、あとで一覧を見たときに誰がつながっているのかすぐ分かって管理がラクになります。
設定アプリからチェックする方法

設定アプリを開いて「ネットワークとインターネット」→「ホットスポットとテザリング」に進むだけで、いま繋がっている端末リストが見られます。余計なアプリを入れずに済むから、ちょっと様子をチェックしたいときにピッタリです。
画面に表示される端末名やMACアドレスで誰が繋がっているかひと目でわかるので、知らない機器が混じっていないかの見落としも減ります。プログラマー目線だと、ここからMACフィルタリング設定を合わせて使うと安全性がグッとアップします。
①ホーム画面で設定をひらく
スマホのロックを解除してホーム画面を表示します。
画面下部に並ぶアプリアイコンの中から歯車マークの「設定」を探してタップしましょう。
もし見つからない場合は、ホーム画面を下から上にスワイプしてアプリ一覧を表示するとスムーズに見つかります。
②ネットワークとインターネットをタップ
設定アプリの一覧から「ネットワークとインターネット」を探してタップします。Wi-Fiやテザリング設定がまとまっているので、ここで次の画面へ進めます。もし見つけにくいときは上部の検索バーに「ネットワーク」と入力するとすぐに表示されます。
③テザリングとポータブルアクセスポイントを選ぶ
スマホをアクセスポイントとして使うには、Wi-Fiテザリング、USBテザリング、Bluetoothテザリングの3種類があります。Wi-Fiは複数の機器を同時接続できて安定感が高いです。USBは1台限定ですが通信速度が速くバッテリー消費も抑えられます。Bluetoothは省エネですが速度はゆっくりめです。
使いたい機器の台数や通信速度の優先度を考慮して、自分にぴったりの方式を選んでください。
④Wi-Fiテザリングをタップ
「Wi-Fiテザリング」の項目を見つけたら、そっとタップしてください。テザリング設定画面が開き、SSIDやパスワードの表示、ON/OFFスイッチが現れます。
⑤接続端末の一覧を確認する
ホーム画面から設定アプリを開いてネットワークとインターネットをタップします。
テザリングとポータブルアクセスポイントを選んでWi-Fiテザリングをタップすると、接続中デバイスの一覧が現れます。
デバイス名と接続時間が並ぶので、いま繋がっている端末をひと目で把握できます。
端末名がわかりにくいときは、あらかじめスマホ側で分かりやすい名前に変更しておくと確認がスムーズです。
クイック設定パネルからサクッと確認

Androidの画面上部からステータスバーをサッと引き下げるとクイック設定パネルが現れます。
そこに並ぶテザリングアイコンを見るだけで接続中の台数が数字でパッとわかります。
設定アプリを開かずに確認できるから、急いでいるときや会議中のちょっとしたときに超便利です。
ただし機器名やIPアドレスまでは表示されないので、台数だけ把握したい場面におすすめです。
さらに詳しく知りたいときはテザリングアイコンを長押しすると、詳細設定画面にすぐ飛べます。
①画面上部から下にスワイプしてパネルを開く
スマホを持ったら画面上端に指を置きます。
そのままゆっくり下にスワイプすると通知とクイック設定のパネルが表示されます。
安定した操作のためにもう片方の手で端末を支えると誤動作が減ります。
②テザリングアイコンを長押しする
クイック設定パネルを開いたら、テザリングアイコンを見つけて指でじっくりタッチを続けてください。少し長めに押すと、テザリング設定の詳細画面へすぐ飛べます。
③表示された端末名をチェックする
接続端末一覧に表示された名前をひとつずつ見ていきます。わかりやすい名前にしておくと、どの機器がつながっているかすぐにわかるようになります。
端末名だけでは見分けにくい場合は、MACアドレスを照合すると確実です。MACアドレスは接続中の端末側のネットワーク詳細画面で確認できますので、末尾4桁を照らし合わせてみましょう。
無料アプリでぱっとリストを見る

無料アプリを使えば、インストールして起動するだけでテザリングに接続中の端末をすぐに一覧で確認できます。動作が軽いものが多く、デバイス名やIPアドレスをひと目で見られるので誰がつながっているかをささっと把握したい方にぴったりです。
プログラマー視点だと、接続デバイスをログ形式で保存できるアプリを選べば、あとから詳細な調査にも役立ちます。手間をかけずに接続状況をチェックしたいときや、不正アクセス対策としての定期確認にも向いている方法です。
①Playストアで「HotspotMonitor」を検索する
Android端末でPlayストアアプリを起動し、画面上部にある検索バーをタップします。
検索バーにHotspotMonitorと入力し、虫めがねアイコンをタップします。正確に入力すると素早く候補が表示されます。
同じ名前のアプリが複数ある場合は、アイコンや提供元を確認して公式のものを選んでください。
②インストールをタップする
表示されたアプリ詳細画面で大きなインストールボタンを見つけて、そっと指先でタップしてください。
スマホの通信が不安定なときは、Wi-Fiにつないでからタップするとスムーズに進みます。
③アプリを開いて権限を許可する
インストールしたアプリをタップして起動します。最初に表示されるダイアログで位置情報へのアクセスやネットワーク状態の読み取りを求められます。それぞれ「許可」をタップして先に進んでください。
もし権限要求が表示されない場合は、「設定」→「アプリと通知」→(対象アプリ名)→「権限」から位置情報と端末情報の読み取りを手動でオンにしましょう。
許可を拒否したままだと接続端末の情報が取得できません
④接続端末リストを確認する
テザリング設定画面に表示された接続端末リストで、スマホ経由でネットに繋がっている機器の名前やIPアドレス、MACアドレスをチェックしましょう。
端末名がわかりづらい場合は、接続する前にパソコンやタブレットの「デバイス名」を設定画面から確認しておくと見分けやすくなります。
確認ワザを覚えたらもっと便利な応用も楽しもう

確認ワザを覚えたあとは、ちょっとした工夫でテザリングがさらに頼れる相棒になります。
応用テク | 活用シーン | ポイント |
---|---|---|
通信量モニター設定 | データ容量オーバーを防ぎたいとき | Android標準機能でグラフ確認ができる |
MACアドレス固定許可 | 特定端末だけつなげたいとき | パスワード更新不要で手間を省ける |
自動ログ取得 | 接続履歴を残したいとき | タスク管理アプリと組み合わせると便利 |
バッテリー節約モード | 長時間テザリングで電池持ちを延ばしたいとき | 画面オフ中でも安定通信を保てる |
どのテクも画面数タップで設定できるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
今つながっている端末をワンタップで切断しよう

テザリング設定画面では接続中のデバイスを一覧で確認できるよ。Android12以降の端末なら、表示された端末名をタップするだけでサクッと切断できるのがうれしいポイントだ。
- ワンタップだけで切断:複雑な設定は不要で操作がシンプル
- 標準機能で完結:余計なアプリを入れずにその場で解除可能
- 接続情報が見やすい:端末名や接続時間がすぐにわかる
ふだんあまり使わない機能でも、これなら迷わずに不要な端末だけをピンポイントで切断できるから安心だよ。
設定アプリでテザリング画面を開いて端末名をタップ
ホーム画面から設定アプリをタップします。
「ネットワークとインターネット」を選んでから「テザリング」をタップしてください。
「Wi-Fiテザリング」の項目をタップすると、接続中の端末名(ネットワーク名)が一覧表示されます。
気になる端末名をタップすると、接続状況や使用データ量の詳細画面が開きます。
切断ボタンを押して接続を終わらせる
画面下部にある切断ボタンをゆっくりタップしてください。
ボタンを押すと即座にテザリングがオフになり、接続中の端末がすべて切断されます。
許可リストを作って家族だけにつなげる

テザリングの許可リストを使うと、あらかじめ登録した家族のスマホやタブレットだけがネットに繋がります。知らない端末が侵入する心配が減り、安心してデータ通信をシェアできます。
設定はAndroidの「ホットスポットとテザリング」画面からサクッと完了。ログイン情報を共有したくない相手をブロックできるので、子どもやパートナーだけに使ってほしいときにぴったりです。
Wi-Fiテザリング設定でデバイスを管理を選ぶ
ホーム画面から設定を開きネットワークとインターネットをタップします。
ホットスポットとテザリングを選んでWi-Fiホットスポットをタップします。
表示された画面の下部にあるデバイスを管理を押すと、接続中の端末リストが見られます。
MACアドレスを登録して保存する
「MACアドレス登録」画面で接続を許可したい端末のMACアドレスを入力します。
数字やアルファベットの誤字がないよう、スマホ設定画面か本体裏面で確認しながら進めると失敗が減ります。
入力後「登録」をタップし、画面下部にある「保存」を押します。
この操作で新しく追加した端末がテザリングに接続できるようになります。
MACアドレスは大文字とコロンの有無で登録形式が変わることがあります。画面の案内に従って正しく入力してください。
接続履歴をメールで自分に送る

テザリング中の接続履歴をメールで受け取ると、スマホを開かなくても誰がいつつないだかパッと把握できます。わざわざ設定画面に戻る必要がなくて、手軽にログを残せるのがうれしいポイントです。
外出先で通信量を管理したいときや、家族や同僚の利用状況をあとからまとめてチェックしたいときに便利です。自動で届くので、面倒な手動コピーもいりませんし、不意の通信トラブルにもすぐ対応できます。
HotspotMonitorの履歴タブを開く
アプリ画面下部のアイコン一覧から履歴をタップします。接続された端末ごとの記録が日時順に表示されるので、誰がいつつないだか手軽に確認できます。
共有アイコンをタップしてメールアプリを選ぶ
画面の右上(もしくは下部)にある共有アイコン(四角から矢印のマーク)を軽くタップしてください。
共有メニューにアプリ一覧が出てきたら、お使いのメールアプリ(例:GmailやOutlook)を探してタップします。選ぶと件名や本文にリンクが自動で挿入されて、すぐに送信準備ができるようになります。
よくある質問

テザリングで同時に何台までつながるの?
- テザリングで同時に何台までつながるの?
-
Android13以降だと最大8台まで同時接続できます。ただし端末が多いほどバッテリー消費や速度低下につながるので、必要な台数だけつなぐのがおすすめです。
接続端末がリストに表示されないときは?
- 接続端末がリストに表示されないときは?
-
テザリング設定画面をいったん閉じて再度開くと端末リストが更新されやすいです。それでも見えない場合は一度テザリングをオフにして再起動すると解消することが多いです。
IPやMACアドレスを確認する方法は?
- IPやMACアドレスを確認する方法は?
-
端末側でIPだけ見たいときは設定→接続済みデバイスをタップして詳しく見る方法があります。もっと詳細に知りたい場合はPCとUSB接続して
adb shell dumpsys connectivity
を実行すると表示されます。
不審な端末を見つけたときの対策は?
- 不審な端末を見つけたときの対策は?
-
不明な端末を見つけたときは、まずテザリングのパスワードを変更して再接続を促すと安心です。それでも気になるときはWPA3に対応している端末なら優先的に設定して、通信を暗号化するとさらに安全性が上がります。
接続台数の上限はどこで変えられる?
Android13以降のOSでは「設定」から「ネットワークとインターネット」「ホットスポットとテザリング」を順に開き、「Wi-Fiアクセスポイント」をタップすると「接続台数の上限」を変更できます。
初期設定では10台までつながる機種が多いですが、会議や出先で速度を重視するときは3台程度に絞ると通信が安定しますし、自宅で家族と使うときは5台くらいにしておくとデータ消費やバッテリのムラが減って快適度がアップします。実際にこの設定だけでバッテリ消費が約20%減ったケースもあります。
電池を長持ちさせながらテザリングするコツは?
電池もちを重視するならテザリング中に端末の省電力モードを活用してみてください。高パフォーマンス設定を抑えて通信速度はそのままに消費電力をグッと減らせます。
画面の明るさを抑えつつ自動同期や位置情報をオフにしておくとさらに効果的です。不要なアプリや機能はバッテリーに負担がかかるので使わないときは一時停止しましょう。
さらにテザリングの周波数を2.4GHzに切り替えると消費電力が抑えられます。速度をそこまで重視しない時はこの設定がおすすめです。
外出先などで長時間つなぎっぱなしにしたい場合にも省エネを意識するだけでフル充電からさらに安心して利用できます。
iPhoneでも同じように接続確認できる?
iPhoneでは「設定」→「インターネット共有」で接続中の数をササッと確認できます。ただし、どの端末がつながっているかまでは見えないのがちょっともどかしいところです。
- 接続台数は設定アプリで簡単にわかる
- 端末名やIPは表示されない
- 台数だけわかればOKなら最速
もし機器名までしっかり知りたいなら、ホームルーターやWi-Fiルーターの管理画面を使うのがおすすめです。iPhoneの限られた機能を補う実体験的なワザです。
古いAndroidでも手順は同じ?
テザリング機能自体はAndroidのバージョンが古くても基本的に同じ流れで利用できます。ただし、設定画面の呼び出し方やメニューの並び順が少し変わっていることがあります。
たとえばAndroid7.0以前では「ネットワークとインターネット」という項目がなく、「もっと見る」→「テザリング」と進む場合があります。それでも「Wi-Fiテザリング」→「接続済みの端末を表示」の順番は変わらないので迷わず探せます。
メーカー独自のカスタマイズが強い機種では、項目名が微妙に違うこともあります。設定画面上部の検索ボックスに「テザリング」や「ホットスポット」と入力すると、パッと飛べるので試してみてください。
接続端末に通知は届く?
テザリングへつながったスマホやPC側には、特別なポップアップや「誰かがつながったよ」という通知は届きません。接続する側の画面にはステータスバーのアンテナアイコンが表示されるだけなので、相手が気づくことはほとんどないです。
まとめ

Androidスマホでテザリングを使うときは、設定アプリの「ネットワークとインターネット」→「ホットスポットとテザリング」→「Wi-Fiホットスポット」を開いて、接続済みデバイス一覧で誰が繋がっているかをサッと確認できます。
もし知らない端末を見つけたら、ホットスポットのパスワード変更やフィルタリング機能を活用してアクセスを制限しましょう。こうすると見知らぬデバイスの侵入を防いで、安心してテザリングを続けられます。
日頃からサクッと端末リストをチェックしておけば、データ消費やセキュリティのトラブルを予防できます。これでいつでも安全にテザリングを楽しめますね。