Androidの設定を開いても位置情報の履歴の見方が分からずに首をかしげていませんか?
このガイドではスマホだけで過去の移動をひと目で確認できる手順を一つひとつ丁寧に紹介し、地図が好きでも機械に不慣れでも安心して進められるように画面写真やコツを添えて解説します。さらにバッテリーを節約しながらデータを残す裏技も紹介しています。
準備は指先一本で済みますので、深呼吸してから気軽に挑戦してみてください。過去の移動を振り返ることで通勤経路の変化に気づいたり、思い出の場所を再発見できたりと、日常が少し豊かになります。
Androidの位置情報履歴をスマホだけで見る方法をやさしくガイド

Androidスマホだけで位置情報履歴を見たいときは、パソコンを出さなくても大丈夫です。通勤中や旅先でもさくっと確認できますよ。
- Google Mapsアプリのタイムライン機能:地図上で訪れた場所や移動ルートを日ごとに振り返れる。
- ブラウザでロケーション履歴ページ:Googleアカウント設定の履歴画面で生データもじっくりチェック。
エンジニア目線だと、タイムラインを利用するときにGPSやWi-Fiの再接続を一度行うと、移動区間がくっきり記録されやすくなります。
どちらもまずはGoogle Mapsを開いて位置情報履歴の画面に進むことが出発点なので、アプリ起動から始めてみましょう。
Googleマップのタイムラインを使う

Googleマップのタイムラインは、スマホに入っているマップアプリだけで過去の動きをさっと振り返れる機能です。位置情報の許可さえしておけば、自動で訪れた場所や移動経路が日付ごとにまとまります。
外出先で「今日どこを回ったっけ?」と気になったときや、旅行後に訪問スポットをメモしたいときにぴったりです。写真とセットで表示できるので、思い出をタイムラインでたどりながらアルバム作りにも活用できます。
①Googleマップを開いて右上のプロフィールアイコンをタップ
Android13以降のスマホで「Googleマップ」アプリを探します。ホーム画面かアプリ一覧からアイコンをタップして起動してください。
地図が表示されたら、画面右上にある丸いアイコンを押しましょう。ここには自分の写真やイニシャルが表示されています。
②メニューからタイムラインを選んでみる
画面右上のプロフィールアイコンをタップしてメニューを表示し、一覧から「タイムライン」を選んでみましょう。
③カレンダーで見たい日付をタップ
Googleマップのタイムライン画面上部にある月表示をタップするとカレンダーが開きます。左右にスワイプして対象の月へ移動し、確認したい日の数字をタップしてください。その日の移動ルートや滞在場所がすぐに表示されます。
日付がグレーアウトしてタップできないときは、位置情報履歴の同期が完了していない可能性があります。Wi-Fiやモバイルデータ通信をONにしてしばらく待ってから再度開いてみましょう。
④移動経路と訪問場所を地図でチェック
タイムライン画面の下部にあるカレンダーアイコンをタップして、地図で見たい日付を設定します。
選んだ日に沿って線がつながった移動経路が地図上に描かれるので、ピンチで拡大縮小しながらルート全体や細かい動きを見てみましょう。
地図上に表示される丸いピンをタップすると、訪れたスポットの名前や滞在時間がポップアップでわかります。
位置情報の記録は設定がオフだと残らないので、最新バージョンではロケーション履歴をオンにしておきましょう。
⑤画面下のリストをスワイプして詳細を確認
画面下に並んだ日付や時間のリストを指先で左右にスワイプすると、過去の移動記録や詳細な訪問先が表示されます。反応しやすいように、リストの中央あたりをゆっくり滑らせるように操作してください。
スワイプ速度が速すぎると画面が追いつかず、目的の時間帯にたどり着けないことがあります。
ウェブ版マイアクティビティでチェック

パソコンの大きな画面でじっくり確認したいときは、ウェブ版マイアクティビティが頼りになります。Androidスマホの設定画面を操作せずにブラウザだけで位置情報履歴を一覧できるので、細かい移動ルートも見逃しません。
- 大画面で一覧:タイムラインや地図を一度に広く表示できるので移動パターンがわかりやすい。
- 日付やキーワードで絞り込み:特定の日や場所名で検索できるから、過去の行動をすばやく発見できる。
- データのエクスポート:CSV形式でダウンロードできるから、自分で分析したりバックアップにも便利。
ブラウザだけで完結するので、出張先のホテルPCや自宅のデスクトップからサクッと確認したいときにぴったりです。外出先でスマホが手元にないときでも安心して使えます。
①ブラウザでmyactivity.google.comを開く
スマホのロックを解除して、いつも使っているブラウザ(Chromeなど)をタップしてください。
画面上部のアドレスバーをタップし、myactivity.google.com
と入力してキーボードの「移動」を押します。
URLを長押しで貼り付けると入力ミスを減らせます。読み込み後は自動的にログイン画面が出るので、Googleアカウントを選んでサインインしてください。
②左上の三本線メニューからロケーションヒストリをタップ
画面左上の三本線アイコンをタップしてサイドメニューを開きます。メニュー内のリストからロケーションヒストリを見つけてタップしてください。
③表示されたカレンダーで月や日を選ぶ
表示されたカレンダーの上部にある月名をタップして、左右にスワイプしながら目的の月へ切り替えます。次に下部に並ぶ日付の中から確認したい日を軽くタップすると、その日付が青い丸で囲まれ、選んだ日の位置情報が表示されます。
④地図とリストを切り替えながら履歴を見る
画面下にある「地図」と「リスト」のアイコンをタップすると簡単に切り替えられます。
地図表示では訪れた場所がピンで示されます。ピンをタップするとその場所の滞在時間や撮影した写真がポップアップで確認できます。
リスト表示は日時順に並ぶので、日ごとの行動をサクサク振り返りたいときにおすすめです。地図とリストを行き来して、自分だけの移動ストーリーを楽しんでください。
設定アプリからサクッと確認

設定アプリの中には、位置情報の記録をまとめて見られるコーナーが用意されています。特別なアプリを追加しなくても、ササっとアクセスできるのがうれしいポイントです。
操作はとってもシンプルで、設定アプリを開いて「位置情報」→「履歴」をタップするだけ。日付ごとの移動ルートが一覧で出てくるので、昨日どこを歩いたかパッと確認できます。
強調したいのは、インストール不要の手軽さと、Android標準機能ならではの安定感です。細かい地図操作よりもさっと眺めたいときにぴったりです。
①設定アプリを開いてプライバシーをタップ
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを開きます。リストを下にスクロールしてプライバシーを探し、表示されたらタップしてください。
プライバシーが見つからないときは、画面上部の検索バーに「プライバシー」と入力するとすぐに表示できます。
②位置情報を選んでGoogleの位置情報履歴をタップ
画面右上のプロフィールアイコンをタップしてメニューを開きます。
メニュー内にある位置情報の履歴を選んでタップしてください。
これで今日から過去の移動ルートや滞在場所まで詳しく見られるタイムライン画面に切り替わります。
③タイムラインを管理をタップして履歴を表示
画面右上の三点アイコンをタップしてメニューを開き、「タイムラインを管理」を探してタップしてください。すぐに日付ごとの位置情報履歴が一覧で表示されます。
履歴が表示されないときは、位置情報履歴の設定がオンになっているか、端末の位置情報サービスが有効か確認しましょう。
位置情報履歴を活用して毎日の移動をもっと楽しくするアイデア

いつもの通勤やお散歩が、ちょっとした冒険に変わります。スマホに残る位置情報履歴を使って、自分だけの楽しみ方を見つけてみましょう。
アイデア | 楽しみポイント |
---|---|
お気に入りルートマップ | 通勤や散歩の道をカラフルに表示して発見をシェア |
旅スタンプ帳 | 訪れたスポットを記録しスタンプ風に並べる |
移動距離チャレンジ | 1か月で歩いた距離をグラフ化して達成感を味わう |
隠れスポット再発見 | 昔行った場所を地図で振り返り新たな魅力を探す |
これらのアイデアを組み合わせると、毎日の移動がもっとワクワクする時間になりますよ。
移動経路をカラーコードして日記アプリに貼り付ける

移動経路をカラーコードすることで、電車は青、自転車は緑、徒歩はオレンジ…と視覚的に切り分けできて、日記アプリのタイムラインに貼るだけで一目瞭然のログになります。
特に長いおでかけや旅行記としてまとめたいとき、色分けしたルートを画面キャプチャして貼り付けると、振り返りがワクワクします。あとからどこで何をしていたかぱっと思い出せるのがうれしいです。
- Googleマップアプリのタイムラインから直接スクリーンショットを取得
- カラーリングは無料アプリやウェブサービスでも簡単操作
- 日記アプリの写真添付機能を使えば、ノート感覚であと付けコメントも楽
Googleマップで経路をスクリーンショットし日記アプリに挿入
Googleマップアプリを起動して、上部の検索欄に出発地と目的地を入力します。おすすめのルートが自動で表示されるので、移動手段(徒歩・車・公共交通機関など)を切り替えてみましょう。
最適なズームレベルと角度に調整したら、電源ボタンと音量ダウンボタンを同時に押してスクリーンショットします。プログラマー視点で言うと、画面キャプチャ直後に通知パネルからすばやく編集できるので覚えておくと便利です。
日記アプリを開いて、新規エントリの画像挿入機能を選びます。撮影したスクリーンショットを選んで貼り付けたら、移動時間や気づいたことをテキストで追記しましょう。
画面全体を撮ると余計なメニューが映り込むので、スクショ後にトリミングしてルートだけ残すと見た目がすっきりします。
旅行ルートを家族と共有して思い出アルバムを作る

旅行中にスマホの位置情報履歴を家族とシェアすると、お互いの居場所がわかって安心感が生まれます。遠く離れた両親や子どもたちもリアルタイムでルートをたどれて、まるで一緒に旅している気分になります。
旅の終わりには、記録されたルートをもとに旅程マップを作成し、写真やコメントを添えて思い出アルバムにまとめられます。パソコンでタイムラインを開き、スクリーンショットやKMLエクスポートで地図と写真を組み合わせるとオリジナルの1枚が完成します。
- 家族ごとにGoogleグループを作って共有先を整理する
- 移動ごとに写真を撮り、地図上のポイントにコメントでリンクする
- 旅の終了後はKMLで書き出し、地図レイヤーとしてアルバムに重ねる
タイムラインの共有ボタンからリンクを送信
タイムラインの画面右上にある共有アイコンをタップします。
表示されるメニューから「リンクをコピー」かメッセージアプリを選び、お好みの方法で送信します。
バッテリーを長持ちさせるために更新頻度を見直す

ロケーション履歴の更新頻度をゆるめると、GPSの起動回数が減ってバッテリーにやさしくなります。初期設定では数分おきに位置を記録するようになっていますが、自宅⇔会社のように移動パターンが決まっている場合は更新間隔を30分や1時間にしても十分役立ちます。
特に外出が多い日や旅行中は、頻繁な位置情報の取得がバッテリー消費の大きな要因になります。更新頻度を調整すると1日中安心して使えるようになりますし、プログラマー視点だと「移動距離が一定以上変化したときだけ記録する」モードと組み合わせると、さらに省エネ効果を引き出せます。
設定アプリで高精度モードをオフに切り替える
ホーム画面から歯車アイコンを探してタップします。アプリ一覧から設定を選んでも大丈夫です。
設定内の「プライバシー」をタップし、その中の「位置情報」を選びます。設定画面上部の検索バーで「位置情報」と入れると早く見つかります。
「高度な設定」または「位置情報の精度向上」をタップし、Wi-FiスキャンやBluetoothスキャンのトグルをオフにします。これでGPSのみの省電力モードに切り替わります。
高精度モードをオフにすると位置情報の精度が落ちるため、マップのルート案内をよく使う場合は必要に応じて戻してください。
よくある質問

- 位置情報履歴をオンにしたつもりがオフになっていたときはどうすればいいですか?
-
設定アプリから「位置情報」を選んで、Googleの「位置情報履歴」をタップすればオンに戻せます。実際に迷ったときは、設定画面上部の検索バーで「位置情報履歴」を探すとすぐにたどり着けて安心です。
- 保存期間が心配です。古い履歴を自動で消す方法はありますか?
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Googleマップのタイムライン画面でメニューの「位置情報履歴の設定」に進み、「履歴を自動削除」を選ぶだけです。実体験では、30日や90日など好みの期間を設定するとあとから振り返りやすくて便利でした。
- プライバシーが気になります。友達に見られたりしませんか?
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位置情報履歴は自分だけが見られる設定です。ほかの人に見せたいときはタイムライン画面でシェアリンクを作る必要があります。実際に友達に見せるときもワンクッションあるので、勝手に共有される心配はありません。
- バッテリーの消費量が増えるのではと不安です
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位置情報履歴は一定間隔で少しだけデータを送る仕組みなので、普段の使い方ではそれほど影響しません。高精度モードを多用すると増えますが、バッテリーセーバーと組み合わせれば実測で数%の差でした。
位置情報履歴が表示されないときは?
位置情報履歴が表示されないときって、じつは設定や権限が小さな原因だったりします。焦らずに、まずは以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 位置情報履歴の設定:設定アプリ→Google→位置情報履歴がオンになっているかを確認しましょう。
- アプリの位置情報権限:Googleマップのアプリ権限で「常に許可」に設定すると、バックグラウンドでも記録できます。
- ネットワーク接続:オフラインだと同期できないので、Wi-Fiやモバイルデータ通信が有効かをチェックしてください。
これらを見直した後にGoogleマップを再起動すると、位置情報履歴がちゃんと表示されるようになります。
履歴をオフにすると地図アプリは使えなくなる?
位置情報履歴をオフにしても地図アプリのナビや現在地表示はそのまま使えます。
位置情報履歴はあなたの移動記録を残す機能なのでオフにしてもアプリ側で位置を取得する機能には影響しません。
地図アプリが現在地を取得できない場合は位置情報履歴ではなく、スマホ本体の「位置情報」がオフになっていないかチェックしてみてください。
家族と履歴をリアルタイムで共有できる?
- 家族と履歴をリアルタイムで共有できる?
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Androidの「ファミリーリンク」機能を使うと、家族のアカウントを招待して承認すれば、位置情報履歴をほぼリアルタイムで共有できます。
ただし、バッテリーセーバーモードや通信が不安定になると更新が遅れることがあります。更新間隔を変えたいときは、設定画面で「高精度」「省電力」などのモードを切り替えると、リアルタイム性と電池消費のバランスを自分好みに調整できます。
位置情報履歴はどれくらいバッテリーを消費する?
位置情報履歴をオンにしても、驚くほどバッテリーを食うわけではありません。実際に試したところ、バックグラウンドで数分おきに位置を記録する通常設定なら、1日でおよそ2~3%程度の消費にとどまりました。
これはAndroidが位置データをまとめて送信するバッチ処理を使っているおかげで、頻繁に端末を起動せずにすむからです。どうしても節約したいときは、設定アプリの「位置情報」→「ロケーションの精度」でバッテリー節約モードを選ぶと、GPSよりもWi-Fiやモバイルネットワーク中心に動いてくれるので安心です。
高精度モード(GPS+Wi-Fi+モバイルネットワーク)にすると、1日あたり5%前後まで増える場合があります。
まとめ

今回の記事ではAndroidスマホだけで位置情報履歴を手軽にチェックする方法を紹介しました。まずは位置情報とタイムラインの設定を有効にして、Googleマップを起動。プロフィールアイコンから「タイムライン」を選ぶだけで、過去の行動記録がひと目で確認できます。
日付や移動手段のフィルタリング機能を活用すれば、出張ルートの振り返りや旅行の思い出探しがスムーズです。さらにデータをエクスポートして自分だけのマップを作成したり、友だちと共有すればいつものお出かけがもっと楽しくなります。
これらの手順を試せば、スマホでの位置情報履歴がもっと身近になり、毎日の移動がワクワクする体験に変わります。さっそくタイムラインを開いて、あなたの思い出を振り返ってみましょう。