Androidを使うたびに、次の16へ飛びたいのに自分の端末が対応機種かどうか分からず、友人に聞くのも気が引けて困っていませんか?
ここでは実際にOSを試験導入してきた経験を基に、設定画面での確認手順に加え、メーカー発表リストの読み方や通信会社の公開情報をまとめた整理表を提示し、複数サイトを行き来せずに短時間で答えへたどり着けるよう支援します。
段取りをつかめば配信日に慌てることなく安全にアップデートへ進めますので、手順を確認しながらご自身のスマホで一緒にチェックを進めてみませんか。
Android16対応機種を自分のスマホでチェックする手順

Android16に対応しているかどうかは、スマホ本体でサクッと確認できます。以下の方法を試して、自分の端末が最新機能を楽しめるかチェックしてみましょう。
- 設定アプリでOSバージョンを確認:端末の設定→「システム」→「端末情報」→「Androidバージョン」を見て16以上になっているか確かめます。
- メーカー公式サイトで対応機種を検索:自分の機種名を入れてメーカーサイトのサポート情報を探し、Android16対応一覧に載っているかチェックします。
- 動作確認アプリで端末情報を集める:Playストアの端末情報表示アプリを入れると、対応OSやハードウェアの詳細が一目でわかります。
設定画面から確認する

スマホの設定画面から確認する方法は、追加のアプリやネット接続がなくても端末情報を手軽にチェックできるのが魅力です。
「設定」から「端末情報」を選ぶだけでモデル名やAndroidバージョンがわかります。手元の対応機種リストと照らし合わせて、すぐにAndroid16が使えるか判断できます。
設定画面の項目名は端末によって少し異なる場合があります。「端末情報」が見当たらないときは「システム」や「ソフトウェア情報」を探してみてください。
①設定アプリを開いてデバイス情報をタップ
ホーム画面またはアプリ一覧から歯車アイコンの設定を探してタップします。設定画面が開いたら画面を下にスクロールし、デバイス情報を見つけてタップしてください。
②Androidバージョンを連続タップして隠し情報を表示
設定アプリを開き「端末情報」または「デバイス情報」を選択してください。
画面を下にスクロールし「Androidバージョン」の項目を見つけたら5回ほど連続でタップします。
タップすると隠れたイースターエッグ画面が現れ、Androidコードネームやビルド情報が確認できます。
③アップデート画面でAndroid16対象かをチェック
設定アプリを開いたら、システム関連の項目からアップデート画面を立ち上げて、Android16の表記があるか探します。
ホーム画面やアプリ一覧から歯車アイコンの「設定」をタップします。
「システム」→「システムアップデート」または似た名称を探して開きます。
最新アップデートにAndroid16
と書かれていれば対象機種です。
メーカーやキャリアのカスタムUIではメニュー名が微妙に違うことがあります
公式サイトでリストを確認する

公式サイトに掲載された対応機種一覧をそのまま確認する方法は、とにかく手間なく真新しい情報を得るのにピッタリです。メーカーが公式にサポートを宣言した端末だけが載っているので、安心感もバツグンです。
対応状況はメーカーごとに更新タイミングが異なるので、気になる端末を見つけたらページの更新日時をチェックしておくとトラブルを避けやすくなります。
実際に試してみたところ、Google公式や大手キャリアの端末リストは情報量が豊富で、Androidバージョンのアップデート予定日まで掲載されていることもありました。欲しい情報が一目でわかるのはありがたいですね。
- ページ更新日をチェックして最新情報かどうかを見る
- モデル名の細かい型番(リージョン別など)にも注意
- 英語サイトの場合はブラウザの自動翻訳で補完するとラク
①Google公式Androidページを開く
スマホかパソコンで使っているブラウザを起動してください。アドレスバーにhttps://www.android.com/versions/を入力してアクセスしましょう。
ページが表示されたら上部のナビゲーションから「Android 16」を選んで、対応機種リストへ進みます。
②メーカータブで自分のブランドを探す
画面上部の「メーカー」タブをタップします。ここで各ブランドごとの対応状況が見られます。
リストをスクロールして使っているメーカー名を探します。早く見つけたいときは検索ボックスにブランド名を入力すると便利です。
海外モデルやサブブランドは同じ名前でも別リストになる場合があるので、機種型番で確認すると安心です。
③リリース予定表で機種名を探す
Android公式サイトのリリース予定表ページをブラウザで開きます。URLがわからない場合は「Android Developers リリーススケジュール」で検索するとすぐ見つかります。
表が出てきたらCtrl+F(Macは⌘+F)で自分のスマホの機種名を入力し、一覧から該当項目を探しましょう。
該当行にあるOSバージョン欄を見て、Android16が「予定」あるいは「対応済み」かどうかをチェックします。
注意点:機種名が正式名称ではなく省略形やコードネームで載っている場合があります。メーカー公式サイトの型番情報と照らし合わせると安心です。
キャリアのサポートページで調べる

キャリア各社のサポートページには、自社で販売した端末向けにOS対応状況がまとめられています。契約中のキャリア(ドコモ/au/ソフトバンクなど)の公式サイトにアクセスし、端末名や製造番号(IMEI)を入力すると、Android16に対応しているかが一目でわかります。
公式情報なので信頼度が高く、キャリア独自のテスト結果も反映されているのが大きなメリットです。とくにSIMロック解除した端末やキャリアカスタム版UIが入っている機種では、メーカー公式よりキャリアの最新対応状況を優先してチェックすると安心できます。
ただし、サポートページの更新タイミングはキャリアごとに異なります。こまめにページの更新日を確認しながら探検気分でチェックすると、新OSへのアップデートがスムーズに進むでしょう。
①キャリア公式サイトにログイン
スマホのブラウザ(SafariやChrome)を起動して、契約中のキャリア公式サイトを表示します。URLを直接入力するより、事前にブックマークへ保存しておくとスムーズです。
サイト内のログイン欄に、dアカウントやMy SoftBankなどのIDとパスワードを入力します。パスワードマネージャーを使うとコピペミスが減らせて安心です。
SMSや認証アプリで届くワンタイムコードを画面に入力します。これでログイン完了です。認証設定は一度端末登録しておくと次回以降が楽になります。
②ソフトウェアアップデート情報を開く
まずはスマホの設定アプリを呼び出して、最新のOS情報をチェックできる画面に移動します。
ホーム画面またはアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップしてください。
設定の検索バーに「アップデート」と入れるとすぐ表示されます。見つからない時は「システム」→「システムアップデート」を順にタップしましょう。
機種によってメニュー名が「ソフトウェア更新」や「端末情報」内の「Androidバージョン」などに分かれることがあります。
③Android16欄で機種リストを確認
Chromeなどのブラウザを起動し、アドレスバーにhttps://source.android.com/docs/compatibility/partner/overview#android16
と入力してアクセスします。
ページが開いたら画面を下にスワイプし、Android16の列が見えるようにします。テーブルが横幅を超えている場合はヘッダーをタップして左右にスワイプしてください。
右上の︙メニューから「ページ内検索」を選び、事前にメモしたモデル番号やメーカーコードネームを入力すると対応状況がすぐに見つかります。
リストに該当する機種が表示されていればAndroid16に対応済みです。載っていない場合はベンダー公式サイトやカスタムROMの導入も検討しましょう。
対応機種チェックが終わったらアップデートを安全に進めよう

対応機種の確認が終わってやっとAndroid16を手に入れられる気分ですね。でも勢いだけでアップデートを始めるとトラブルになるかもしれません。ここでは実際に試してわかった安全な手順を紹介します。
事前にやっておくことは大きく3つ。データのバックアップ、バッテリーとWi-Fiの準備、そしてアップデートの実行です。この3ステップを守れば安心感がグッと上がります。
設定アプリから「Googleバックアップ」を有効にして写真や連絡先をクラウドへ保存しましょう。さらにPCとUSBで接続してadbコマンドでアプリデータをエクスポートすると万全です。
残量は50%以上を目安にして、安定したWi-Fiに接続してください。基地局によっては切断が起きやすいので自宅や職場など通信が安定する場所を選ぶと安心です。
設定アプリの「システム」→「システムアップデート」へ進み、「更新を確認」をタップします。あとは画面の指示に従って再起動を待つだけです。
注意点:アップデート中は端末を触らず、電源を切らないこと。中断されると最悪起動しなくなる恐れがあります。
データを失わないバックアップ術

OSアップデートや機種変更の前にバックアップをしておくと、大切な写真やメッセージを安心して引き継げます。意外とサクッと終わるので、まずは試してお守り代わりにしてみてください。
バックアップ方法は主にクラウド、PC、SDカードの三択です。どれか一つだけでなく組み合わせると安全性がグッと高まります。
- クラウドバックアップ:ネット環境があれば自動同期で手間いらず
- PCバックアップ:USBケーブル経由で大容量ファイルも安心保存
- SDカードバックアップ:オフライン環境でもすぐ取り出せる
①Googleアカウントで自動バックアップをオンにする
ホーム画面から設定アイコンをタップして設定画面を開きます。歯車マークが目印です。
設定一覧からGoogleをタップします。アカウント管理の画面に移動します。
バックアップ設定を開きスイッチをタップして有効化します。これで写真や連絡先が自動でGoogleドライブに保存されます。
②写真はGoogleフォトの同期を確認
写真を新しい端末でもすぐに使えるように、まずはGoogleフォトでバックアップと同期が済んでいるかチェックしましょう。
ホーム画面やアプリ一覧からGoogleフォトをタップして開きます。初回はGoogleアカウントの選択画面が出ることがあります。
画面右上のプロフィールアイコンをタップして「フォトの設定」を選び、「バックアップと同期」をタップします。
「バックアップと同期」のスイッチがオンになっているか確認します。オフならタップして有効化し、Wi-Fiのみ同期の設定も必要に応じて切り替えましょう。
同期中は動画など大きなファイルで時間がかかることがあります。充電しながらWi-Fi接続で少し待つのがおすすめです。
③大事なファイルはPCにもコピー
USBケーブルでスマホとPCをつなぎ、スマホ側の通知からファイル転送(MTP)を選択してください。
PCのエクスプローラーでスマホ内の「DCIM」「Downloads」「Documents」などを選択し、PC上のバックアップ用フォルダへドラッグ&ドロップでコピーしてください。
ベータ版で最新機能を試す

Android Beta Programに参加するとAndroid16の新機能をリリース前にひと足先に使えます。最新のジェスチャーや通知デザインを体験しつつ、動作フィードバックを送ることで公式版の品質向上にも貢献できます。
- 早期アクセス:公開前の新機能を真っ先に操作しながらUIの変化を楽しめます。
- 直接フィードバック:不具合や使い勝手の意見をGoogleに送って改善に参加できます。
- 開発者視点の獲得:アプリの動作確認や対応準備を誰よりも早く進められます。
ベータ版は安定性が低い場合があります。大切なデータは必ずバックアップしてから試してください。
①GoogleBetaProgramサイトにアクセス
ブラウザのアドレスバーに「play.google.com/apps/testing」と入力して公式ページを開きます。
鍵マークがある「https」接続を使うことで、安全にベータ版に参加できます。
よくアクセスするならChromeのブックマークに登録しておくと、次回からすぐ飛べて便利です。
②対象デバイスを選んでEnrollをタップ
Googleアカウントに紐づく対応端末リストが表示されます。お使いのスマホ(例Pixel 8)の名前を見つけてください。
リスト右側のEnrollボタンをタップします。これでAndroid16ベータプログラムへの参加手続きが始まります。
複数端末を登録している場合は、誤操作を防ぐために機種名をよく確認してください。
③端末の設定からシステムアップデートをチェック
設定アプリをタップして開きます。画面を下にスクロールしシステムを選択してからシステムアップデートをタップします。機種によってはソフトウェア更新や端末情報内にあることがあります。
Wi-Fi接続とバッテリー残量50%以上または充電器に接続した状態で行ってください。
旧端末にカスタムROMでAndroid16を入れてみる

公式アップデート対象から外れた古いスマホでも、カスタムROMを使えばAndroid16の新機能を味わえます。コミュニティがメンテナンスするLineageOSやPixelExperienceなどを導入すると、セキュリティパッチや最新UIを受け取りつつ端末寿命を延ばせるのが魅力です。
ただし、ブートローダーのアンロックやリカバリ導入といった手順が発生し、慣れていないとトラブルのもとになります。カスタムROMには動作保証がない点も理解したうえで、中級者以上の方が試すと安心です。
①Bootloaderを開放する
設定アプリ内の「端末情報」から「ビルド番号」を7回タップして、開発者向けオプションを出現させます。
設定の「システム」→「開発者向けオプション」で「OEMロック解除」をオンにしてください。
スマホの電源を切り、音量下+電源ボタンを同時に長押しして、Fastboot(ブートローダー)画面に入ります。
PCにUSB接続し、ターミナルから以下のコマンドを打って解除します。
fastboot flashing unlock
開放すると内部ストレージが消去されることがあります。事前に大事なデータはバックアップしましょう。
②TWRPを導入する
ここではTWRP(カスタムリカバリー)を端末に入れる手順を紹介します。慣れないと緊張しますが、一つずつ進めれば大丈夫です。
公式サイトから自分の端末名に合ったTWRPイメージをダウンロードし、fastboot用フォルダに置きます。
USBケーブルでPCに接続し、電源オフからボリューム下+電源ボタン長押しでfastbootモードに入ります。
ダウンロードしたイメージ名がtwrp.imgなら、以下のコマンドで書き込みます。
fastboot flash recovery twrp.img
書き込み後は続けてリカバリーモードで起動します。電源オフからボリューム上+電源ボタン長押しでTWRP画面が出れば成功です。
③LineageOSAndroid16ROMをフラッシュ
電源ボタンと音量アップを同時に長押ししてTWRPに入ります。
「Wipe」から「Advanced Wipe」を選び、Dalvik/ART Cache、Cache、Data、Systemをチェックしてスライドします。
「Install」から先ほどコピーしたLineageOS Android16のzipを選び、スライドしてフラッシュします。
必要なら同じ流れでGAppsやMagiskのzipを選んでフラッシュします。
「Reboot」から「System」を選び、Android16が無事に起動するか確かめましょう。
TWRPのバージョンが古いとzipが弾かれることがあるので、必ず最新バージョンを使ってください。
よくある質問

- 自分のスマホがAndroid16に対応しているかどうかはどう確認すればいいですか?
設定アプリを開いて「システム」→「端末情報」→「Androidバージョン」をタップすると、現在のバージョンがわかります。もし16と表示されていれば対応済みですし、それより下ならアップデートを試しましょう。
- Android16へのアップデートが表示されない場合はどうしたらいいですか?
メーカーやキャリアが配信するタイミングが端末ごとに異なることがあります。まずはWi-Fi接続で再度「システムアップデート」をチェックして、それでも来なければ公式サポートサイトで配信状況を確認すると安心です。
- アップデート後にアプリの動作がおかしくなったときの対策は?
アプリのキャッシュをクリアすると安定しやすいです。設定→アプリ→対象アプリ→ストレージからキャッシュ消去を選んでみてください。それでも直らないときはアプリを最新版に更新したり、再インストールすると改善しやすいです。
Android16はいつ配信される?
Googleは例年春から開発者向けプレビューを公開し、夏ごろベータ版、秋には正式版をリリースします。Android16も同様の流れで、2024年5月にデベロッパープレビューが始まり、7月にはベータ2、10月ごろに安定版が公開される予定です。
Pixelシリーズには正式リリース直後から順次配信されます。Pixel 8→Pixel 8 Pro→Pixel 7シリーズ→それ以前のモデル、といった順番で届くので、手に入れた端末が古い場合はもう少し待ってみてください。
注意:キャリア版はSIMフリー版より数日から1週間ほど配信が遅れる場合があります。
古いモデルでもアップデート通知が来ないときは?
自動でアップデート通知がぱっと来ないときは、まず設定アプリの「システムアップデート」を自分でタップしてみるといいですよ。隠れていた更新情報がぽんっと表示されることがあります。
それでも変化がない場合は、メーカー公式サイトからAndroid16のファクトリーイメージをダウンロードして手動で当てる方法がおすすめです。ちょっとワクワクする作業ですが、手順どおり進めれば無理なく導入できます。
ストレージが足りないと表示されたらどうする?
スマホ画面にストレージ不足のメッセージが出るとドキッとするかもしれませんが、実際にはいくつかの方法ですっきり空き容量を作れます。
容量を確保するためのポイントはこちらです。
- 不要なアプリを整理:使っていないアプリはアンインストールして容量を確保します。
- キャッシュを削除:設定アプリからアプリごとのキャッシュクリアで無駄なデータを消します。
- 写真や動画を移動:SDカードやパソコン、クラウドにバックアップして端末から削除します。
- ファイルマネージャーで大容量ファイルをチェック:ダウンロードフォルダなどに溜まっている重いファイルを見つけて整理します。
- クラウドサービスを活用:Googleフォトやドライブなどにデータを預けることで端末容量を節約できます。
SDカード非対応機種ではクラウド依存が増えるので、Wi-Fi環境でのバックアップを習慣にすると安心。
モバイルデータ通信でアップデートしても大丈夫?
モバイル回線でもAndroid16のアップデートが進められるのは便利だけれど、いくつか気をつけたいポイントがあるよ。特にアップデートファイルは数百MB~ギガ単位になるから、契約プランの残容量や通信速度の安定性を確認してから実行すると安心です。
たとえば外出先で急いでアップデートしたいときや、自宅にWi-Fi環境がない場合はモバイルデータ通信を使う選択肢になるよ。ただしデータ量に余裕があるとき、電池残量が50%以上あるとき、電波が安定している場所であることを確かめてから進めるのがおすすめです。
まとめ

Android16へのアップデートに向けては、まず端末の設定>端末情報>Androidバージョンで確認することが大切です。そしてメーカー公式サイトやキャリアの対応機種リストを見比べて、自分のスマホが対象に入っているか確かめました。
対応が確認できたら、Wi-Fi接続とバッテリー残量を50%以上にしてからシステムアップデートを実行しましょう。手元の端末がアップデート対象外でも、端末ベンダー公式のカスタムROMなどエンジニア視点の応用テクニックを活かせば、新機能を試せる可能性があります。
これでAndroid16対応チェックからアップデートまでの流れがひととおり揃いました。次のステップとして、新機能を楽しみながら最適な使い方を探ってみてくださいね。