Android を初めて触るタブレットで何から始めたらよいか迷ってしまうことはありませんか?
ここでは長年現場で磨いた設定のコツを順に示し、迷いやすい初回起動から便利技まで一緒に体験することで、機械が苦手でも画面を開くたびにほっとする環境をすぐに手に入れられます。
お手元の端末を用意し、説明通りにタップを進めながら自分らしい使い心地を完成させてください。
はじめてのAndroidタブレット設定をスムーズに終わらせる方法

Androidタブレットが届いた直後、「まず何をすればいいんだろう?」と戸惑いますよね。画面をタップしても動作が分からなかったり、設定項目の名前にピンと来なかったりすることもあるでしょう。
ここでは、初めてのセットアップを素早く終わらせるための大まかな流れを4つに分けてお伝えします。面倒に感じるところは後回しにして、必要最低限から進めていきましょう。
- Wi-FiとGoogleアカウントの登録:まずは安定したネットワーク接続を確保し、Googleアカウントでログインして基本機能を使える状態に。
- システムアップデートの実行:最新のOSやセキュリティパッチをあてて、安心して使える土台を整えます。
- 必要なアプリのインストール:普段使うメールやブラウザ、辞書アプリなどを優先的に入れておくと快適です。
- バックアップと連携設定:Googleドライブへの自動同期設定や、スマホとのデータ共有を有効にしておくと後で楽になります。
これらの流れを順番にササッとこなせば、初期設定はあっという間に完了します。
エンジニア視点のアドバイスとして、設定の最後に「開発者オプション」でUSBデバッグを有効にしておくと、PCからのファイル転送やトラブル解消がスムーズになります。
新しいGoogleアカウントを作ってスタートする

これまでGoogleのアカウントを使ったことがないなら、新しく作ると安心です。タブレットにログインするとPlayストアからアプリを簡単に入手できるので、いちいちスマホと連携しなくてもサクサク操作できます。
新規アカウントなら個人情報がごちゃまぜにならず、写真やドキュメントの自動バックアップもおまかせできます。あとから設定が面倒にならないように、二段階認証をオンにするのがおすすめです。
①電源ボタンを長押ししてタブレットを起動
タブレットの側面か上部にある小さなボタンを探しましょう。指先で軽く触れて確認すると間違えにくいです。
見つけたらしっかり3秒ほど長押しします。画面にロゴが現れたら指を離して大丈夫です。
もし起動しないときはバッテリー残量をチェックしてから改めて同じ動作を試してみるとスムーズです。
②表示された言語一覧で日本語を選ぶ
アルファベット順のリストを指で上下にスワイプして日本語を見つけます。
見つけた日本語をやさしくタップすると言語が設定されます。
日本語が表示されないときはリストを一番下までスクロールしてみてください。
③「はじめる」をタップしてWi-Fiを選択
初期設定画面ではじめるをタップすると、検出されたWi-Fiネットワークが一覧で表示されます。
自宅や職場のSSIDをタップして、パスワード入力画面へ進みましょう。
SSIDが見つからないときは画面下部の「SSIDを追加」をタップし、正確なネットワーク名を入力してください。
④パスワードを入力して接続を完了
ネットワーク名をタップするとパスワード入力欄が現れます。表示されている文字種や記号を確認しながら正確に打ち込んでください。
入力後はキーボードの「接続」や画面内の「接続」を押します。数秒待つと「接続済み」と表示され、インターネットが使えるようになります。
パスワードは大文字小文字が区別されるので、スペースや打ち間違いに注意してください。
⑤「アカウントを作成」をタップ
必要事項をすべて入力したことを確認したら、画面下部にある「アカウントを作成」をタップしましょう。もしボタンが押せないときは、メールアドレスやパスワードの書式に誤りがないか再チェックしてください。
⑥名前と生年月日を入力して次へ
画面に表示されるフォームに名前
と生年月日
を入力します。日本語入力がオンだと読み間違いが起きやすいので、必要に応じてキーボード設定で英数字モードに切り替えてください。
生年月日欄のカレンダーアイコンをタップすると日付ピッカーが開きます。直感的に操作できるので、手入力よりミスが減ります。
入力が完了したら画面下の次へ
ボタンをタップして次のステップへ進みます。
⑦好きなメールアドレスを決めて進む
「ユーザー名を選択」の欄に使いたいアドレスを入力してください。好きなニックネームや数字を組み合わせるとオリジナル感が出せます。
すでに登録済みだとエラーになるので、候補が表示されたらその中から選ぶか、別の組み合わせを試してみてください。
⑧パスワードを作成して確認
まず画面の指示に沿って数字のみのPINか英数字を組み合わせたパスワードを選びます。桁数は最低6桁以上にすると安全性が高まります。
同じ文字列を再入力する欄があるので正確にコピーして入力し、登録をタップします。このとき入力ミスを防ぐため落ち着いて確認しましょう。
数字の連続や自分の誕生日など推測されやすい組み合わせは避けましょう。
⑨利用規約を読んで「同意する」をタップ
画面をスクロールしながら全文をしっかりチェックしてください。特にプライバシーやデータ収集の項目は要注目です。
最後まで読み終えると「同意する」ボタンがアクティブになります。
表示された「同意する」をタップすると次のステップに進めます。
利用規約を最後まで読まないと同意ボタンが押せない場合がありますのでご注意ください。
⑩バックアップ設定を確認してホーム画面へ
「設定」アプリを開いて「Google」を選んでください。次に「バックアップ」をタップして、バックアップがオンになっていることを確かめましょう。
もしオフになっていたらスイッチをタップして有効にしておくと安心です。
画面左上の戻るアイコンを数回タップするかナビゲーションバーのホームボタンでホーム画面に戻ります。
初回のバックアップには時間がかかることがあります。Wi-Fi接続のままにしておくとスムーズです。
持っているGoogleアカウントでサッとログインする

Androidタブレットは初期設定でGoogleアカウントを登録すると手間がぐっと減ります。慣れ親しんだサービスがそのまま使えるので緊張せずにスタートできます。
手持ちのアカウントを活用するメリットをご紹介します。
- メールやカレンダーが自動で同期されすぐに使える
- Google Playからアプリを迷わずインストールできる
- 写真やドキュメントがクラウドにバックアップされる
①電源ボタンを長押ししてタブレットを起動
電源ボタンは本体の右上か側面にあります。まずはそのボタンの形状や位置を確認しておきましょう。
電源ボタンを約3秒間ずっと押し続けると画面が点灯します。ロゴが表示されるまで指を離さないようにしましょう。
バッテリー残量が少ないと起動に時間がかかったりできないことがあります。充電器につないでから操作すると安心です。
②日本語を選んで「はじめる」をタップ
Androidセットアップ画面でリストから日本語を選びます。そのあと画面下の「はじめる」をタップして次のステップへ進めます。
もしリストが長くて探しにくいときは、指を画面端からスッと滑らせるとまとめてスクロールできます。
③Wi-Fiを選んで接続を完了
設定画面のWi-Fiをタップすると近くのネットワークが一覧で出ます。自宅や職場のSSIDを選んでください。
パスワード入力欄が出たら、ルーターに書いてあるキーを正確に入力します。数字と英字が混ざることが多いのでゆっくり確認しながら打ち込むとミスが減ります。
「接続」を押すと端末がネットワークに参加します。小さなチェックマークがSSIDの横に付けば接続完了です。
同じSSIDが複数あるときは、ルーター側でSSID名の末尾に番号を付けると選び間違いが防げます。
④メールアドレスを入力して次へ
表示されたフィールドにGoogleアカウント用のメールアドレスをゆっくり正確に入力してください。大文字と小文字の区別やドットの有無も大切です。
すでに別の端末でアドレスをコピーしているときは、入力欄を長押しして〈貼り付け〉を選ぶとタイピングミスを防げます。
入力が完了したら画面右下の「次へ」をタップして進んでください。
⑤パスワードを入力してログイン
パスワード入力欄をタップしてキーボードを表示してください。
正確に入力するコツは、入力中に目のマークをタップして文字を一時的に表示するとミスを減らせます。
パスワード管理アプリを使ってコピー&ペーストすると入力ミスを大幅に減らせます。
⑥2段階認証が表示されたら確認コードを入力
Googleアカウントの2段階認証が有効になっている場合、次の画面で確認コードを求められます。まずは登録済みのスマホに届いたSMSやメール、あるいは認証アプリを確認してください。
届いた6桁のコードを入力欄に丁寧に入力し、右下の「次へ」をタップします。入力ミスを防ぐため、画面がはっきり見える明るい場所がおすすめです。
認証コードは一定時間で無効になります。届いたらすぐに入力しましょう。
⑦バックアップと位置情報の設定を確認して次へ
何かトラブルが起きたときにも安心できるように、まずはバックアップと位置情報の設定をチェックしましょう。
設定アプリを開き「Google」をタップします。
「バックアップ」を選び「Googleドライブにバックアップ」をオンにしてください。
設定アプリに戻り「位置情報」をタップします。
スイッチをオンにして「高精度モード」を選ぶと地図やカメラで正確に現在地が取得できます。
位置情報を常時オンにすると電池消費が増えることがありますので、外出時だけなど使い方に合わせて切り替えてください。
⑧チュートリアルを終えてホーム画面へ
チュートリアルの最後まで来ると、いよいよホーム画面が姿をあらわします。ここまで来ればAndroidタブレットの基本操作を覚えた証拠です。さっそく試してみましょう。
チュートリアルの最終ページで表示される「完了」ボタンをタップします。しっかり指で押し込むようにすると反応しやすくなります。
Androidのホーム画面が表示されたら、最初から並んでいるアプリやウィジェットをチェックしましょう。気になるアプリは長押しして配置を変えられます。
画面下部中央のドック部分からスワイプアップすると、インストール済みのアプリ一覧が出てきます。新しいアプリを探して使い心地を試してみましょう。
初期設定後は、画面の回転設定をオフにしておくと、縦横の切り替えでアイコンがずれにくくなるのでおすすめです。
旧端末から全部お引っ越しする

前のAndroid端末で使っていた連絡先や写真、アプリの設定などがそのまま新しいタブレットにやってくるから、面倒な再設定がほとんど発生しない心強いやり方です。GoogleアカウントにバックアップしておいたデータをWi-Fiにつなげば自動で復元されるので、初めてでも迷わずお引っ越しが完了します。
おすすめしたいのは、Android同士はもちろん、iPhoneから乗り換えるときも対応する方法がある点です。特に大量の写真や長年使い続けた連絡先が消える不安を感じる方にはぴったりのルートなので、はじめてのタブレットでもスムーズにスタートを切れます。
①新旧両方の端末でWi-Fiをオンにする
それぞれのタブレットを手に取り、画面上部から下へスワイプしてクイック設定パネルを表示します。Wi-Fiアイコンをタップしてオンにしてください。色が変われば有効化できています。
同じネットワーク名に接続すると、データ移行がスムーズに進みます。
公共の無料Wi-Fiはセキュリティリスクがあるため、自宅や職場の安全なネットワークを使うことをおすすめします。
②新端末を起動して言語とWi-Fiを設定
端末の側面にある電源ボタンを数秒長押しします。画面が点灯したら指を放してください。
画面の案内で「日本語」をタップします。次に接続先のWi-Fiが一覧表示されるので利用しているルーター名を選び、パスワードを入力して「接続」を押します。
③「旧端末からコピー」を選ぶ
セットアップ画面の項目から旧端末からコピーを選びます。
旧端末の画面に表示されるQRコードを新端末でスキャンし、画面の案内に従って承認します。
旧端末と新端末を同じWi-Fiに接続しておくとデータ移行がスムーズになります。
④旧端末で「クイックスイッチ」を起動
ホーム画面から設定アプリをタップしてください。画面上部の🔍アイコンを押して「クイックスイッチ」と入力すると素早く見つかります。
表示されたクイックスイッチをタップして起動します。起動後は画面の案内に沿って、新しいタブレットとのデータ移行準備を進めましょう。
Android11以前の端末では、クイックスイッチが「デバイス接続」メニュー内にある場合があります。
⑤表示されたQRコードを旧端末で読み取る
旧端末のカメラアプリを起動して、新端末に表示されたQRコードを画面中央に合わせます。
ピントが合うと自動的に読み取りが始まるので、読み込み後に表示される「続行」をタップしてください。
もしカメラだけで読み取れない場合は、GoogleレンズやQRコード専用アプリを使うと簡単です。
⑥移したいデータをチェックして「コピー」をタップ
ファイル管理アプリで保存先フォルダを開き、コピーしたい写真や動画、ドキュメントを長押しして表示されるチェックボックスをタップします。
複数のアイテムを一度に選ぶときは、続けて他のファイルもチェックを入れてまとめて選択してください。
選び終わったら画面下部にあるコピーアイコンをタップし、データの移動先を指定します。
フォルダごとに移すときは親フォルダ内のすべてにチェックが入っているか再確認してください。
⑦コピー完了通知が出たら「次へ」をタップ
アプリのデータコピーが完了すると、画面下部に「コピーが完了しました」という通知が小さく表示されます。他の操作をせずにその表示をじっと待ちましょう。
通知が出たら、すぐ横にある次へボタンをタップしてください。これで新しい端末への移行作業が次のステップに進みます。
⑧ホーム画面が表示されるまで待つ
起動中はロゴやアニメーションが流れてシステム読み込みが進みます。ホーム画面にアイコンやナビゲーションバーがすべて揃うまで操作せずに待ちましょう。
途中で電源ボタンや画面タップを行うと読み込みが止まってしまうことがあるので注意してください。
設定が済んだらもっと楽しいAndroidタブレット活用アイデア

設定が終わったら、ワクワクをもっと広げる使い方をいくつか試してみましょう。
アイデア | 役立ちポイント |
---|---|
ペン対応機能 | 手書きメモやイラスト作成で直感的に操作できる |
オンライン会議 | 大画面で資料共有やビデオ通話が快適になる |
キッチンモード | レシピ表示やタイマー機能で料理がスムーズに |
電子書籍・学習アプリ | 目に優しい画面で読書や動画学習をじっくり楽しめる |
どれも設定後すぐに楽しめるアイデアなので、ぜひお好みのものから挑戦してみてください。
ホーム画面を自分色にカスタマイズ

ホーム画面を自分好みに仕立てると、タブレットを開いた瞬間からワクワク感が高まります。お気に入りの壁紙を貼ったり、必要な情報をすぐ確認できるウィジェットを並べたりすると、普段使いがグッと快適になります。
- 壁紙の設定:お気に入りの写真やイラストを背景にして雰囲気をガラッと変える
- ウィジェット配置:天気やカレンダーなど必要な情報を手元に表示して作業をスムーズに
- アイコンパック&ランチャー:好みのアイコンデザインや操作感のランチャーで見た目も操作性もアップ
ウィジェットを長押しして好きな場所へ置く
ホーム画面のウィジェット一覧から配置したいアイコンを長押ししてください。
指を離さずそのままドラッグしながら好きな空きスペースへ移動します。
位置が決まったら指を離すとウィジェットがピタリと設置されます。
設置後に表示されるハンドルを左右にスワイプするとウィジェットのサイズを調整できます。
壁紙をギャラリーから選んで設定する
ホーム画面の何もない部分をそっと長押ししてください。
下部に出てくる「壁紙とスタイル」をタップしてください。
「ギャラリー」をタップして好みの写真を探しタップします。
拡大縮小や移動で見栄えを確認し「設定」をタップします。
「ホーム画面」「ロック画面」あるいは両方を選んで完了です。
端末によっては「壁紙」ではなく「背景」と表記される場合があります。
アプリをフォルダにまとめて整理する
ホーム画面のアプリアイコンが増えてきて、探すのに時間がかかることはありませんか?関連するアプリをまとめておくと、画面がすっきりして操作もスムーズになります。
まずはフォルダに入れたいアプリを見つけ、アイコンを数秒間タッチしたままにします。
そのまま指を滑らせて、まとめたい他のアイコンの上に乗せるとフォルダが自動で生成されます。
フォルダができたら名前部分をタップし、用途に合わせてわかりやすい名称に変えましょう。
フォルダを開き、残りの関連アプリをフォルダ内にドラッグして整理完了です。
アプリドロワー(すべてのアプリ一覧)から直接ドラッグすると、ホーム画面にアイコンを配置せずにフォルダにまとめられる場合があります。
家族で共有するためのユーザープロファイル作成

Androidタブレットにはユーザープロファイルを好きなだけ作れる機能があり、家族みんなで一台を使うときに大活躍します。プライベートなアプリやホーム画面をそれぞれ分けて管理できるので、写真やお気に入りの動画プレーヤーが混ざらずに安心です。
とくに子ども用には使えるアプリや利用時間をコントロールできる制限付きプロファイルが作れるので、学習時間やゲーム時間をしっかり分けたいときにもぴったりです。大人用は自由度が高くカスタマイズしやすいので、家族で役割ごとに使い分けられます。
設定アプリを開いて「ユーザーとアカウント」をタップ
ホーム画面の歯車アイコンをタップして設定アプリを起動します。開いたら画面を下にスクロールしてユーザーとアカウントをタップしましょう。
機種によっては「アカウント」だけの表示になる場合があります。
「ユーザーを追加」を選びニックネームを入力
画面右上のプロフィールアイコンをタップし、表示されたメニューから「ユーザーを追加」を選択します。
新しいユーザーのニックネームを入力する画面が開くので、あとで見分けやすい名前を入れてください。
家族や仕事で使い分けるなら「仕事部屋」「共有観覧用」など、何のアカウントかすぐにわかる名前をおすすめします。
権限を確認して「作成」をタップ
アプリが求めるアクセス権限が一覧で表示されます。位置情報やカメラなどの用途を思い浮かべながら、必要な権限には「許可」を選びましょう。
権限の確認が終わったら画面下部の「作成」をタップします。これでアカウントやプロフィールの作成が完了します。
新しいユーザーでログインして初期設定を行う
ホーム画面から設定アプリを開きシステム>ユーザーとアカウントをタップします。
ユーザーの追加を選んでゲストではなくユーザーを追加し次に表示されるユーザーアイコンをタップして切り替えます。
画面指示に従ってGoogleアカウントにログインし画面ロックをPINか指紋へ設定してバックアップ同期まで完了させます。
ユーザーを切り替えると元のアカウントは一度サインアウトされるので進行中の作業は保存しましょう。
開発者モードをオンにして動きをサクサクにする

開発者モードは普段は隠れている特別な設定画面を呼び出せる機能です。ちょっと敷居が高そうに見えますが、一度オンにすると画面アニメーションの速さやバックグラウンド処理の制限をささっと変えられて、タブレットの動きをぐっと軽くできます。
アニメーションをオフにしたり最小値に調整するだけで、ホーム画面の切り替えやアプリ起動がサクサク感じられるようになります。ほかにも処理の優先度を絞ったり、USBデバッグでパソコン連携を高速化したりできるので、細かい調整がお好きな人にはたまらない強力なツールです。
設定アプリの「端末情報」を開く
ホーム画面またはアプリ一覧から歯車アイコンの「設定」をタップしてください。
設定画面を下にスクロールして「端末情報」を探し、タップしてください。
見つからないときは、画面上部の検索バーに「端末情報」と入力するとすぐ表示されます。
機種によっては「システム」→「端末情報」という階層になる場合があります。
「ビルド番号」を7回連続タップ
設定アプリを開き画面を下にスクロールしてシステム→タブレット情報を表示します。
「ビルド番号」が見つかったら指先で7回続けてタップしてください。軽く素早く連打するイメージで行うと認識されやすいです。
途中で画面ロック解除用のPIN入力を求められた場合は、いつも使っているPINコードを入力すれば大丈夫です。
7回目のタップが成功すると「開発者向けオプションが有効になりました」というメッセージが表示されます。この表示が出たら無事に開発者オプションが使えるようになります。
「開発者向けオプション」が表示される
設定アプリに戻り、「システム」や「一般管理」を開いて一番下までスクロールすると開発者向けオプションが表示されます。
Androidのバージョンや端末メーカーによっては、設定メニューの中にそのまま表示されていることもあります。
アニメーション尺度を0.5xに変更
画面のアニメーション速度を半分にすることで、操作がより軽やかに感じられます。まずは開発者向けオプションを表示させましょう。
設定アプリを開き「端末情報」「ビルド番号」を連続で7回タップします。画面ロックのPINやパターン入力を求められたら普段のロック解除情報を入力してください。
設定アプリに戻り「システム」「詳細設定」「開発者向けオプション」を開きます。画面をスクロールして「ウィンドウアニメーション尺度」「トランジションアニメーション尺度」「アニメーター再生時間尺度」の各項目を探し、いずれも0.5xに設定してください。
開発者向けオプションには多くの設定が並んでいます。触りすぎると予期せぬ動作を招く場合があるので、必要な変更だけにとどめましょう。
よくある質問

Androidタブレットの初期設定でGoogleアカウントは必須ですか?
- Androidタブレットの初期設定でGoogleアカウントは必須ですか?
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GoogleアカウントがあればPlayストアからアプリをすぐにインストールできますが、アカウントなしでもタブレット自体は操作できます。あとから設定画面→アカウント追加で入れられるので、最初に持っていなくても問題ありません。はじめてのときはPCで作成しておくとスムーズです。
Wi-Fiに接続できないときはどうすればいいですか?
- Wi-Fiに接続できないときはどうすればいいですか?
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ルーターの再起動やパスワード再入力で直ることが多いです。それでもダメなら設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fi→保存済みネットワークを削除して再接続してみてください。プログラマー目線だと、端末の時刻がずれていると認証が通らない場合があるので確認してみるのがおすすめです。
OSアップデートが失敗した場合の対処法は?
- OSアップデートが失敗した場合の対処法は?
-
ストレージ容量が足りないと失敗しやすいので、不要な写真やアプリを削除して空きを作りましょう。またバッテリー残量が十分か、安定したWi-Fiにつながっているかも大切です。それでもエラーが出るときは設定→システム更新→ダウンロード済み更新をリセットしてから再試行すると直るケースがあります。
Wi-Fiに繋がらないときはどうすればいい?
Wi-Fiがつながらないときは、まず機内モードのオンオフやタブレットの再起動から始めるとスムーズです。そのあと設定から問題のネットワークを忘れる操作をして再接続してみてください。もしまだつながらなければ、ルーター本体を再起動しつつ、IPアドレスやDNS設定が端末側で自動取得になっているかも確認しましょう。プログラマーらしい視点では、ターミナルでpingコマンドを使ってルーターに疎通できるか試すと、原因の切り分けがより楽になります。
Googleアカウントを忘れたまま起動したらどうなる?
Googleアカウントを思い出さないままタブレットを起動すると、セットアップの途中でサインイン画面から動けなくなります。初期化前に登録したアカウント情報を保護するための「FRP(登録者確認)」機能が働き、工場出荷状態に戻しても同じアカウントでのログインを求められ続けることもあります。その結果、アカウントの再設定やパスワードリセットを完了しない限り、次の画面に進めず使えない状態になってしまいます。
バッテリーの減りが早いと感じたら試すことは?
バッテリーの減りが早いと感じたときは、Androidに標準で備わっているバッテリー最適化機能を試してみましょう。設定アプリの電池メニューから、消費の激しいアプリを自動で制限できるので、長時間の外出中でも安心して使えます。
また、画面の明るさを自動調整にしたり、不要な通知やバックグラウンドで動くアプリを手動でオフにしたりすると、さらに電池持ちが良くなります。実際のところ、ちょっとした設定変更だけで数%の節約につながるので、設定を見直す価値は大きいです。
開発者モードをオフに戻す方法は?
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップしてください。
設定の中にある「システム」もしくは機種によっては「システムと更新」「追加設定」を探してタップします。
画面に「開発者オプション」が見つかったらタップします。表示されなければすでにオフになっています。
画面上部のトグルスイッチをタップしてオフに切り替えます。設定から「開発者オプション」が消えれば完了です。
機種によっては「システム」ではなく「追加設定」「詳細設定」と表記が異なる場合があります。設定内検索を活用するとスムーズです。
子ども用に制限をかけたいときの手順は?
タブレットを子どもに使わせるときは、安心して遊んでもらえるよう管理できる仕組みがあると嬉しいですよね。Androidなら無料で使えるGoogleファミリーリンクを使う方法がいちばん手軽です。
ファミリーリンクを使うと、子ども用アカウントの作成から時間制限やアプリの利用許可までまとめて操作できます。専門的なソフトを入れずに、Google純正の機能だけで子どもの使いすぎや有害アプリへのアクセスを防げるのが嬉しいポイントです。
- 子ども専用アカウントの作成からスタート
- アプリごとに利用時間やインストール可否を設定
- デバイスの毎日の使用スケジュールをカレンダー形式で管理
- 緊急時はリモートでロックをかけられる安心感
まとめ

これまでに紹介したのは電源投入からGoogleアカウント登録、Wi-Fiとセキュリティ設定、アプリインストールと画面カスタマイズ、さらに分割表示やクラウド同期といった応用テクニックです。
最初は少しドキドキするかもしれませんが、手順どおりに進めればすぐに慣れて自由自在に操作できるようになります。いま手元のタブレットを片手に、ぜひこの流れを試してみてください。
新しいAndroidタブレットは使いこなすほどに楽しくなる道具です。設定が整ったらお気に入りのアプリを探しに出かける感覚で、ワクワクする毎日をスタートさせましょう。