ヘルスコネクトで健康管理を始めたものの、アプリの権限設定がよく分からず手が止まっていませんか?
長くAndroid開発に関わる経験から、初回起動でどの許可を選べば安心なのか、後から安全に見直すコツまで手順を丁寧に案内します。画面付きの手順と応用例を押さえることで、データを守りながら歩数や睡眠の記録を最大限に活かせます。
読み進めるうちに設定が自然と完了し、明日からはスマホをポケットに入れて歩くだけで統計が集まる気持ちよさを味わえます。今すぐ設定を整えて、未来の自分に役立つ健康データを育て始めましょう。
ヘルスコネクトアプリの権限をスマホで設定する流れ

ヘルスコネクトアプリで心拍や歩数などのデータをやり取りするには、スマホ側で必要な権限を許可しないといけません。実際に触って確認した手順をまとめたので、これを見ながら設定すれば迷わず進められます。
- 設定アプリを開く:ホーム画面またはアプリ一覧から歯車アイコンをタップ
- アプリと通知を選ぶ:Android12以降は「アプリ」メニューから探すとスムーズ
- ヘルスコネクトを探して開く:検索欄に「ヘルス」で候補がすぐに表示されます
- 権限をタップ:位置情報、身体センサー、ストレージへのアクセス設定画面に移動
- 各権限を許可:ヘルスコネクトに必要な項目をすべて「許可」に切り替える
機種やOSバージョンによってはメニュー名や項目の場所が少し異なる場合があります。見つからないときは検索欄を活用すると便利です。
アプリ初回起動から設定する手順

アプリを初めて開くとき、すぐにヘルスコネクトの利用に必要な権限をまとめて設定できる画面が出てきます。ここで「許可」をタップしておけば、そのあとスマホの設定画面を行ったり来たりせずにつまずきにくくなります。
Android13以降では、心拍数や歩数といったデータごとにまとめて許可を求められるので、各項目の意味を確認しつつ一気に選択できるのがうれしいところです。あとから設定を見直したくなったときは、スマホの設定→アプリ→ヘルスコネクトから再編集できます。
プログラマー視点のアドバイスとしては、初回画面で「すべてのデータをまとめて許可」できるトグルを活用すると、コードを書くときに想定外の権限不足に悩まされにくくなるのでおすすめです。
①ホーム画面でヘルスコネクトをタップ
スマホのロックを解除してホーム画面を表示したら、並んでいるアプリの中からヘルスコネクトのアイコンを探してください。アイコンが見つからないときは、画面を下から上にスワイプしてアプリ一覧を表示すると見つけやすくなります。
②権限リクエスト画面で『許可』を選ぶ
ヘルスコネクトを起動すると、アクセス権を求めるダイアログが出ます。ここで、自分の健康データを正しく取得・保存するために許可をタップしましょう。データごとにスイッチが並んでいる場合は、必要な項目を上から順にオンにしていくと見落としがありません。
もし誤って拒否したときは、端末の設定アプリからヘルスコネクト→権限を開き、オフになっている項目をタップしてオンに戻せます。
③アクセスするアプリを選んでオンにする
「Health Connectの権限」画面に表示されたアプリ一覧から、データを共有したいアプリをタップしてください。
アプリ別の詳細設定画面が開いたら、活動量や睡眠など必要なデータ項目のトグルをタップしてオンにします。戻るボタンで前の画面に戻ると、自動的に保存されます。
④『完了』をタップして設定を保存
画面右上の完了をタップすると設定がすぐに保存されます。これでヘルスコネクトからアプリへのデータアクセスが許可されるようになります。もし設定が反映されないときは、アプリをいったん閉じて再起動すると確実に有効になります。
設定アプリから後から変更する手順

設定アプリを使う方法はシンプルで手軽です。端末のシステム画面から直接Health Connectの権限設定画面にアクセスできるので、あとからでも必要に応じて許可したり取り消したりできます。
アプリをいったん削除せずに見直しできるためプライバシー面も安心ですし、新しく連携したい健康アプリが増えたときにもさっと対応できるのが嬉しいポイントです。
①設定アプリで『アプリ』を開く
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップします。画面上部の検索バーに「アプリ」と入力すると、すぐに該当のメニューが出てきます。
検索バーが見当たらないときは、リストを下にスクロールしてアプリと通知やアプリと書かれた項目を探してタップしましょう。
②一覧からヘルスコネクトを探してタップ
設定アプリのアプリ一覧が並んだら、アルファベット順やインストール順をヒントに「ヘルスコネクト」を探します。リストが長いときは画面を上下にスワイプして見つけましょう。
見つかったらその項目を軽くタップして、詳細画面へ移動します。
インストールしていないとリストに出てこないので、表示されない場合はPlayストアで「ヘルスコネクト」をダウンロードしてください。
③『権限』をタップして必要な項目を許可
ヘルスコネクトのアプリ設定画面が開いたら『権限』をタップします。すると歩数や心拍数などの項目リストが並んでいるはずです。
- 記録したいデータ(歩数・心拍数・睡眠など)のトグルを右にスライドしてオンにします。
- 個別にアプリ間で共有する場合は、各項目をタップして連携先を選んで許可します。
オンにしても表示されないときは、一度画面を戻ってアプリを再起動してみてください。
④右上の戻る矢印で設定を確定
画面右上の←アイコンをタップすると設定が保存されます。健康データのアクセス状態は前画面に戻ったあともトグルがオンのままになっているか確認してください。
ヘルスコネクトの権限を活かして健康管理をもっと楽しむ

ヘルスコネクトの権限をうまく使うと、毎日の健康記録がパズルみたいにピタッとそろって気分が上がります。睡眠や食事、運動データを好きなアプリ同士でこっそり交換させると、面倒な入力がだいぶラクになりました。
応用技 | 活用メリット |
---|---|
睡眠データの自動記録 | 毎朝の睡眠時間と眠りの深さを一覧できて、寝る前の習慣改善がはかどる |
食事アプリ連携 | カロリーやタンパク質を自動でまとめてくれるから、入力の手間がゼロに近づく |
ワークアウト自動ログ | 走った距離や消費カロリーをまとめて管理でき、やる気スイッチが入りやすくなる |
カレンダー同期 | 週ごとの記録をカレンダーで俯瞰できて、習慣のムラがひと目でわかる |
フィットネスアプリと連携して歩数を自動記録

フィットネスアプリをHealth Connectに許可すると、毎日の歩数がバックグラウンドでひとりでに同期されます。わざわざ手入力する手間が省けるので、いつもスマホをポケットに入れておくだけで歩数が記録されてとてもラクです。
- 対応アプリ(Google FitやSamsung Healthなど)をまとめて連携
- Health Connectで許可するデータ範囲を細かく設定
- バッテリー消費を抑えつつリアルタイムに同期
歩いた分だけサクサク記録したい人や、運動ログをほかの健康アプリとも共有したい人にぴったりの方法です。プログラマー経験から言うと、Health Connectの権限は最初にきちんと整理しておくと、あとで不要なアクセスを制限しやすくなるので安心感が高まります。
GoogleFitでヘルスコネクトを有効にする
GoogleFitアプリからヘルスコネクト連携をオンにすると、健康データの一元管理がスムーズになります。
GoogleFitを起動して右上のプロフィールアイコンをタップします。その後、設定アイコンを選びます。
「接続済みアプリ」をタップし、一覧からヘルスコネクトを選びます。表示されたアクセス許可のダイアログですべての項目を許可にして「許可」をタップしましょう。
GoogleFitのバージョンが最新でないと設定画面が表示されません。Playストアでアップデートを確認してください。
歩数ウィジェットをホームに追加する
スマホのホーム画面に歩数ウィジェットを置くと、いちいちアプリを開かずに今日の歩数がちらりとチェックできます。
何もない場所を数秒間タップで、アイコンがゆらゆら揺れたら成功。
スクロールでHealth Connectカテゴリーを探し、歩数ウィジェットを見つけます。
自分好みのサイズをタップ後、配置したい場所にスワイプして置くだけです。
Health Connectの権限を許可していないと歩数データが表示されないので、事前にアプリ設定で歩数へのアクセスをオンにしておいてください。
- ウィジェットはドラッグ&ドロップで自由に移動できる
- 天気やカレンダーと並べて並び替えると一目でチェックしやすい
- 表示が崩れたときは長押し→ウィジェット削除で再配置がお手軽
睡眠アプリとつないで快適な就寝リマインダー

夜更かししがちな時間帯に便利なのが、睡眠アプリをHealth Connectとつないで就寝リマインダーを受け取る方法です。
睡眠アプリへHealth Connectからスリープデータの読み取りを許可すると、就寝予定時刻をもとにやさしく「そろそろお休みの時間ですよ」と通知してくれます。電子書籍やSNSでうっかり長居しがちな人にぴったりの機能で、習慣化への後押しになります。
睡眠アプリの設定画面でヘルスコネクトを選ぶ
睡眠アプリの設定画面では、記録したデータを読み込むデータソースとしてHealth Connectを指定できます。慣れてしまえば数秒で完了する手順です。
睡眠アプリを起動して画面右上や下部の歯車アイコンをタップします。
「データ連携」や「連携サービス」内のリストからHealth Connectを探してタップします。検索バーが表示されるアプリでは「Health Connect」と入力すると早く見つかります。
就寝時刻に合わせた通知をオンにする
アプリのホーム画面で右上の歯車アイコンをタップして、設定画面を表示します。
「通知」を選んでから「睡眠リマインダー」をタップし、「就寝時刻に合わせた通知」をオンに切り替えます。表示される時刻設定画面で就寝予定の開始時間と終了時間を指定して保存してください。
通知が来ないときは端末のバッテリーセーバーや省電力モードが影響していることがあります。設定画面から Health Connect を省電力の例外に追加してみてください。
Taskerで運動後に水分補給を自動リマインド

Taskerを活用すると、ヘルスコネクトやGoogleFitで記録した運動終了をトリガーにして、自動で「水分補給タイム!」の通知を出せます。これならトレーニング直後のうっかり忘れを防げるうえ、通知タイミングやメッセージ内容まで自分好みにカスタマイズ可能です。汗をかいたあとすぐにリマインドしたいアクティブ派の人にぴったりの方法です。
Taskerで新しいプロファイルを作成する
ホーム画面でTaskerアイコンをタップすると、既存のプロファイル一覧が表示されます。
画面右下にある丸い「+」アイコンを押すと、新しいプロファイル設定画面が開きます。
表示された欄にわかりやすい名前を入力します。続けて「コンテキストを追加」をタップし、時間やアプリ起動など好きなトリガーを選んで設定を進めます。
ヘルスコネクトの運動完了イベントをトリガーにする
まずはコンテキストからHealth Connectクライアントを取り出します。アプリ起動時やViewModel内で初期化すると管理が楽になります。
val healthConnectClient = HealthConnectClient.getOrCreate(context)
ExerciseSessionRecordの変更をObserverで拾って、ステータスが「完了」になったらイベントを発行します。
healthConnectClient.registerObserver(ExerciseSessionRecord::class) { records ->
records.filter { it.activitySession.status == ActivitySession.Status.COMPLETED }
.forEach { /* 完了イベントを発火 */ }
}
Observerはアプリがバックグラウンドでも動作するようにLifecycleOwnerを意識してください。ViewModelScopeやWorkManagerと組み合わせると安心です。
アクションで通知を表示する
まずは通知チャネルを用意しておきましょう。Action付き通知は、健康データの同期やリマインダーとしてとても便利です。
val channelId = "health_connect_channel"
if (Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES.O) {
val channel = NotificationChannel(
channelId,
"HealthConnect通知",
NotificationManager.IMPORTANCE_DEFAULT
)
NotificationManagerCompat.from(context).createNotificationChannel(channel)
}
val syncIntent = Intent(context, SyncReceiver::class.java)
val syncPendingIntent = PendingIntent.getBroadcast(
context,
0,
syncIntent,
PendingIntent.FLAG_UPDATE_CURRENT or PendingIntent.FLAG_IMMUTABLE
)
val notification = NotificationCompat.Builder(context, channelId)
.setSmallIcon(R.drawable.ic_health)
.setContentTitle("データ同期のお知らせ")
.setContentText("Health Connect のデータを最新にしますか?")
.addAction(
R.drawable.ic_sync,
"今すぐ同期",
syncPendingIntent
)
.build()
NotificationManagerCompat.from(context).notify(1001, notification)
このコードを実行すると、通知に「今すぐ同期」ボタンが表示され、タップで同期処理が呼び出されます。
Android 13以降では通知権限が必要です。Manifestに<uses-permission android:name=”android.permission.POST_NOTIFICATIONS”/>を忘れずに追加してください。
よくある質問

よくある質問
- 権限を間違えて拒否したあと、どうやって再設定すればいいですか?
-
スマホの設定から「アプリと通知」→「Health Connect」→「権限」を開いて、必要な項目をもう一度許可できます。設定画面が見つかりにくい場合は、設定の検索バーに「Health Connect 権限」と入力するとすばやく移動できます。
- 権限を許可しているのに、他のヘルスアプリと連携が始まらないのはなぜですか?
-
ヘルスアプリ側でもHealth Connectへの連携設定が必要な場合があります。たとえば歩数を共有するアプリであれば、そのアプリの設定画面から「Health Connect連携」をオンにしてください。設定後にスマホを再起動すると動作が安定しやすいです。
- 古いAndroid端末(Android 10以前)でもHealth Connectは使えますか?
-
Health ConnectはAndroid 10以上が対象なので、Android 9以前は公式にサポート外です。Google Playからインストールできない場合はOSアップデートを検討してください。Android 12以降のほうが最新の機能も使えて安心です。
許可を全部オンにすると危険?
ヘルスコネクトの権限をすべてオンにすると、歩数や心拍数だけでなく位置情報や通知内容へもアクセスできるようになります。そのぶん便利な機能が増えますが、実際に使わない機能まで許可すると、個人情報の流出リスクが高まることになります。
プログラマー目線だと、必要な権限だけをグループごとにまとめてオンにしておくのがおすすめです。たとえば「活動データ(歩数・心拍数)」だけを許可するか「位置情報も使う共有機能まで使う」かで権限の範囲を調整すると、安全性と利便性のバランスがとりやすいですよ。
バッテリー消費は増えない?
Health ConnectはAndroidの仕組みを活かしてデータを最適にやり取りする仕組みなので、普通に使うぶんにはバッテリー消費が目に見えて増えることはほとんどありません。
実際に動作をモニタリングしてみると、歩数や睡眠データのやり取りはOSがまとめて行ってくれるので、頻繁にセンサーを起動し続けるわけではないため安心です。もしも気になる場合は、Androidのバッテリー設定画面でHealth Connectのバックグラウンド動作をチェックしてみてください。
データ共有を一時的に止めたいときは?
急いでいるときやちょっとプライバシーを守りたいときは、ヘルスコネクト側でデータ種別ごとにサッと共有をOFFにできます。この方法ならアプリの権限を完全に取り消さずに、必要なタイミングだけデータ連携が止められるので安心です。使い終わったら同じ画面でぽんっとONに戻せるので、あとで元に戻す手間も少なく済みます。
権限をリセットすると記録は消える?
権限をリセットしても、Health Connectに保存された歩数や心拍数などの記録は消えません。
この操作はアプリがデータを読み書きできるかどうかだけを切り替えるもので、記録そのものには一切手を加えない仕組みです。
ただし、端末設定からアプリのデータ消去を選ぶと、Health Connectの内部データも消えてしまうので注意してください。
権限だけをやり直したい場合は、Health Connectアプリ→設定→権限のリセットから進めると安心です。
まとめ

ここまでの流れをおさらいすると、スマホの設定画面からヘルスコネクトを呼び出し、好みのデータ項目をひとつずつ許可していきました。
さらに、不要なアプリへの共有はオフにして、必要なアプリだけと安全につなぐようにしました。
そして、定期的に権限状況を確認すれば、いつでも安心してヘルスコネクトを活用できるようになります。
これでヘルスコネクトの権限設定はバッチリです。あとはお気に入りアプリと楽しく連携して、健康ライフを思いっきり楽しんでください。