Androidを使い始めて、英語の資料を打ちながら母国語も入力したいのに、キーボードの言語追加がどこにあるのか分からず困っていませんか。
設定の深い階層を探し回らず、GboardやSwiftKeyの設定画面で数回タップするだけで新しい言語を取り込み、スペースキーの長押しで瞬時に切り替えられる手順を、実体験を基にステップごとに整理しています。
画面写真がなくても迷わないように番号付きの操作リストと補足の豆知識を用意しましたので、スマホを片手にゆっくり読み進め、入力切り替えのつまずきを今日のうちに解消してください。
Androidキーボードに新しい言語を追加するやさしい手順

Androidのキーボードに新しい言語を追加すると入力の幅がグッと広がります。最新のAndroid14端末でも迷わず使えるやさしい方法をまとめました。
- Gboardに追加:Google純正のキーボードなら設定画面からサクッと言語を追加できます。アップデートで新機能も試せるのが魅力です。
- 端末標準キーボードに追加:メーカー純正のキーボードを使い続けたいときに。設定メニューは機種ごとに違いますが、システム設定を辿ればOKです。
- サードパーティー製アプリを活用:多言語対応に特化したキーボードアプリを導入すると、スワイプ入力や絵文字入力など便利機能も利用できます。
それぞれ特徴があるので使いたい方法を選んでみてください。次は選んだ方法の具体的な手順をご紹介しますね。
設定アプリからGboardに言語を追加する場合

Androidの設定アプリからGboardに使いたい言語を追加すると、入力画面を開くだけで切り替えできるようになります。初めて言語を足す人にもぴったりの方法です。
- インストール不要:設定アプリだけで言語を追加できる
- システム対応:どのアプリでも同じキーボードで使える
- 切り替えラクラク:Gboardのスペースバー長押しで瞬時に切り替え
①設定アプリを開く
画面ロックを解除したらホーム画面またはアプリ一覧を確認します。
ギアの形をした設定アイコンをタップして開いてください。
②システムまたは一般管理をタップ
設定画面が開いたら画面を下にスッとスクロールしてシステムまたは一般管理が見えるまで探してタップしてください。
お使いのAndroid端末で項目名が微妙に違うことがあるので、上部の虫眼鏡アイコンから「システム」と検索するとササッと表示できます。
③言語と入力を選ぶ
設定アプリで「システム」を探し、その中にある「言語と入力」をタップします。プログラミングで言うと、この画面は文字列リソースを扱うベースになるので、押さえておくと後々便利です。
④スクリーンキーボードを開く
テキスト入力欄をタップすると画面下部にキーボードアイコンが表示されます。アイコンをタップするとスクリーンキーボードが起動し、追加した言語の切替ボタンや設定メニューが利用できるようになります。
⑤Gboardをタップ
インストール済みのキーボードが並ぶ画面が出たら、その中からGboardを探してタップしてください。
プログラマー的にはGboardの単語登録機能や絵文字検索が便利なので、ぜひ活用してみてください。
⑥言語を選ぶ
「言語を選ぶ」画面が表示されたら、追加したい言語をタップして決定します。リストはアルファベット順に並んでいて、上部の検索バーでキーワードを絞り込めます。たとえば英語を探すときは「English」と入力するとすぐに見つかります。
地域ごとのバリエーションがある場合は使い勝手に合わせて選ぶのがおすすめです。プログラミングでよく使われる記号配置が便利なUS配列を試したいならEnglish(US)を選んでみてください。
英語配列は記号の位置が日本語配列と異なるため、切り替えたらメモ帳などで軽く試し打ちしてから本格的に使うと安心です。
⑦追加をタップ
選択した新しい言語を確認したら、画面の追加ボタンをタップしてください。これでキーボードの言語リストに設定した言語が組み込まれます。
⑧一覧から入れたい言語を選ぶ
言語追加画面に表示されたリストを、指で上下にスクロールしながら探します。アルファベット順や現地語の表示で並んでいるので、追加したい言語名をタップしてください。
タップ後すぐにキーボード設定に反映されます。入力画面に戻り、地球アイコンをタップして切り替えを確かめましょう。
⑨完了をタップして戻る
ここまでおつかれさまでした!画面右上の完了をタップすると、新しい言語の追加が確定されます。あとは自動でキーボード設定画面に戻るので、追加した言語がリストにあるか確認してみましょう。
別のキーボードアプリを入れて言語を追加する場合

スマホに元から入っているキーボードでサポートしていない言語を使いたいときは、別のキーボードアプリをインストールするのが気軽で頼りになります。
たとえばGoogleのGboardやMicrosoftのSwiftKeyは100以上の言語に対応していて、フリック入力やスワイプ入力にくわえ、予測変換やテーマ変更まで楽しめます。新しい言語パックを手に入れると、チャットでもSNSでもスムーズに切り替えられるので、旅行先や多言語コミュニケーションで大活躍です。
①Playストアを開く
Androidのホーム画面で下から上にスワイプするとアプリ一覧が表示されます。
その中から緑色のPlayストアアイコンを探してタップしてください。
初めて開く場合はGoogleアカウントの同意画面が出ることがありますが、画面の案内にそって進めれば大丈夫です。
②検索バーにSwiftKeyなどを入力
キーボード設定画面が表示されたら、画面上部の検索バーをタップしてください。
「SwiftKey」など追加したいキーボード名を入力すると、インストール済みの候補がリストアップされるので、表示されたアプリをタップして選びます。
③インストールをタップ
キーボード詳細画面のインストールボタンをタップすると、自動でダウンロードとインストールが始まります。
画面下部に進行バーが表示されるので、完了するまでゆっくり待ちましょう。
④開くをタップして初回設定へ進む
インストールが終わると画面に「開く」ボタンが現れます。こちらをタップすると、キーボードの初回設定画面が立ち上がります。
初回設定画面では入力許可のオンオフやテーマ選択などが案内されます。順番に画面の案内に従って操作を進めてください。
「開く」を押しても設定画面が出ない場合は、ホーム画面でアプリアイコンをタップして手動で起動してみてください。
⑤有効化と入力方法の切り替えを案内どおりに進める
追加した言語のスイッチをオンにしてキーボードを有効化します。
テキスト入力欄をタップし、画面下のキーボードアイコンを選ぶかスペースキーを長押しして入力方法リストを開きましょう。
リストから有効化した言語を選ぶと、新しいキーボードが表示されます。好きなタイミングで切り替えて楽しんでください。
⑥言語追加画面で入れたい言語をダウンロード
追加したい言語を一覧から探してタップしてください。端末にまだない言語は自動でダウンロードが始まります。通信量を気にする場合は、Wi-Fi接続中に実行すると安心です。
⑦完了してキーボードを開き動作を確認
追加した言語が有効になっているか確認するために入力欄をタップしてキーボードを呼び出します。
画面下の地球儀アイコン
またはスペースキーを左右スワイプ
して、先ほど追加した言語に切り替わるか試してみてください。
新しい言語で実際に文字を入力してみて、予測変換やキーレイアウトが反映されているのを確認しましょう。
もし切り替えができない場合は、設定アプリで言語パックのダウンロード状況を確認したあと一度アプリを再起動するとスムーズに反映されやすいです。
言語追加後にもっと便利に使うコツ

新しい言語を追加したら、ここからが楽しくなるステップです。日常的に使えるちょっとした工夫をまとめてみました。
応用テクニック | どんな場面で役立つか |
---|---|
キーボードショートカット設定 | 長文を打つ前にサクッと言語切り替えしたいとき |
スワイプ入力の活用 | 手がふさがっているときや片手操作でスムーズに入力したいとき |
カスタム辞書への単語登録 | 専門用語や顔文字をワンタップで呼び出したいとき |
音声入力との組み合わせ | 母語で音声認識して正確に文字化したいとき |
クリップボード履歴の活用 | 翻訳テキストを何度も貼り付けたいとき |
どれも一度設定すれば毎日の入力がグッとラクになります。ぜひ自分の使い方に合わせて活用してみてください。
キーボードショートカットで瞬時に言語を切り替える

手元のキーボードに慣れていると、画面をタップして言語を切り替えるのは意外と手間に感じることがあります。そこで使いたいのがキーボードショートカットです。外付けの物理キーボードやBluetoothキーボードを接続しているときに、Ctrl+スペースやAlt+Shiftを押すだけで、瞬時に入力言語を切り替えられます。
この方法なら画面を見ずに手元だけで切り替えできるので、長文入力やプログラミング中などキーボード入力に集中したい場面で特に便利です。
初めて使うときは設定から物理キーボードの言語とレイアウトを登録しておく必要があります。これを一度済ませておけば、あとはショートカットを押すだけで切り替えが完了します。
スペースキーを長押しして言語リストを呼び出す
スペースキーを指で押し続けるとキーボード上部に登録済みの言語リストが表示されます。慌てずにそのまま長押しすると、スムーズに切り替え候補が現れます。
キーボード下部中央のスペースキーにそっと指先を乗せてください。
画面に言語アイコンの一覧が出るまで、指を離さずに待ちましょう。
リストが表示されたら、指を上下に動かして使いたい言語をタップしてください。
左右スワイプで希望の言語を選ぶ
キーボードを表示してスペースキーにそっと指を乗せたまま、左右どちらかにゆっくりスワイプします。
画面中央に目的の言語が来るまでスワイプをくり返し、ちょうど中央で指を離すと切り替わります。
設定→Gboard→設定→空白キーで言語切り替えをオンにする
Androidの設定アプリを開いてシステム→言語と入力→仮想キーボード→Gboardの順にタップして設定画面を表示します。
設定画面で「空白キーで言語切り替え」を見つけたらスイッチを右にスライドしてオンにします。
各言語ごとの自動修正を最適化する

言葉を切り替えた瞬間に思わぬ単語に変換されるとドキッとしますよね。そんなもやもやを解消するために、それぞれの言語で使われやすい単語やフレーズを自動修正の候補に登録しておくと、スムーズに文字入力が進みます。
Android標準のキーボード(Gboardなど)では、各言語ごとに辞書登録や自動修正のオンオフを変えられます。日本語なら顔文字やカタカナ語を優先してサジェストしたり、英語ならスラングを防いだりできるので、切り替え後のストレスがぐっと減ります。
Gboard設定でテキスト修正を開く
文字入力画面を表示し、キーボード上の歯車アイコンをタップします。歯車が見当たらない場合はコンマキーを長押ししてメニューを開き、歯車マークを選んでください。
設定画面が開いたら「テキスト修正」をタップします。予測変換やスペルチェックのオンオフをここでまとめて確認できます。
言語ごとに自動修正の強さを切り替える
ホーム画面から設定アプリを開き「システム」→「言語と入力」→「仮想キーボード」→「Gboard」をタップしてください。
Gboard設定内の「言語」から、強さを変えたい言語の歯車アイコンをタップして個別設定画面に移動します。
「自動修正」のスライダーを動かし、弱め・標準・強めのいずれかを選んで完了です。
言語によって修正強度を変えておくと、英語入力で過剰に日本語候補が出るストレスが減ります。
不要な候補は長押しして学習リストから削除
画面上部に表示された不要な予測候補を指でゆっくり長押しします。感覚としては0.5秒ほど押し続けるイメージで進めるとスムーズです。
ポップアップメニューの中から学習リスト削除(または候補の削除)をタップします。これで同じ不要な候補が再度表示されにくくなります。
一部のキーボードアプリではメニュー名が異なる場合があります
音声入力の言語を追加してハンズフリーを楽しむ

スマホを手にフリック入力に集中しなくても声で文字を入力できるのはとっても助かる場面が多いですよね。音声入力の設定から好みの言語を追加することで、英語もスペイン語もスラスラ話すだけで文章になるので、キッチンでタイマーをセットしながらレシピをメモしたり、ドライブ中にメッセージを返信したりするのが楽になります。
- 料理中や手が汚れているときに声だけでメモが残せる
- 運転中でも通話やチャットを安全にこなせる
- 視覚に頼らず入力できるからアクセシビリティが向上
- 海外旅行先で現地の言葉を直接話してメッセージ作成
設定→システム→言語と入力→音声入力を開く
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップします。
設定画面を下にスクロールしてシステムを選びます。
次に言語と入力をタップして、画面に並ぶ項目から音声入力を開きます。
自動認識したい言語をオンにする
言語一覧に並ぶ項目から、自動認識に使いたい言語を探して右側のスイッチをタップしてください。項目が多いときは画面上部の検索バーに言語名を入力するとすぐに絞り込めます。
キーボードのマイクボタンで複数言語の音声入力を試す
テキスト入力欄をタップしてキーボードを出します。
マイクアイコンを長押しして「音声入力言語」を開き、使いたい言語にチェックを入れます。
もう一度マイクをタップすると音声入力が始まります。画面下の言語表示部分をタップして登録した言語を切り替えられます。
切り替えた言語で話すと、その言語で文字が表示されます。
複数言語を試すときは会話の区切りごとに言語を切り替えると認識精度が高まります。
よくある質問

- 追加した言語がリストに表示されない
-
キーボードアプリが最新か確認してから再起動を試してください。プログラマー視点では、言語パックのダウンロードに失敗することがあるため、Wi-Fi接続を安定させると改善しやすいです。
- 言語を切り替えても反映されない
-
スペースキーを左右にスワイプするか、地球儀アイコンをタップして切り替えましょう。経験上、片手モードなどのジェスチャー機能がオンだと挙動が不安定になることがあります。
- 外付けキーボードでも追加言語を使いたい
-
設定→システム→言語と入力→物理キーボードでレイアウト設定を選び、使いたい言語を追加します。USBやBluetooth接続時に自動認識されないときは一度切断して再接続するとスムーズです。
- 設定画面の項目が見つからない
-
Android13以降は「設定→システム→言語と入力」の流れが基本です。端末独自UIだと項目名が少し変わることがあるので、画面上部の検索欄に「入力」や「キーボード」と入れてみると見つかりやすいです。
設定にGboardが見当たらないときは?
設定画面の仮想キーボード一覧にGboardが見当たらない場合は、アプリのインストールや有効化がうまくいっていないことが多いです。ひとつずつ確認してみましょう。
Playストアを開いて「Gboard」を検索し、インストール済みか確認してください。未インストールならインストールをタップしましょう。
設定>システム>言語と入力>仮想キーボードを開き、「キーボードを管理」や「キーボードを追加」からGboardをオンにしてください。
設定>アプリ>Gboard>ストレージからキャッシュを消去してみましょう。そのあと一度キーボード一覧を再読み込みしてください。
再起動すると設定が反映されやすくなります。再起動後にキーボード一覧をもう一度確認してみてください。
注意: 一部の端末では「入力とキーボード」「画面キーボード」など名称が異なる場合があります。
キーボードが急に英語に戻ってしまうのはなぜ?
いつものように日本語を入力していたら、いきなり英語キーボードに切り替わって慌てた経験はありませんか?実はAndroidキーボードは言語の切り替え方法や設定によって、意図せず英語に戻ってしまうことがあります。
- キーボード切り替えショートカットの誤操作:日本語⇆英語を素早く行き来する際、スペースキー長押しや地球儀アイコンのタップで英語に戻ってしまうことがあります。
- 優先言語の設定順序:設定画面で英語を上に置いていると、再起動やアプリ切り替え時に英語キーボードが優先表示されやすくなります。
- アプリ固有の入力設定:一部のアプリでは独自キーボード設定を優先するため、英語モードがリセットされる場合があります。
- キーボードアプリのバグや更新:最新バージョンへのアップデート後に設定がリセットされたり、一時的な不具合で英語に戻ることがあります。
これらの原因を押さえておくと、次に紹介する具体的な手順でしっかり日本語キーボードを固定できるようになります。
辞書登録した単語が言語ごとに反映されない?
- 辞書登録した単語が言語ごとに反映されない?
-
Androidのキーボードは言語ごとに辞書を管理しているので、日本語用に登録した言葉は英語キーボードでは出てこないことがあります。解決策としては、登録時に「全言語」や使いたい言語を選ぶ方法があります。Gboardなら設定→辞書→個人用辞書→「全言語」をタップして+ボタンで単語を追加すると、切り替えた先のどの言語でも予測候補に出るようになります。また特定の言語だけに登録したいときは、一覧からその言語を選んでから登録すると安心です。
使用しない言語を削除したいけど大丈夫?
使用しない言語を削除してもキーボードの動作に問題は起きません。むしろリストがすっきりして、切り替え操作がよりスムーズになります。
削除したい言語は設定の「言語を追加/削除」画面から名前をタップして削除できます。必要になったら同じ画面からいつでも再追加できるので、安心して整理してください。
まとめ

Androidでキーボードに新しい言語を追加するには、設定>システム>言語と入力>仮想キーボード>Gboard>言語>言語を追加から選ぶだけです。この手順を覚えておくと、海外の友達ともサクサク会話できるようになります。
入力中にスペースキーを長押しするか、地球儀アイコンをタップすると、言語切り替えがすぐにできます。さらにユーザー辞書やスワイプ入力を活用すると、より快適なマルチリンガルタイピングを楽しめます。さあ準備は万全です、新しい言語で世界を広げましょう!