Androidの通知も動画も急に音が出ないと、スマホ自体が壊れたのではと不安になりますよね。
この記事ではエンジニアの実体験をもとに、設定の見直しからアプリごとの音量調整、意外と見落としやすいBluetooth解除まで、順序通りに試すだけで原因を切り分けられる手順をまとめています。
手元の端末を片手に、解説に沿って一つずつ確認すれば、着信音も動画もいつもの音量で戻るはずです。安心して読み進め、今すぐ静かな画面を卒業しましょう。
音が出ないときの基本チェックと設定手順

スマホから音が出なくて心配になりますよね。でも安心してください。慌てずにステップを追えば案外すぐに直ります。
- 音量設定を確認:音量ボタンでメディア音量がミュートになっていないか確かめてください
- サイレントモードの確認:クイック設定パネルでサイレントやおやすみモードがオフか確認しましょう
- イヤホン検出の解除:イヤホンを抜き差しして、ジャック内部の接点ゴミを落とすと効果的です
- Bluetooth機器の切断:意図せずスピーカーの代わりにイヤホンやスピーカーへ接続されていないか確認してください
- 再起動:ソフトが引っかかっている場合は、再起動で一度クリアすると音が戻ることがあります
- セーフモードでのチェック:エンジニアのこっそり技ですが、サードパーティアプリが干渉していないか確かめられます
これらの基本チェックを順番に試すだけで、ほとんどの音トラブルは解決します。もしまだ直らない場合は内部のスピーカー部品異常やシステム不具合が考えられるので、メーカーサポートに相談してみてください。
設定アプリで音量とサイレントモードを見直す

設定アプリを開くことで音量の状態やサイレントモードの切り替えを一覧でチェックできます。これならボタン操作だけでは気づきにくい「通知だけ消えている」「メディア音だけゼロになっている」といった細かい設定ミスを防げます。
メリットは大きく2つあります。まず、各音量(通話・メディア・アラーム・通知)を個別に調整できるため、自分が聞きたい音だけしっかり上げられること。次に「サイレントモード」や「おやすみモード」は見た目では判断しづらいので、設定画面で確実にオフにしておけることです。
プログラマー視点だと、システム音量を自動的に変更するアプリを導入している場合、そのアプリの切り忘れもここで確認できます。もし設定アプリを開いてサイレントや音量ゼロのままだったら、一度それらアプリの設定も見直してみましょう。
①設定を開いて音とバイブをタップ
スマホのホーム画面かアプリ一覧から歯車マークの設定アイコンを探してタップします。
設定の中にある音とバイブを見つけて、画面をタップして開きましょう。
②メディア音量と着信音量を上げる
スマホから音が聞こえないときは、まず音量設定をチェックしてみましょう。
ホーム画面またはアプリ一覧で歯車アイコンの「設定」をタップしてください。
「サウンドとバイブレーション」をタップして、音量スライダーが表示される画面に進んでください。
「メディア音量」と「着信音量」のスライダーを右へスライドして音を上げてください。端末によってはボリュームボタンを押したあとに歯車アイコンをタップすると個別に調整できます。
音量が最大でも小さい場合は、Bluetoothイヤホンや外部スピーカーの接続状態を確認しましょう。
③サイレントモードとおやすみモードをオフにする
端末がサイレントやおやすみモードになっていると、着信も音楽も出ないままになるよ。
音量キーを上にスワイプして、画面にベルアイコンの斜線が消えればサイレント解除。
画面上端から下にスワイプしてクイック設定を開き、月アイコンが色付きならタップしてグレーにしてね。
サイドボタンとクイック設定でミュートを解除する

スマホの側面にある音量ボタンを押すと画面に音量スライダーが現れます。ここでサクッと音量を上げることでミュート状態を解除できます。さらに上からスワイプしてクイック設定パネルを開くと、ベルアイコンをタップするだけでサイレントモードをオフにできます。アプリごとに細かい設定を確認する前に手軽に音を戻したいときに試してみてください。
①音量ボタンを押してスライダーを確認する
まずは端末側面にある音量ボタンを押してみましょう。画面上に音量のスライダーが現れればボタンは正常に動いています。
もしスライダーが一番下まで下がっていると音が消えている状態なので、スライダーを上方向にドラッグしてボリュームを上げてください。指が太くて操作しにくいときは、ボタンを軽く連打すると細かく調整できます。
機種によってはスライダーをタップすると着信音や通知音の調整に切り替わることがあります。その場合は表示を確認してメディア音量のスライダーに変更してください。
注意点: 画面が消灯しているとボタン操作が反応しないことがあります。画面を点灯させてから再度試してください。
②ベルアイコンが斜線ならタップして解除する
画面上部を下にスワイプして通知パネルを開き、ベルアイコンに斜線が入っているかチェックします。
ベルアイコンをタップして斜線を消し、通知音が鳴る状態に戻します。
端末によってクイック設定の並びが違うことがあるので、焦らずに左右にスワイプして探してみてください。
③クイック設定パネルでサウンドモードを通常に切り替える
画面の上端から指を下方向にスワイプして1段目のクイック設定パネルを表示させ、さらにもう一度スワイプして全体を開きます。
スピーカーやベルの形をしたサウンドアイコンを探し、タップして通常(音あり)に切り替えます。
アイコンがグレーで表示されている場合はマナーモードかサイレントモードなので、色がある状態になるまでタップしてください。
Bluetoothとイヤホンの接続を外してスピーカーを確認する

Bluetoothイヤホンや有線イヤホンが接続されたままだと、Androidは自動でそちらに音を出力します。外部機器との接続をいったん切れば、本体スピーカーから音が鳴るかを手軽に確認できます。
- Bluetoothイヤホンの接続を切ると、スマホ側がスピーカー再生に切り替わります。
- 有線イヤホンは抜くだけで最短数秒で確認できます。
- ソフトウェア設定に入らずに試せるので、初心者でも迷わずチェック可能です。
エンジニア目線だと、再接続したあとにペアリング状態を再リセットするとBluetoothの設定異常も予防できるのでおすすめです。
①設定から接続済みデバイスを開く
ホーム画面にある歯車アイコンをタップして設定を開きます。その中にある接続済みデバイスを見つけてタップしましょう。
②不要なBluetooth機器を切断する
ホーム画面で歯車アイコンをタップして設定画面を開きます。
「接続済みデバイス」をタップし表示されたリストから「Bluetooth」を選びます。
切断したい機器の横にある設定アイコンをタップし「切断」を選んで完了です。
メニュー項目が端末によって少し異なる場合は、上部の検索バーに「Bluetooth」と入力すると素早くたどり着けます。
③イヤホンジャックを掃除して差し直す
ホコリや静電気トラブルを防ぐために、まずはAndroidを完全にオフにしてください。
ノズルを奥まで入れず、入口付近を軽く狙って空気を吹き込み、内部のホコリをやさしく取り除きます。
先端を少し湿らせた綿棒でジャックの入口をぐるっと一周し、残ったチリを取ります。
掃除後は一度イヤホンを抜いてから、ゆっくり奥まで押し込み、カチッとした感触を確かめてください。
イヤホンジャック内部を掃除しすぎると端子を傷めることがあるので、力を入れずにやさしく行ってください。
アプリごとの音量をアプリ情報から整える

アプリ情報画面から個別の通知チャネルごとに音量を調整できるよ。これならゲームの音は小さくしてチャットだけ大きくするといったカスタマイズが手軽にできる。
- 細かい音量調整が可能:通知チャネルごとにスライダーで音量を合わせられる
- 大事な通知だけ強調:メールやチャットは大きく、ゲームやSNSは控えめにするなど
- 純正設定だけで完結:追加アプリを入れずに端末標準の機能だけで操作できる
①最近使ったアプリを長押ししてiマークをタップ
画面下のナビゲーションバーにある■ボタンをタップ、または画面下から上にスワイプして最近使ったアプリ一覧を表示します。音が出ないアプリのカードをそっと長押しするとプレビューが小さくなり、左上にinfoのiマークが現れます。そこをタップしてアプリ情報画面を開いてください。
②通知と音量の許可をオンにする
アプリの通知と音量の許可がオフだと、再生ボタンを押しても音が鳴らずモヤモヤしますよね。Android13以上を前提に、設定画面からサクッと許可を与えていきましょう。
設定アプリを開き〈アプリ〉→〈対象のアプリ〉→〈通知〉をタップしてください。通知のスイッチをオンにすると、音声通知が届くようになります。
同じ通知画面で〈通知カテゴリ〉を開き、〈音〉にチェックを入れてください。カテゴリごとに細かく設定できるので、必要な音だけを許可できます。
本体側面の音量ボタンでメディア音量を調整するか、設定アプリの〈音とバイブ〉→〈メディア音量〉で音量を上げてください。
端末が「おやすみモード」中だと通知音もミュートされるので、オフにしてから確認してください。
③アプリを再起動して音を試す
ホーム画面やマルチタスク画面から対象のアプリを長押ししてメニューを表示してください。
メニュー内の「強制停止」または「終了」をタップして、アプリを完全に閉じます。端末によっては「アプリ情報」から操作が必要になる場合があります。
改めてアプリを起動し、音声や効果音を再生してみましょう。再起動で内部の一時エラーがクリアされることがよくあります。
再起動とキャッシュ削除で動きをリフレッシュする

突然音が戻らないときは、まず再起動でスマホの一時的なトラブルをリセットするのがおすすめです。電源を切って再び入れるだけで裏で動いていた余計なプロセスや使われ続けていたメモリがスッキリして、音まわりの小さなエラーが解消されることが多いです。
さらに、音に関わるアプリやシステムのデータをため込んだキャッシュ削除も効果的です。設定のアプリ一覧から該当アプリ(例えば「メディアストレージ」)を選んでキャッシュをクリアしてみましょう。データは消えずに、一時ファイルだけが消えるので安心して試せます。
①電源ボタン長押しで再起動を選ぶ
スマホの側面または上部にある電源ボタンを2秒ほど押し続けると、電源メニューが現れます。
メニュー内の「再起動」をタップすると、自動的にシステムがシャットダウンして再起動します。
②問題が続く場合は設定からストレージを開く
ホーム画面やアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップして起動します。
設定内の「ストレージ」または「ストレージとUSB」メニューを探してタップします。
画面下部にある「キャッシュデータを削除」ボタンをタップすると一括でキャッシュが消えます。
キャッシュを削除してもアプリの個人データは消えませんが、大切なファイルは事前にバックアップを取ると安心です。
③キャッシュデータを削除して再チェックする
アプリやOSのキャッシュが古いままだと、メディア再生がうまく動かないことがあります。不要なデータをすっきりさせて、もう一度音が出るか試してみましょう。
ホーム画面やアプリ一覧から設定アイコンを探してタップします。
「アプリと通知」→「すべてのアプリを表示」を選び、音が出ないアプリをタップします。
「ストレージとキャッシュ」を開きキャッシュを削除をタップします。
端末を再起動して音声が回復しているかチェックします。
キャッシュ削除でアプリ内の設定がリセットされる場合があります。重要なデータは事前にメモすると安心です。
システム更新とセーフモードでソフトの不具合を探す

システム更新をあてるとOSに組み込まれたオーディオ周りの不具合が解消されるチャンスがあります。またセーフモードで再起動すると、インストールしたアプリが音の出ない原因かどうかをすぐに見極められます。普段どおり電源を切り替えても音が鳴らないときや、特定のアプリ利用中だけ音声が途切れる場合にぜひ試してほしい方法です。
この方法はユーザー настро設定やデータに手を加えずに検証できるのが魅力です。最新のAndroidアップデートを確認し、あわせてセーフモードでの動作確認を行うことで、本体の問題なのかインストールしたソフトが邪魔をしているのかがはっきりします。
①設定でシステムアップデートを確認
端末の設定アイコンをタップして開きます。
画面を下にスクロールしてシステムを選びます。
「システムアップデート」をタップしてから「更新を確認」を押してください。
利用可能なアップデートがあればダウンロードを開始し、完了後に自動で再起動します。
②最新にしたら再起動して音を試す
まず設定アプリを開き「システム更新」へ進みます。
最新のアップデートがあれば案内が表示されるので画面の指示に従って端末を最新バージョンにします。
アップデート完了後は必ず再起動をしてください。
再起動により音声サービスが新しい設定で正しく立ち上がりやすくなります。
再起動後に音楽や動画を再生して音が出るか確認しましょう。
Wi-Fi接続中かつバッテリー残量が50%以上あることを確かめてからアップデートを始めてください。
③電源ボタン長押し→長押しでセーフモードに入り音を確認
本体右側の電源ボタンを約3秒間しっかり長押しします。画面に「再起動」「電源を切る」などの選択肢が出たら次のステップに進んでください。
「電源を切る」を長押しすると「セーフモードで再起動」という表示が出ます。これをタップして再起動後、音量ボタンやアプリから音を出してみてください。余計なアプリが無効化されるので、本体の問題か判断しやすくなります。
もう迷わない!音トラブルを防ぐ便利ワザあれこれ

毎日のスマホ生活で出会いがちな音トラブルを未然に防ぐ、先輩プログラマー直伝のちょいテクをお届けします。いざというときに「あっこれ便利だ!」と役立つコツをまとめたので、ぜひ試してみてください。
応用ワザ | 活用場面 | ポイント |
---|---|---|
Bluetoothコーデック固定 | 音が遅延して動画やゲームがズレるとき | aptX/AACなどデバイスに合うコーデックを手動で設定 |
システム音量の自動調整無効化 | 通話中や通知で音量が変わってしまうとき | 開発者オプションの「音量ミキサー」をオフに |
アプリキャッシュの定期クリア | 特定アプリだけ音が出ないとき | 設定→アプリから問題のアプリを選びキャッシュを削除 |
スピーカー強制起動アプリ | イヤホンジャック壊れでスピーカーが切り替わらないとき | スピーカー出力に強制切り替えるユーティリティ活用 |
システムの自動更新設定 | 更新後に音声バグが再発しないように | 夜間や充電中のみアップデートするスケジュール設定 |
それぞれシチュエーションに合わせて取り入れると、音トラブル知らずの快適Androidライフがぐっと近づきます。次の見出しから具体的な手順も順番に解説していきますので、お楽しみに。
ホーム画面に音量ウィジェットを置いてワンタップ調整

ホーム画面に音量ウィジェットを置くと、わざわざ設定画面やサウンド画面を開かずにワンタップで音量を上下にサクッと動かせます。メディア音や着信音ごとにスライダーが並んでいるので、画面をのぞき込むだけで今の音量バランスがひと目でわかるのがうれしいポイントです。急な着信音の調整やミュート忘れを防ぎたいときに、音量キーの連打をしなくてすむので、とっても便利です。
ホーム画面を長押ししてウィジェットを選ぶ
アイコンのないスペースを指でじっと押さえ続けると、画面全体がぐっとズームアウトしたようになります。そのまま指を離すと、下部にメニューが現れます。
表示された「ウィジェット」をタップすると、利用できるウィジェット一覧が並びますので、好きなウィジェットを選ぶ準備は完了です。
音量コントロールウィジェットをドラッグする
端末側面の音量ボタンを一度押すと画面に音量コントロールウィジェットが表示されます。
ウィジェット上の丸いつまみを左右にドラッグして好みの音量に動かします。細かく調整したいときはゆっくり動かすと反映しやすいです。
タップでモードを切り替えてみる
画面上から下に指をスワイプしてクイック設定パネルを開きます。位置やアイコンは端末によって少し違う場合がありますが、真ん中あたりを引き下げると全アイコンが見えやすくなります。
ベルやスピーカーのアイコンをタップすると、通常→バイブ→サイレントの順に切り替わります。切り替え後はアイコンの色や形でモードが変わったことを確認できます。
自動化アプリで場所や時間に合わせて音量を切り替える

場所や時間に合わせて音量が勝手に変わると便利ですね。オートメーションアプリなら自宅では大音量、職場ではマナーモードに自動で切り換えられます。GPSの位置情報やスケジュールと連携できるので、うっかり設定を忘れても安心です。
プログラマーらしいポイントとしては、Wi-FiのSSIDをトリガーに使うとバッテリーに優しいですよ。Android標準のサウンドプロファイルだけだと細かい設定が難しいので、自動化アプリで一歩進んだ使い方を楽しんでみましょう。
Playストアで自動化アプリを入れる
ホーム画面かアプリ一覧からPlayストアアイコンをタップして起動します。
画面上部の検索欄に「Automate」や「MacroDroid」など好みの自動化アプリ名を入力し、Llamalab製のAutomateを選んで〈インストール〉をタップします。
ダウンロードが終わったら〈開く〉をタップしてインストール完了です。
Wi-Fi環境でダウンロードすると通信量を節約できます。
新しいルールを作り場所や時間を設定する
Androidのサイレントモードや音量スケジュールで、特定の場所や時間に合わせたルールを作ると、会議室や自宅で自動的に音を切り替えられてとても便利です。
ホーム画面から設定アイコンをタップして開き、「サウンドとバイブレーション」を選びます。
「通知の詳細設定」内にある「サイレントモードの自動オン/オフ」をタップします。
画面下部の「+ルールを追加」をタップして、ルール名を入力します。
「時間を設定」で開始・終了時間を指定し、「場所を追加」をタップして地図から希望のエリアを選びます。
右上のチェックマークをタップして保存します。指定した時間や場所で自動的にサイレントモードに切り替わります。
音量アクションを追加して保存する
音量アクションを追加するとワンタップでミュートや大音量への切り替えができるようになります。
ホーム画面上で長押ししてウィジェット一覧を表示し、「音量調整」ウィジェットを選んで設置場所をタップします。
表示された設定画面で「新しいアクションを追加」をタップし、リストからメディア音量や通知音量など希望の項目を選びます。
スライダーを動かして好みの音量に調整し、右上の保存アイコンをタップすれば完了です。名前を付けておくとどのアクションかすぐに分かります。
開発者向けオプションでオーディオ遅延をチェックする

開発者向けオプションにはオーディオ遅延を可視化できる機能があって、音声をタップしてから実際に聞こえるまでの時間をミリ秒で知らせてくれます。これがわかると、アプリの動きが遅いのかシステムの音声処理が詰まっているのかをグッと見極めやすくなるので、問題の糸口がサクッとつかめます。
設定でデバイス情報を連打してビルド番号を有効化
ホーム画面から設定アプリをタップして開きます。
「システム」もしくは「デバイス情報」を開いて端末情報までスクロールします。
「ビルド番号」を7回ほど連打すると「開発者向けオプションが有効になりました」と表示されます。
開発者向けオプションを開く
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップして起動してください。その後、下にスクロールして「システム」または「端末情報」を選びます。
「ビルド番号」の項目を7回ほど連続でタップしてください。画面にカウントが表示されるので、そのままタップを続けると「開発者向けオプションが有効になりました」とメッセージが出ます。
メディアバッファ関連の項目を確認して数値をメモする
設定アプリを開いてシステム>詳細設定>開発者向けオプションへ進んでください。
一覧から「メディア再生バッファサイズ」「オーディオ録音バッファサイズ」を探します。
それぞれタップして表示された数値をスマホのメモ帳やスクショで記録しておきましょう。
バックアップ後に初期化してまっさら状態で試す

もし基本的なチェックや設定いじりで音が出ない問題が消えなければ、データをしっかりバックアップしたあとにまっさら状態で試すのが一番すっきり解決しやすいです。
初期化すればアプリの干渉や隠れた設定ミス、キャッシュの不整合などがぜんぶリセットされるので、端末側のトラブルかアプリ側のトラブルかがすぐわかります。大切な写真や連絡先はGoogleドライブやSDカードに保存してから行いましょう。
Googleドライブにデータをバックアップする
端末を初期化する前に、大切な写真や書類を失わないようにGoogleドライブでバックアップをとっておくと安心です。
ホーム画面かアプリ一覧からGoogleドライブを探してタップしてください。まだサインインしていない場合は、ロック画面のパスワードやPINで本人確認をしてからGoogleアカウントにログインします。
画面右下の+(プラス)をタップし、メニューからアップロードを選びます。
写真なら「画像」、書類や動画なら「ファイル」を選択します。続いて保存したいデータにチェックを入れてください。
右下の「開く」をタップするとアップロードが始まります。完了までしばらく待ってから端末を初期化してください。
Wi-Fi接続で行うと通信量を節約できます。
設定のリセットオプションからデータを消去する
他の方法で改善しない場合は、出荷時設定に戻してみましょう。設定やアプリデータがすべて消えるので、事前のバックアップが大切です。
写真や連絡先はGoogleドライブやSDカードにコピーしましょう。スクリーンショットやメモも個別にクラウドへ保存すると安心です。
設定を開いて「システム」→「リセットオプション」→「すべてのデータを消去(出荷時設定にリセット)」を選びます。画面の案内に沿ってPINを入力すれば端末が初期状態に戻ります。
初期化前に本当に必要なデータがすべてバックアップできているか必ず確認してください。
セットアップ後に音を確認する
側面の音量ボタンを押して最大付近に上げてからテスト用のサウンドを鳴らしてみてください。
「設定」→「サウンドと振動」→「着信音」を開き、サンプル音をタップして音が出るか確認してください。
よくある質問

スピーカーからまったく音が出なくなったのはなぜ?
- スピーカーからまったく音が出なくなったのはなぜ?
-
サウンド設定で音量がゼロになっていたりマナーモードになっているかもしれません。音量キーを押したあと画面上のスライダーを確認して大きくしてみましょう。プログラマー目線なら、バックグラウンドで音声を操作するアプリが動いていないかアクティビティ履歴をチェックすると問題の切り分けがしやすいです。
イヤホンやヘッドセットを挿しても音が出ないのはどうしたらいい?
- イヤホンやヘッドセットを挿しても音が出ないのはどうしたらいい?
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端子部分にホコリやゴミが詰まって接触不良を起こしている場合があります。綿棒で優しく掃除してから再度装着してみましょう。それでもダメなら別のイヤホンで動作確認すると故障かどうか判断しやすいです。
Bluetoothイヤホンと接続しても音が聞こえないときは?
- Bluetoothイヤホンと接続しても音が聞こえないときは?
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接続済みデバイス一覧でイヤホンが「接続済み」になっているか確認してください。もしペアリング中にエラーが出ているならいったん削除して再ペアリングを試しましょう。システム開発の経験から言うと、Bluetoothスタックが不安定なときは機内モードのオンオフで再起動すると治ることが多いです。
特定のアプリだけ音が出ないのはなぜ?
- 特定のアプリだけ音が出ないのはなぜ?
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アプリごとに音量設定が独立している場合があります。アプリ内の設定画面でミュートになっていないかチェックしてください。さらに、最近のAndroidではアプリの権限で「マイク」や「ストレージ」がオフだと正常に動作しないことがあるので許可状況も見直してみましょう。
通知音は鳴るのに動画だけ音が出ないのはなぜ?
通知ベルは聞こえるのに動画だけシーンと静まり返ると「何で?」って首をかしげたくなりますよね。
それはAndroidが通知用と動画用で別々の音量を使っているからです。通知音は「通知ストリーム」から鳴り響く一方、動画や音楽は「メディアストリーム」でコントロールされます。
動画だけ音が出ないときは、メディアストリームがゼロに下がっていたり、アプリ内でミュートになっていたり、Bluetoothや外部スピーカーへ音声を飛ばしていることが多いです。次で実際のチェック方法をご紹介します。
YouTubeだけ無音になるのはアプリのせい?
YouTubeだけ音が出ないときは、端末全体のトラブルではなくアプリ固有の設定や不具合が隠れているかもしれません。たとえばアプリ内の音量スライダーがミュートになっていたり、キャッシュが壊れて再生がうまくできないパターンです。ここではアプリ側でさくっとチェックできるポイントを紹介します。
- アプリ内音量の確認:YouTubeプレーヤーには独立した音量スライダーがあります
- キャッシュの破棄:破損したデータで再生できなくなることがあります
- アプリのアップデート:新バージョンの不具合対応パッチが配信されているかもしれません
- バックグラウンド再生設定:プレミアム機能などの制限で音声が止まることがあります
Bluetoothイヤホンからしか音が出ないのはどうする?
Bluetoothイヤホンだけから音が出るときは、スマホが再生先をイヤホンにロックしている状態です。クイック設定パネルを下ろして「メディア出力」アイコンを押し、出力先を「スピーカー」またはほかのデバイスに切り替えれば一瞬でスピーカー再生に戻せます。Bluetoothをオフにすれば確実に本体スピーカーに切り替わるので、手軽に解決できるのがうれしいポイントです。
水に落としてから音が小さくこもるけど大丈夫?
- 水に落としてから音が小さくこもるけど大丈夫?
-
少し水がスピーカー内部に入り込むと音がこもった感じになりますが、慌てなくて大丈夫です。
吸水性のある布かキッチンペーパーにスピーカー面を向けて置き、数時間自然乾燥させると音量が戻ります。
急ぎたい場合は低温のドライヤーを20cmほど離して風を当てると水分が早く抜けます。この時フィルタを傷めないように強風や高温は避けてください。
強制的に初期化する前にやるべきことは?
いきなり工場出荷状態に戻すのはちょっと大げさに感じるかもしれませんね。まずは慌てずに、ほんのちょっとした設定や操作で直るか試してみましょう。
- スマホを再起動:バックグラウンドで動くプロセスがリセットされて音周りの不具合が解消することがあります。
- 音量ボタンとミュート設定を確認:知らぬ間にメディア音量がゼロになっていることがよくあります。
- イヤホンやスピーカー差込口をチェック:ホコリやゴミが詰まっていると音がうまく伝わりません。
- アプリのキャッシュをクリア:音楽プレイヤーや動画アプリの一時データが壊れると再生がおかしくなることがあります。
- セーフモードで起動:サードパーティ製アプリが原因かどうかを一発で見分けられます。
- 最新のシステムアップデートを適用:端末メーカーやGoogleから配信される修正が音周りの安定性を高めます。
まとめ

音が出ないときは、まず音量ボタンで音量確認、次に設定→サウンドでマナーモードやアプリ音量をチェック、その後アプリごとの音量調整、端末再起動や安全モードでの動作確認、最後にOSやアプリのアップデート確認という順で進めてみてください。
この記事で紹介した手順を順番に試せば、ほとんどの音トラブルはすっきり解決できます。
これでまたお気に入りの音楽や動画を心ゆくまで楽しめるようになりますよ。引き続きAndroidライフを思いっきり満喫してくださいね。