Androidで広告を減らしたいのにadguardを入れても思ったように効かず、dns設定が合っているか不安ではありませんか?
このページでは、端末の標準機能だけでAdGuardDNSを正しく登録し、通信速度を落とさずに迷惑なバナーや追跡をすっきり遮断する手順を、画面写真を交えてわかりやすく案内します。さらにアプリを使う場合の利点や家庭内の複数端末へ応用するコツも取り上げるため、作業が初めてでも安心です。
説明を読み進めながら操作すれば、数分後には広告表示の少ない快適なホーム画面に戻れます。早速手もとのスマートフォンを用意し、候補のDNS名を控えてから順にチェックしてみませんか。
AndroidでAdGuardDNSを設定するやさしい手順

広告を消したくてイライラしたことがあるなら、AndroidでAdGuardDNSを設定するとすごくスッキリします。システム設定からサクッとDNSを切り替える方法や、専用アプリを使った楽ちん設定など、プログラマー目線のちょっとしたコツも交えて紹介します。
- 設定画面からDNSを切り替える:Androidのネットワーク設定で直接AdGuardDNSを指定する
- AdGuardアプリを使う:公式アプリをインストールしてVPN方式で広告をシャットアウト
- プロファイルでDNS設定を管理:プログラマー向けのワザで複数プロファイルを使い分け
どの方法も画面の案内にそって進めば迷わず完了します。自分にぴったりの手順を選んで、快適なAndroidライフを楽しんでください。
設定アプリから手動でAdGuardDNSを入力する

Android9以上の端末では設定アプリだけでAdGuardDNSを使うことができます。プライベートDNS機能を利用して、AdGuardが提供するホスト名を入力するだけでネットワーク全体に広告ブロックを適用できます。
この方法ならアプリを追加インストールする必要がなく、システムレベルで不要な広告サーバーへの通信をシャットアウトできます。バッテリー消費や動作の重さを気にせずに済む一方、Android9未満の端末では使えない点には気をつけてください。
追加アプリに頼りたくない人や、スマホの設定を自分でカスタマイズするのが好きな人にぴったりのやり方です。
①設定を開いてネットワークとインターネットをタップ
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリを見つけてタップします。設定画面が開いたら、いちばん上に並ぶ「ネットワークとインターネット」を探してタップしましょう。機種によっては「接続」や「Wi-Fi&ネットワーク」と表示されることがありますが、中身は同じです。
②プライベートDNSを選んでホスト名を指定をタップ
ネットワーク設定画面の「プライベートDNS」をタップすると選択肢が表示されます。
- 「プライベートDNSプロバイダーのホスト名を指定」を選ぶ
ホスト名入力欄にdns.adguard.comと入力します。
③dns.adguard.comと入力して保存をタップ
入力欄にdns.adguard.comと正確に打ち込みます。ドットや文字の抜けがないように注意しながら、一文字ずつ確認すると安心です。入力が終わったら画面下部の「保存」をタップしてください。
④ブラウザでテストサイトにアクセスして動作確認
ChromeやFirefoxなどお好きなブラウザを起動して、アドガード公式のテストページ https://adguard-dns.io/test/ を入力してください。
ページが表示されたら、「広告の表示テスト」セクションをスクロールして、広告要素が消えていることを確認します。
もしまだ広告が見える場合は、設定を反映するために一度ブラウザのキャッシュクリアや、機内モードのオンオフを試すとスムーズに切り替わります。
AdGuardアプリで一括設定する

AdGuardアプリをインストールすると、Androidのネットワーク設定を開かなくてもアプリ内のワンタップ操作でAdGuardDNSを有効にできます。最新バージョンではVPN接続を利用してDNSリクエストを画面を切り替えずに集中管理する仕組みが用意されていて、設定画面を開いてサーバーを選ぶだけで広告やトラッキングがまとめてブロックされます。
プログラマー目線のアドバイスとしては、フィルタリングプロファイルの自動更新をオンにしておくと、新たに発生した広告ドメインにもすぐ対応できるので安心です。また、複数端末で同じ設定を使いたい場合はバックアップ機能を活用すると、プロフィールごとの一括エクスポート&インポートがサクッと完了します。
①PlayストアでAdGuardアプリをインストール
ホーム画面でPlayストアアイコンをタップします。
検索欄に「AdGuard」と入力し、開発元がAdGuard Software Limitedであるアプリを選びます。
「インストール」ボタンを押してダウンロードを開始します。
完了後は「開く」をタップしてアプリを起動します。
インストール時のデータ通信量が多いのでWi-Fi環境で操作すると安心です。
②アプリを開いてDNS保護をONに切り替え
AdGuardのメイン画面を開いて、画面中央にあるDNS保護スイッチをタップします。スイッチの色が変わればON状態です。
Android10以降ではVPN利用の許可画面が出ることがあります。必ず許可しておくとスムーズです。
③プロバイダー一覧からAdGuardDNSを選択
プライベートDNSの設定画面を開くと、ずらりとプロバイダーの名前が並んでいます。ここからAdGuardDNSを見つけましょう。
一覧はアルファベット順に並んでいるので、画面を軽く下方向にスワイプして「dns.adguard.com」という名前を探してください。見つかったらその行をタップします。
Androidのバージョンやメーカーによってはリストの表示が少し異なることがあります。その場合はOSを最新にしてから再度確認するとスムーズです。
④トグルが緑になったら完了を確認
トグルスイッチが緑色になっていれば、AdGuard DNSへの切り替えは完了しています。
念のためChromeなどのブラウザを開いて任意のウェブサイトを表示し、表示される広告が減っているか確認してみましょう。
緑色にならない場合は、AndroidのVPN許可ダイアログがブロックされていないか、通知パネルから確認してください。
AdGuardDNSが使えるようになったら広がる楽しみ

AdGuardDNSを有効化すると、こんな風に日常のスマホライフがもっとスッキリします。
応用例 | 期待できる効果 |
---|---|
Webブラウジングの高速化 | 広告読み込みをカットしてページ表示がスムーズに |
動画視聴の快適化 | ネットワーク上の広告サーバーをブロックして再生中の邪魔を減らす |
アプリ内広告の抑制 | 一部アプリでDNSレベルの広告ドメインをシャットアウト |
セーフサーチの強制 | 有害コンテンツをDNSで制限して家族も安心 |
トラッキング防止の強化 | 広告配信会社のドメインを遮断してプライバシーを守る |
表にある応用例を試すと、広告だけでなく不要な通信も減らせて快適度アップです。いろいろ組み合わせて自分好みの設定を楽しんでください。
WiFiとモバイルデータを自動で切り替えても広告ブロックを維持する

ネットワーク接続を切り替えるたびに広告ブロックが解除されるとガッカリですよね。AndroidのプライベートDNSにAdGuardDNSを登録すれば、WiFiからモバイルデータへスムーズに移行してもDNS設定がそのまま維持されます。
- シームレス:接続切替中もDNSが固定され広告をしっかりブロック
- 省データ:余計な通信が減りデータ消費をおさえられる
- 簡単設定:Android標準の機能を使うからアプリ追加の手間いらず
Android13ならプライベートDNSが標準搭載されていて、細かい権限を気にせずサクッと設定完了できます。
WiFi接続時のDNS設定をAdGuardDNSに固定
ホーム画面から設定アプリを開き、ネットワークとインターネット→WiFiをタップしてください。
接続しているネットワーク名を長押ししてネットワークの詳細を開きます。
詳細設定のIP設定をDHCPから静的に変更します。ルーターで使えるアドレス範囲を確認してから進めると安心です。
プライマリDNSに「94.140.14.14」、セカンダリDNSに「94.140.15.15」を入力してください。
保存ボタンを押して画面を閉じ、WiFiを一度オフ→オンして新しいDNSが適用されることを確認します。
ルーター側で静的IPが制限されていると接続できない場合があります。管理画面で静的IP利用を許可してください。
モバイルデータも同じ設定にしておく
モバイルデータ通信でもAdGuardDNSを使えると、外出先でも広告オフの快適さが続きます。キャリアによってはシステムのプライベートDNSが効かないことがあるので、APN設定にDNSを直接指定しておきましょう。
設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」→「アクセスポイント名」をタップします。
一覧から利用中のAPNをタップし、「DNS1」に「94.140.14.14」「DNS2」に「94.140.15.15」を入力して保存します。
設定後にモバイルデータを一度オフ・オンすると確実に新しいDNSが反映されます。
通知バーでVPNアイコンが表示されるかをチェック
ホーム画面またはアプリアイコンから画面上部を指で下にスワイプします。表示された通知バーに鍵の形をしたVPNアイコンや盾マークがあればAdGuardDNSがきちんと動作中です。
もしアイコンが見当たらないときは、AdGuardアプリを開いて接続スイッチがONになっているかを再確認してください。
子ども用端末で有害サイトをまとめてブロックする

子ども用端末では、AdGuardDNSの「家族向けフィルター」を選ぶと、危険なサイトをまとめて自動でシャットアウトできます。
この方法なら、ブラウザだけでなくアプリ内のアクセスもフィルタリングされるため、どこからアクセスしても有害コンテンツを安心してブロックできます。
専用の子ども用プロファイルや別アカウントで使うと、親の設定をいじられる心配もなく、最初に一度DNSを切り替えるだけでずっと安全です。
家族のGoogleアカウントで端末をセットアップ
ホーム画面から設定アプリをタップして開いてください。歯車のアイコンが目印です。
「アカウントと同期」または「アカウント」からアカウントを追加を選び、Google
をタップします。
家族のメールアドレスとパスワードを入力してログインします。二段階認証が出たらコードを受信し、画面の案内に沿って進んでください。
家族用アカウントはFamily Linkで管理しておくと、利用制限やアクティビティ確認もかんたんになります。
AdGuardアプリのペアレンタル制限をONにする
AdGuardアプリにはお子さまの閲覧を守るペアレンタル制限機能がついています。これをONにすると勝手に設定が変えられなくなり、安心して広告ブロックを使えます。
ホーム画面やアプリ一覧からAdGuardのアイコンをタップして開きます。
画面右上の歯車マークをタップして、設定画面を表示します。
設定の一覧から「ペアレンタル制限」を探してタップします。
「ペアレンタル制限を有効にする」のスイッチをタップしてONに切り替えます。
任意の4桁以上の数字を入力し、確認のためもう一度入力して完了をタップします。
一度設定画面を閉じて再度「ペアレンタル制限」にアクセスし、PIN入力を求められることを確認します。
設定したPINは失くさないようどこかにメモしておきましょう。
ブラウザで成人向けサイトにアクセスできないか試す
お手持ちのブラウザ(Chromeなど)を開いてください。
シークレットモードに切り替えると、前回の閲覧データに左右されずに確かめられます。
アドレスバーに成人向けサイトのURL(例:www.pornhub.com
)を入力して、Enterをタップします。
サイトが表示されず「サーバーが見つかりません」「接続エラー」などのメッセージが出たら、AdGuard DNSが正しく働いている証拠です。
モバイルデータ通信中は、機内モードのオンオフでDNSキャッシュをリセットするとテスト結果がクリアになります。
よくある質問

- AdGuard DNSを設定したのにネットにつながらないときはどうすればいいですか?
設定後に接続できないときは、まずWi-Fiやモバイルデータが有効になっているか確認しましょう。ネットワーク側でIPv6だけ有効だと、DNSが受け取れない場合があります。設定画面で
IPv6をオフ
にしてみると改善することがあります。また、DNSオプションで「TLS」を選ぶと暗号化が効いて安定することがあります。- 複数のAdGuard DNSを同時に登録できますか?
Androidの標準機能ではWi-Fiとモバイルそれぞれに1つずつしかDNSを設定できません。ただし、Wi-Fiごとにプロファイルを作ったり、Taskerなどの自動化ツールでDNSを切り替えたりする方法があります。現場ではWi-Fi用にプライマリDNS、モバイル用にセカンダリDNSを設定して用途を分けると便利でした。
- DNS設定はバッテリーに影響しますか?
AdGuard DNS自体はシステム側の仕組みなのでほとんど電池を消費しません。DNS over TLSで暗号化すると若干CPU負荷が増えますが、筆者が丸一日使ってもバッテリーの減りはほぼ変わりませんでした。もしバッテリーを節約したければ、暗号化を外してプレーンDNSにするとさらに軽くなります。
バッテリー消費が増えたりしない?
AdGuardDNSを使ってもバッテリー消費はほとんど変わりません。AndroidはDNS設定をシステムレベルで扱うので、バックグラウンドで余計なアプリを動かしたりはしないからです。
実際に長時間使ってみると、DNSクエリは通常の通信と同じレイヤーで処理されていて、追加のプロセスや常駐VPNのような仕組みが入っていないことがわかります。1日中SNSや動画視聴をしても、バッテリー残量はほぼ変わりませんでした。
もし念のために電池の減りが気になるようであれば、設定後数時間くらいは統計アプリをチェックしてみてください。大きな変化がなければ安心して使い続けられますよ。
動画広告も完全に消える?
DNS経由のブロックなので再生前や再生中に呼び出される多くの広告サーバーがカットされ、動画広告もスッキリ消えます。
ただし一部の広告はコンテンツと同じドメインや暗号化通信で配信される場合があり、そのときはDNSだけでは防ぎきれません。その場合はローカルVPNで動作するAdGuardアプリなど、さらに強力な方法を組み合わせるといいですよ。
プライベートDNSがグレーアウトして選べないときは?
プライベートDNSの設定が薄くなってタップできないと、「あれ?どうしよう」と戸惑いますよね。実はVPNや会社が管理するプロファイル、ほかのDNSアプリが影響していることが多いんです。それぞれサクッと確かめてみましょう。
- 常時オンVPNのオフ:設定>ネットワークとインターネット>VPNで常時オンが有効になっていないか確認してオフにします。
- 会社や学校のプロファイル解除:設定>アカウント>仕事プロファイル(または管理プロファイル)をオフにしてみてください。
- ほかのDNSアプリを一時停止:DNS変更アプリやネットワーク管理アプリをいったん無効化するとプライベートDNSが選べるようになります。
- 端末の再起動:設定を変えたあとに再起動すると、システム側の状態がクリアになって反映されやすいです。
公共WiFiでDNSが上書きされない?
公共WiFiに接続すると、自由にDNSを変えられずに困った経験はないですか。駅やカフェの無料回線では、通信を安全に保つために意図的に全てのDNSを自社のサーバーに差し替えてしまうことがあります。
こんなときAndroidのプライベートDNS設定だけでは対応できない場合もあります。システムのDNSがネットワーク側で書き換えられると、たとえAdGuardDNSを登録していてもその設定が反映されないことがあるからです。
そんなときにはAdGuard for AndroidアプリのVPNモードを使うと安心です。アプリを起動するとスマホ内の通信全体を自動的にトンネリングして、どんなWiFiでも必ず設定したDNSサーバーへ問い合わせてくれます。
この方法なら通信の途中でDNSを横取りされずに、広告やトラッキングをしっかりブロックしつつ安全にネット閲覧ができます。
まとめ

ここまででAndroidにAdGuardDNSを優しく設定する方法をご紹介しました。設定アプリからプライベートDNSをカスタムに切り替え、dns.adguard.com
を指定するだけで、広告がサクッと非表示になり、Webサイトやアプリの表示がぐっと快適になります。
さらに、複数のDNSプロファイルを切り替えたり、ホワイトリストを活用すると、お気に入りのサイトだけ広告を許可する柔軟な使い方も可能です。プログラマー目線の実体験に基づく応用テクニックで、自分だけの快適環境を作り上げてください。
設定は最新のAndroid OSで試していますが、基本手順はバージョンが新しくなっても変わりません。迷わず試してみて、スッキリしたネットライフを楽しみましょう。