スマホでサイトを覗き見!AndroidChrome開発者ツールまるわかりガイド

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スマホでサイトを覗き見!AndroidChrome開発者ツールまるわかりガイド

Androidで表示が崩れるページを確認しようとしたとき、PCのchromeとスマホ側の開発者ツールのつなぎ方がわからず立ち止まってしまうことはありませんか?

経験をもとに、スマホでデバッグ用メニューを開く手順からUSBやWi-FiでPCと連携するコツ、通信速度を落として動作を調べる裏ワザまで、初めてでも迷わず動かせる流れを順にまとめています。

設定につまずく時間を短くし、目の前のページ改善に集中できるよう、順番に進めながら自身の端末で動作を試してみてください。

目次

AndroidChrome開発者ツールをひらいてスマホをつなげるまで

AndroidChrome開発者ツールをひらいてスマホをつなげるまで

スマホ上のChromeをデスクトップからじっくりのぞき込むためには、いくつか準備がいるんだ。

  1. USBデバッグを有効化:Androidの設定画面で「開発者向けオプション」からUSBデバッグをオンにする。
  2. スマホとPCを接続:純正ケーブルでつなぎ、端末側で「このコンピュータを許可」をタップする。
  3. Chromeでリモートデバイスを確認:PCのChromeで「chrome://inspect」にアクセスし、接続されたスマホを選ぶ。

端末によってはUSBモードを「ファイル転送」に切り替える必要があるよ。

純正ケーブルを使うと安定しやすくておすすめだよ。

USBケーブルでゆったりデバッグ

USBケーブルでゆったりデバッグ

USBケーブルでスマホをつなぐ方法は、まるで魔法のパイプラインです。ネットワークの揺れを気にせず、画面操作がパソコン側にぴたりと反映されます。

ケーブル一本あれば充電も同時に行えるので、長時間のデバッグも安心です。最新のAndroid13とChromeをそろえておくと、安定した接続で快適に作業できます。

準備はかんたんです。設定→端末情報→ビルド番号を数回タップして開発者向けオプションを表示し、USBデバッグをオンにするだけ。これだけでChrome開発者ツールからリアルタイムにログや要素を追いかけられます。

①スマホで開発者向けオプションをオンにする

手順
スマホで開発者向けオプションをオンにする

設定アプリを開いて画面を下にスクロールし「システム」または「端末情報」をタップします。

「ビルド番号」を7回連続でタップすると「○○は開発者になりました!」と表示されます。

PIN入力や画面ロック解除を求められたら画面の案内に従って操作してください。

戻って設定トップに「開発者向けオプション」が追加されているのを確認し、スイッチをオンにします。

機種によっては「ソフトウェア情報」を先に開かないとビルド番号が隠れている場合があります。

Pixelシリーズでは設定画面の検索バーに「ビルド番号」を入力すると素早く見つけられます。

②USBデバッグをオンにする

手順1
開発者向けオプションに入る

設定アプリを開き画面をいちばん下までスクロールして「システム」をタップし、続いて「詳細設定」から「開発者向けオプション」に入ります。

手順2
USBデバッグをオンにする

「USBデバッグ」の項目を探してスイッチを右にスライドし、オンの状態に切り替えます。

手順3
確認ダイアログを許可する

「このデバイスのUSBデバッグを許可しますか?」と出たら「OK」をタップします。

USBデバッグを使うときは必ずデータ通信対応ケーブルで接続してください。

Androidバージョンや端末メーカーで名称やメニュー構成が少し変わることがあります。

③PCとスマホをUSBでつなぐ

手順
USBケーブルでスマホとPCをつなぐ

純正または高品質のUSBケーブルを使って、スマホの充電端子とPCのUSBポートをしっかり接続します。

手順
スマホで接続モードを選ぶ

通知パネルを下ろして「USBを充電に使用中」の項目をタップし、「ファイル転送(MTP)」または「USBデバッグ」を選びます。

手順
USBデバッグを許可する

開発者オプションでUSBデバッグを有効にしていると、「USBデバッグを許可しますか?」と表示されるので、信頼できるPCとして常に許可にチェックしてから「OK」をタップします。

手順
PC側で認識を確認

Chromeを起動してアドレスバーにchrome://inspectと入力します。スマホのモデル名が「Remote Target」に表示されれば接続完了です。

社外品ケーブルだとデータ通信に対応していない場合があるので注意してください。

接続できないときはPCのUSBポートを変えたり、スマホを再起動すると意外と認識したりします。

④PCのChromeでchrome//inspectをひらく

手順
PCのChromeでchrome://inspectを開く

PCのChromeを起動してアドレスバーにchrome://inspectを入力し、Enterを押します。リモートデバッグ画面が表示されるまで待ちましょう。

手順
USBデバイス検出をオンにする

「Discover USB devices」のチェックボックスをオンにしておくと、スマホを接続したときに自動で認識されやすくなります。

スマホが表示されないときは、USBケーブルを抜き差しして端末側のデバッグ許可ダイアログを再度確認してみましょう。

⑤端末名をクリックしてDevToolsを開く

手順
端末名をクリックしてDevToolsを開く

PCのChromeで「chrome://inspect」を開くと、接続したAndroid端末名がリストに現れます。この表示をクリックすると、自動的にDevToolsが起動します。

もし複数のWebViewやタブが並んでいる場合は、用途に合わせてURLやページタイトルを参考に選んでください。選んだ項目の右側に「inspect」ボタンがあれば、そこから具体的な画面が表示されます。

最初は小さな要素をいじってみると動きがわかりやすいです。例えばテキストの色を変えたり、ボタンの背景をさっと調整したりして、スマホ上での反映を確かめてみましょう。

WiFiでコードレスデバッグ

WiFiでコードレスデバッグ

USBケーブルをつながずにAndroid端末をデバッグできるWiFiデバッグは、作業範囲を自由に動き回りたいときにとても心強いです。複数の端末を同時に接続すれば、スマホやタブレットでそれぞれの表示や操作感をまとめて確認できます。

  1. ケーブルいらず:机の周りでも離れた場所でもケーブルが邪魔になりません。
  2. 同時接続OK:スマホやタブレットを複数台つないで、画面サイズの違いを一気にチェックできます。
  3. セットアップがシンプル:USBポートを探す手間がなく、煩わしいケーブルの抜き差しを減らせます。

同じWiFiネットワークにPCと端末をつなぐ必要があります。ルーターから遠いと接続が不安定になることがあるので気をつけましょう。

エンジニア経験では、最初にUSBで接続してデバイスのIPアドレスを確認するとスムーズにWiFiデバッグの設定が進みました。

①USBで一度だけ端末をPCに接続する

手順
USBで一度だけ端末をPCに接続する

Android端末をロック解除した状態でPCとデータ転送対応のUSBケーブルでつなぎます。

初回接続時は端末に「USBデバッグを許可しますか?」と表示されるので必ず許可をタップしてください。これでPC側のChromeからスマホを見られるようになります。

②ADBコマンドでポートフォワードを設定する

手順
接続デバイスを確認

ターミナルでadb devicesを実行し、接続中のデバイスIDを確認します。

手順
ポートフォワードを設定

次のコマンドでPCの9222番ポートをスマホの9222番に転送します。

adb -s デバイスID forward tcp:9222 localabstract:chrome_devtools_remote

複数のAndroidを接続している場合は-s デバイスIDを必ず指定してください。

Chromeが起動中でリモートデバッグが有効になっていないと接続できないことがあるので、スマホ側のブラウザで開発者メニューからリモートデバッグをオンにしておきましょう。

③USBを外してWiFi接続を確認する

USBケーブルをそっと抜いてみましょう。

次にPCのChromeで「chrome://inspect/#devices」を開いてください。

ページ内にAndroid端末の名前が「Available devices over Wi-Fi」として表示されていれば、USBレスでの接続が成功しています。

PCとAndroid端末が同じWiFiネットワークにいることが大前提なので、SSIDが一致しているか確認してください。

WiFi接続が不安定なときはルーター近くで試すか、一度機内モードをオンオフすると復帰しやすいですよ。

④PCのChromeでchrome//inspectを再読み込みする

手順
PCのChromeでchrome://inspectを再読み込みする

Chromeのアドレスバーにchrome://inspectと入力して開き、右上の再読み込みボタンをクリックします。ページが最新の状態に更新されると、スマホが「Remote Target」に表示されるようになります。

スマホが表示されない場合はUSBケーブルの接続を確認し、スマホ側の「USBデバッグ」がオンになっているか確かめてください。

再読み込み後に表示が反映されるまで数秒かかることがあります。しばらく待っても現れないときはもう一度リロードしてみてください。

⑤端末名をクリックしてDevToolsを開く

手順
⑤端末名をクリックしてDevToolsを開く

接続済みデバイスのリストから表示されている端末名をクリックすると、新しいDevToolsウィンドウが開きます。ここでスマホ画面をリアルタイムで確認しながら、要素の調査やスタイル変更ができます。

AndroidChrome開発者ツールでもっと楽しくサイトチェック

AndroidChrome開発者ツールでもっと楽しくサイトチェック

スマホでサイトをパパッとチェックできる開発者ツールは楽しいけれど、ちょっと物足りないときがありますよね。もっとワクワクしながら動作を確かめられたら気分も上がります。そんなときに役立つのが、普段は少し敷居が高く感じる応用テクニックです。ここで紹介する技を活用すると、よりリアルな環境での確認や、デザインの細かいクセ探しがパッとできるようになります。

応用テクニック役立つ場面
デバイスエミュレーション複数端末の画面サイズや解像度でレイアウトチェック
ネットワーク制限3Gや2Gを再現して遅延時の動作確認
フルページスクリーンショット縦長のページを一度に画像保存してデザイン共有
Lighthouse監査パフォーマンスやアクセシビリティの改善ポイント発見
ライブCSS編集画面上で直接スタイルを変更して見た目を試す

これらの応用を組み合わせると、例えば回線速度を落として画像読み込みの最適化を探ったり、画面キャプチャをチームにサクッと共有したりできます。遊び心を持ってツールを触ると、きっと新しい発見が増えてサイトチェックがもっと楽しくなります。

カラーをライブ編集して即結果を見る

カラーをライブ編集して即結果を見る

AndroidChromeの開発者ツールでは、CSSのカラーコードをいじるとすぐスマホ画面で変化を確かめられます。スタイルパネルのカラーサンプルをクリックするとカラーピッカーが開き、色相を動かしたり、透明度を調整したりしながらリアルタイムでデザインを確認できます。

  1. 直接編集:CSS内のカラーコードをタップして編集すれば即反映されます。
  2. プリセット管理:頻繁に使う色をお気に入り登録してワンクリックで呼び出せます。
  3. リロード不要:カラー変更のたびにページを再読み込みしなくても結果が見られます。

テーマカラーの微調整や配色パターンをサクッと試したいときにぴったりです。スマホを手に持ったまま最適な色味を探せるので、時間を節約しながらデザインをブラッシュアップできます。

Elementsパネルでスタイルをクリック

手順
Styles領域でルール名をクリック

Elementsパネルの右側にあるStyles領域で、編集したいCSSルールのセレクター部分をクリックします。

クリックするとインラインエディタが開くので、プロパティや値を直接書き換えられます。

クリック操作はDevTools上だけの反映なので、実際のCSSファイルには影響しない点に気をつけてください。

エディタ内で新しいプロパティを追加するには、最後の行をクリックして「プロパティ名: 値」の形式で入力するとすぐ反映されます。

カラーピッカーで色を選ぶ

手順
編集したい要素を選ぶ

Elementsパネルで色を変えたい要素をタップして選びます。HTML構造がわかりにくいときは、スマホ画面を直接タップすると該当要素がハイライトされます。

手順
Stylesでcolorプロパティを探す

右側のStylesパネルにあるcolorプロパティを見つけてください。見当たらない場合は、プロパティ名入力欄に「color」と打ち込すとフィルタできます。

手順
カラーサムネイルをタップ

カラーサムネイル(色見本の小さな四角)をタップすると、カラーピッカーが開きます。

手順
色を調整して適用

ホイールやスライダーで好みの色を選びます。透明度を変えたいときは、Alphaスライダーを動かしてください。選択後、自動でStylesに反映されます。

色の変更はリアルタイムで画面に反映されます。気に入らないときは、再度カラーサムネイルをタップして調整し直しましょう。

カラーコードを直接入力する場合は、カラーピッカー内の入力欄に「#RRGGBB」形式で打ち込むと正確に設定できます。

ネットワーク速度をわざと遅くして確認

ネットワーク速度をわざと遅くして確認

スマホでの表示がサクサク動くのは頼もしい反面、実際の遅い回線ではどうなるか気になりますよね。Android Chromeの開発者ツールにはネットワーク速度を意図的に遅くできる機能があって、実際の3Gや2G回線の感覚をそのまま再現できます。

この機能を使えば、画像がいつ読み込まれるか動画がカクつかないかなどをじっくり観察できるので、お客さまが思わず離脱しないページ設計を実現できます。あとで本当に困らないように、最初から遅い環境もチェックしておくのがおすすめです。

NetworkパネルでThrottlingを選ぶ

Networkパネルでは回線速度を実際のスマホ利用時に近い環境でチェックできます。遅い回線で表示や動作がどう変わるか試したいときはThrottlingを選んでみましょう。

手順
Networkパネルを開く

Chrome開発者ツールで接続したスマホのタブからNetworkを選択します。タブが見当たらないときはデバイスツールバー内の「››」から探してみてください。

手順
Throttlingドロップダウンを操作

Networkパネル上部にある「No throttling」をクリックすると速度プロファイル一覧が表示されます。

手順
回線速度を選択

「Fast 3G」や「Slow 3G」など目的に合った速度を選ぶと、その速度に合わせてリクエストの遅延や帯域制限が自動でシミュレートされます。

Throttlingは開発者ツール上でのみ有効です。実際のスマホ回線には影響しないので、あくまでテスト用と覚えておきましょう。

カスタムプロファイルを作るときは設定画面右上の「Add…」からアップロード速度やレイテンシを細かく調整できます。

低速3Gを選択して読み込みを観察する

手順
Networkパネルを開く

Chromeの開発者ツールを表示して、上部の「Network」タブを選びます。

手順
スロットルメニューを開く

Networkパネルの上部にある「No throttling」と表示されたプルダウンをクリックします。

手順
Slow 3Gを選択

表示されたネットワーク速度の一覧から「Slow 3G」をクリックして選びます。

手順
ページを再読み込み

リロードボタンを押してページを更新し、読み込み時間やリソースの流れを確認します。

実際の3G速度は場所や時間で変わるので、あくまでシミュレーションと割り切って使ってみてください。

レスポンシブモードで他機種をエミュレート

レスポンシブモードで他機種をエミュレート

Chromeのデベロッパーツールにあるレスポンシブモードを使うと、スマホやタブレットの画面サイズを選んでウェブサイトをそのまま表示できます。

画面上部のデバイスドロップダウンから機種を選んだり、縦向き・横向きを切り替えたりできるので、手元に実機がなくてもレイアウト崩れやフォントサイズの見え方をさくっと確認できます。

デザインチェックやちょっとした挙動確認には最適ですが、タッチ操作の感度やパフォーマンスは実機で確かめるのがおすすめです。

DeviceToolbarをオンにする

手順
デバイスツールバーのアイコンをクリック

Chromeの開発者ツール上部にあるスマホとタブレットが重なったアイコンを押します。

手順
ショートカットキーで切り替え

MacはCommand+Shift+M、WindowsやLinuxはCtrl+Shift+Mでも同じ操作ができます。

有効化すると画面上部にデバイス名が表示され、スマホ画面のサイズやタッチ操作をすぐに確認できます。

狭い幅や回転を試しながら表示崩れを見つけると、実機テスト前に問題を把握しやすくなります。

プルダウンから端末モデルを切り替える

手順
プルダウンから端末モデルを切り替える

画面上部のデバイスバーにあるResponsiveと書かれたプルダウンをクリックします。

表示されたリストから試したい端末モデルを選ぶと、画面のサイズやユーザーエージェントが自動で切り替わります。

もし目的のモデルが見つからない場合はリスト下部のEditを選び、カスタム端末を追加できます。

プルダウンを開いてすぐにモデルが変わるのでドラッグやリロードの手間が省けます。

よくある質問

よくある質問
スマホが「unauthorized」や「許可待ち」のまま表示されないのはなぜですか?

USBデバッグをオンにしてもパソコン側でスマホの許可が必要な場合があります。スマホ画面に「このパソコンを許可しますか?」と出ていないか確認して、見つかったら常に許可にチェックを入れてみてください。ケーブルを変えるだけで直ることもありました。

使っているChromeのバージョンは関係ありますか?

最新のChrome(バージョン100以降)ならDevToolsのスマホ接続機能は安定しています。古いバージョンだと機能が追いついていないことがあるので、事前にChromeを最新版にアップデートしておくとトラブルが減ります。

Windows以外のPC(MacやLinux)でもスマホをつなげられますか?

もちろん可能です。MacならHomebrewでAndroid Platform Toolsを入れるとドライバなしで接続できます。Linuxではudevルールの設定を追加すると安定してデバイスが認識されるので試してみてください。

PCが端末を認識しないときは?

PCがスマホをつないでも反応しないときは、いくつかのポイントを順番に確認するとすんなり認識することが多い。まずはUSBケーブルを改めて差し込み、データ転送対応のケーブルかどうかを確かめてください。それからWindowsなら端末ドライバーが自動で入らない場合があるので、メーカー公式サイトから最新版を手動でインストールしましょう。Android側では設定>開発者向けオプションでUSBデバッグがオンになっているかをチェックして、接続時に出る「このPCを許可しますか?」も必ず承認してください。最後にコマンドプロンプトでadb devicesを実行してデバイスがリストに出るかを見て、表示されないときはadb kill-server→adb start-serverでリセットすると解決しやすいです。

USBケーブルなしでもデバッグできる?

Android11以降のスマホなら、Wi-Fi経由でChromeのデバッグができるようになっているので、USBケーブルをつながなくてもOKです。

ケーブルがないと配線がごちゃごちゃせず、机まわりがすっきりしますし、スマホを離れた場所に置いて動きを確認したいときにも便利です。

ただし、はじめて使うときは一度USB接続でデバッグを許可してからワイヤレスモードに切り替える必要がありますし、スマホとPCが同じWi-Fiネットワーク上にあることが条件になります。

chrome//inspectに端末が表示されないときは?

chrome://inspectに端末が出てこないと不安になりますよね。でも大丈夫です。多くはUSBデバッグがオフだったり、安いケーブルだとデータ通信に対応していなかったり、ドライバが最新でなかったりするだけなんです。それぞれ設定画面や別のケーブル、ドライバ更新を試すだけで、いつものようにスマホが並んでくれますよ。

ADBコマンドを使わずWiFi接続できる?

Android 11以降を使っているなら、USBケーブルいらずでスマホをつなげられます。設定画面の開発者向けオプションにあるワイヤレスデバッグをオンにして、画面に表示されるQRコードかペアリングコードをChromeの接続ダイアログに読み込むだけでOKです。

ケーブルを差し替える手間がなくなるので、作業スペースがすっきりしますし、ちょっとしたレスポンシブチェックも気軽にスマホで確認できるようになります。ただしAndroid 11未満だとこの機能が使えないので、その場合は初回だけUSBでつないで「WiFi ADB」アプリなどを経由しなければいけません。

実際に試してみると、ローカルネットワーク内でパッとペアリングできてサクッとデバッグに移れるので、コードを書き直したあとの表示確認がすごくスムーズになります。社内ネットワークだとファイアウォールの設定に引っかかることがあるので、つながらないときはスマホとPCを同じWiFiに置くのを忘れずにどうぞ。

開発者向けオプションが見つからないときは?

スマホ側の「開発者向けオプション」が見当たらないとChromeのデバッグ連携に進めないことがあります。しかしAndroidでは標準でこの項目が隠れているため、初めてだと戸惑いやすいです。

設定のバージョン情報(ビルド番号)を数回タップして隠し機能を解放すると、USBデバッグや各種開発用トグルが現れます。機種やOSバージョンで設定画面の構成は少しずつ違いますが、基本的には同じ手順で見つけられます。

まとめ

まとめ

Androidで開発者向けオプションを有効にしてUSBデバッグをオンにしました。

PCのChromeでリモートデバイスを開き、接続したスマホを選ぶだけで画面が確認できました。

あとは要素の検査やネットワーク通信のチェックなどがスマホ表示そのままで手軽にできるようになります。

この手順を覚えておけば、レスポンシブ対応や表示崩れの調整がぐっと楽になりますので、ぜひ活用してください。

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