Androidを使っていると、アイコンの片隅にいつまでも通知バッジの数字が残り、何の知らせか分からず気持ちが落ち着かないことはありませんか。
ここでは長年の現場経験で培ったコツを交え、設定の見直しからアプリごとの対処、さらには自動化を使った数字の一掃まで、つまずきやすい操作を丁寧に案内します。余分な通知に振り回されず、大切なメッセージだけをすぐに確認できる軽やかなホーム画面へ整えられます。
まずはスマホを手元に置き、最初の設定チェックから順番に進めてみてください。数分後には気になる数字が消え、通知との付き合い方に自信が生まれるはずです。
通知バッジの数字を消して心もホーム画面もすっきり

アプリアイコンにずっと残った通知バッジを見ると「あれ消えないなあ」とモヤモヤしますよね。そんなときにぱっと試せる方法をまとめてみました。
- 通知を手動でクリア:ステータスバーを下ろして「すべてクリア」をタップ
- アプリのキャッシュ消去:設定から該当アプリ→ストレージ→キャッシュを削除
- ランチャーのバッジ設定をリセット:ホーム画面設定→通知バッジ→オンオフ切り替え
- 別のランチャーを試す:標準ランチャーのバグならNovaやMicrosoft Launcherなどで解消
プログラマーならではのひと言ランチャーは通知データを内部で保持していることがあるので、これらを試しても消えないときは端末再起動後にもう一度設定を見直すとすっきり解決することがあります。
設定アプリから通知バッジをオフにする

設定アプリからサクッと通知バッジをオフにすると、面倒なアプリごとの設定をせずに一気に消せます。最新のAndroidではホーム画面を移動しなくても通知のバッジ表示だけまとめて切り替えられるので、気になる数字が消えて心地よく使えます。さらに不要なアイコンが減ることでバッテリーの微妙な節約にもつながることがあるので、端末をすっきり保ちたいときにぴったりの方法です。
①ホーム画面で設定を開く
ホーム画面の空いているスペースをタップしないように気をつけながら、画面下部またはアプリ一覧から歯車アイコン〈設定〉を探します。
もしアイコンが見当たらない場合は、画面の上端からスワイプダウンしてクイック設定パネルを開き、右上の歯車アイコンをタップしてください。
②アプリと通知をタップ
設定アプリを開いたら、メニューの中からアプリと通知を探してタップしてください。通知に関する項目が並んだ画面に進めます。
③通知の詳細設定をひらく
ホーム画面かアプリ一覧から設定アイコン(歯車マーク)をタップして開きます。
「アプリと通知」をタップして、バッジを消したいアプリを選びます。
選んだアプリの詳細画面で「通知」をタップすると、チャネルごとの設定一覧が表示されます。
その中にある詳細設定をタップすると、バッジ表示のオンオフなど細かい切り替え画面がひらきます。
④アイコンバッジのスイッチをオフにする
アプリアイコンの数字が気になるときは、設定からバッジ表示をオフにしましょう。シンプルな切り替えで瞬時にスッキリします。
ホーム画面かアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリを探してタップします。
設定画面で「アプリ」を探してタップし、インストール済みアプリ一覧を表示させます。
数値が消えないアプリ名を見つけてタップします。リストの上部にあることが多いです。
「通知」をタップし、「アプリアイコンのバッジ」を探してスイッチをオフにします。これで数字が消えます。
⑤ホームに戻って数字が消えたか確認する
設定やアプリアイコン操作を終えたらホームに戻り、通知バッジの数字がきれいに消えているかチェックしてください。もし数字が残っているときは、画面を左右に軽くスワイプすると再描画されて更新されやすくなります。
アプリ情報画面でストレージをお掃除する

アプリ情報画面を使うと、アンインストールせずにキャッシュやデータをまとめてお掃除できます。最新のAndroid13や14では、ストレージを整理する操作がさらに分かりやすくなっていて、不要な一時データをサクッと削除して空き容量を増やせます。
この方法ならアプリ自体はそのまま残るので、設定やログイン情報を引き継ぎつつ、スマホの動作を軽くしたいときにぴったりです。システム設定から直接アクセスできるので、面倒なファイル管理アプリを探す必要もありません。
①設定からアプリを選ぶ
ホーム画面やアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップします。表示されたメニューからアプリを選ぶと、インストール済みのアプリ一覧が見えます。通知バッジを消したいアプリを探しやすくするには、機種によって[すべてのアプリを表示]をタップすると便利です。
②数字が残るアプリをタップ
ホーム画面やアプリ一覧にある通知バッジが消えないアプリを探してタップします。
バッジが付いたアイコンを長押しすると、ポップアップメニューが表示されます。
メニューから「アプリ情報」を選ぶと、そのアプリの詳細設定画面を開けます。
③ストレージとキャッシュを開く
アプリ情報の画面でストレージとキャッシュをタップします。ここからアプリの保存領域や一時ファイル(キャッシュ)を確認できます。
④キャッシュを消去をタップ
表示されたアプリ情報画面でキャッシュを消去を見つけてタップしてください。これでアプリがため込んだ一時データが消えて、サクサク動くようになります。
キャッシュを消去してもログイン情報や設定は残るので、安心して操作してください。
⑤強制停止でアプリを再起動する
ここではアプリを強制停止して通知バッジをリセットします。OSの設定画面からサクッとできるので気軽に試してみてください。
設定アプリを開き「アプリと通知」または「アプリ」メニューに進みます。表示されたアプリアイコン一覧から対象のアプリを探してタップしてください。
アプリ情報画面で「強制停止」をタップし、確認ダイアログが出たら「OK」を選びます。
ホーム画面に戻り、対象アプリをタップして起動します。通知バッジが消えていれば成功です。
機種やOSバージョンによっては「アプリ」→「アプリと通知」などメニュー名が異なる場合があります。
ホームアプリを再起動して数字をリフレッシュ

ホームアプリを再起動するとバックグラウンドで動いているランチャーが一度停止し、新たに立ち上がります。このとき通知バッジの状態もクリアされるので、数字だけを手軽にリフレッシュできるメリットがあります。
端末の再起動ほど時間がかからず、バッジのみリセットしたいときにぴったりです。ランチャーのアプリ情報画面から強制停止を行うだけなので、慣れてしまえば数秒で操作が完了します。
①最近のアプリ一覧を開く
画面の一番下から上に向かってゆっくり指を滑らせると、起動中のアプリがずらりと並ぶ一覧画面が現れます。ナビゲーションボタンがあるモデルでは、四角いアイコンをタップすることでもアクセスできます。
機種によってはスワイプ操作の感度が異なるので、ゆっくり滑らせるように意識してください。
②ホームアプリを上にスワイプして終了
まず画面下から上にゆっくり指を動かして、最近使ったアプリ一覧を表示させます。ホーム画面のプレビュー(アイコンやウィジェットが並んだ画面)が見つかったら、そっと上にスワイプして終了させましょう。
③ホームキーで再びホーム画面を表示
ナビゲーションバーにあるホームアイコンをやさしくタップします。ジェスチャーナビゲーションを有効にしている場合は、画面下部の真ん中から上にスワイプしてホーム画面に戻ります。
こうして一度ホームに戻ると、システムが通知バッジの更新を検知して数字がリフレッシュされます。
ナビゲーション設定を切り替えた直後は動作が変わることがあるので、ジェスチャーのスワイプ速度を調整してみてください。
④通知バッジの数字が更新されたか見る
ホーム画面に戻り、アプリアイコンをじっくり見てください。通知バッジの数字が消えているか、処理した分だけ減っている
もし最新の件数に変わっていれば、正常に更新されたサインです。
通知バッジを味方につけてもっとラクに使うコツ

通知バッジが一目で知らせてくれる便利さはそのままに、ひと手間加えるだけで自分好みに扱いやすくなります。実際に現場で使って役立った応用テクニックをまとめました。
コツ | 役立つシーン |
---|---|
特定アプリだけバッジ表示 | 重要度の高いメッセージだけを絞って見逃し防止 |
バッジ数を非表示にする | 数字が気になるときにチェックだけ残してシンプルに |
サードパーティ製ランチャーで色分け | アプリごとにバッジ色を変えて瞬時に判別 |
優先アプリだけに数字を表示して通知を絞る

不要な通知バッジをいったんまとめてオフにしてから、本当にチェックしたいアプリだけ数字をオンに戻す方法があります。Androidの設定画面で通知バッジを切り替えると、すべてのアプリから数字が消えます。そのあと優先したいアプリだけバッジを許可すれば、必要な通知だけがピックアップされてホーム画面がグッと整理されます。
アプリがたくさんあると手作業でちまちま設定するのが大変ですが、PCとADBコマンドを組み合わせれば一気に切り替えできて便利です。数十個まとめて設定するときのプログラマーならではの裏技を、このあとご紹介する手順で活用してみてください。
設定の通知カテゴリで重要度を変更する
アプリの通知が多すぎると、ピコピコうるさく感じることがあります。そんなときは、設定画面から「通知カテゴリ」の大事さ(重要度)を変えて、ほんとうに必要な通知だけ残すとスッキリします。
ホーム画面かアプリ一覧から歯車マークの「設定」をタップしてください。
「通知」を開き、一覧から重要度を変えたいアプリを探してタップします。
「通知カテゴリ」や「チャンネル」の項目を開くと、それぞれの通知大事さ(重要度)が選べます。高・中・低を選んで、好みの通知数に調整しましょう。
低い重要度に設定すると通知が表示されなくなる場合があります。大切なメッセージは見逃さないよう気をつけてください。
バッジを許可するアプリを最小限にしぼる
いろんなアプリが通知バッジを出すと、ホーム画面が数字だらけになってしまいます。よく使う連絡系アプリやメールだけにしぼると、バッジの数を管理しやすくなります。
ホーム画面やアプリ一覧から歯車アイコンの設定アプリをタップしてください。
設定画面で「通知」を探してタップします。ここで各アプリのバッジ設定をまとめて見られます。
一覧から通知バッジを表示したいアプリだけをオンにします。メールやメッセージだけに絞るのがおすすめです。
ホーム画面に戻って、不要なバッジが減っているかどうかをチェックしてください。
オフにしたアプリは通知そのものを受け取れなくなります。大切な連絡が届くアプリは必ずオンにしておいてください。
自動化アプリで読んだら数字をゼロにする

MacroDroidやTaskerといった自動化アプリを使うと、通知を開いたタイミングでバッジの数字をサッとリセットできます。
初回セットアップだけちょっと頑張れば、あとはアプリが裏で賢く動いてくれるから、ホーム画面がいつでもすっきりします。
- アプリが通知を検知したら自動でバッジをゼロにできる
- アクションや条件は自由に組み合わせ可能で柔軟性が高い
- 一度登録すれば面倒な手動操作が不要になる
自動化アプリで通知を検知するトリガーを作る
通知バッジを自動でリセットするには、AutoMateやMacroDroidなどの自動化アプリで「通知を検知するトリガー」を組むと便利です。ここではMacroDroidを例に、通知受信をトリガーに設定する流れを丁寧に説明します。
アプリを開いたら画面下の「+」ボタンをタップして、新しいマクロを作ります。
「トリガーを追加」をタップし、「アプリ通知」を選択します。これで通知が届いた瞬間にマクロが動き始めます。
リストから通知を監視したいアプリを選びます。すべての通知を拾いたい場合は「すべての通知」を選択すると便利です。
画面右上の保存アイコンをタップし、マクロを有効にします。これで通知受信で自動処理がスタートします。
読み終えた通知を自動で消去するフローを設定
Google PlayからMacroDroidをダウンロードして起動します。
画面右下の「+」をタップし、わかりやすいマクロ名を入力します。
「トリガーを追加」→「通知」→「アプリ通知」を選び、バッジを消したいアプリを指定します。
「アクションを追加」→「通知操作」→「通知をキャンセル」を選びます。
右上のチェックマークをタップして保存し、実際に通知が届いた後バッジが消えるか確かめます。
初回実行時にはMacroDroidの通知アクセス許可が必要です。設定画面で許可を忘れずに行ってください。
よくある質問

通知バッジの数字だけが消えないんだけどどうすればいい?
- 通知バッジの数字だけが消えないんだけどどうすればいい?
-
再起動しても解決しないときはランチャーのキャッシュを消すとスッキリします。設定から「アプリと通知」→「○○ランチャー」→「ストレージとキャッシュ」→「キャッシュを削除」で操作できます。
あるアプリだけ通知バッジが残ってしまうのはなぜ?
- あるアプリだけ通知バッジが残ってしまうのはなぜ?
-
アプリ側の通知処理が完了扱いになっていないと数字が残ることがあります。アプリを開いて通知を手動で確認したあと、設定→「アプリと通知」→該当アプリ→「通知」→「バッジを表示」を一度オフにしてから再度オンにしてみてください。
通知バッジそのものをオフにできる?
- 通知バッジそのものをオフにできる?
-
PixelランチャーやOne UIなど端末標準ランチャーなら設定内の「ホーム画面」→「通知バッジ」をオフにすれば全アプリで消えます。サードパーティ製ランチャーを使っているなら、ランチャーの設定に同様の項目があるか探してみましょう。
数字がずっと1のままなのはなぜ?
通知バッジの数字はAndroid本体ではなくホーム画面のランチャーアプリが決めているんです
ランチャーによっては「通知があるかどうか」をオンオフで管理していて、実際の未読件数を数えていないことがあります。その場合、通知が残っている=1のまま表示され続けるんですよ
さらにアプリ側でメッセージをまとめて1つの通知として送る「まとめ通知」を使っていると、本来は複数届いていてもあくまで1件扱いになるためバッジもずっと1になりやすいんです
LINEの通知バッジだけ消えないときは?
LINEだけ通知バッジが消えないときは、アプリ側の未読情報とシステムのキャッシュがずれているのが原因の場合があります。LINEのトーク一覧を完全にリフレッシュしてから、Androidのストレージキャッシュをクリアするとすっきり解消できます。この方法なら他のアプリに影響を与えずにLINEだけリセットでき、何度も同じ操作を繰り返す手間が減るのがうれしいポイントです。
ホームアプリを変えたら数字が出なくなったけどどうする?
ホームアプリを切り替えたあとに通知バッジが消えてしまうのは、ランチャー側でバッジ機能に対応していないケースが多いからです。バッジを復活させたいなら、通知バッジに対応したランチャーを選ぶのがおすすめです。
エンジニアの視点からも、通知読み取り権限をランチャーに渡しておけば、ほとんどの場合バッジがちゃんと動きます。実際に試してみて安定していたランチャーをいくつか紹介します。
- Nova Launcher:プラグイン「TeslaUnread」を組み合わせるとアプリごとのバッジ数をしっかり表示できる
- Lawnchair:オープンソースで動作が軽く、標準設定でバッジ表示が動く
- Microsoft Launcher:通知アクセスを許可すれば標準でバッジ対応。カレンダーやToDoの統合も便利
どれもインストール後に通知アクセスを許可し、ランチャーの設定画面からバッジ機能をオンにするだけで使えるようになります。見た目や自分がよく使う機能に合わせて選んでみてください。
Android12以降でアイコンの数字が小さく見づらいけど直せる?
Android12から通知バッジの数字が極端に小さくなって、つい見逃しそうになりますよね。狭いアイコンにギュッと詰め込まれた数字は、確認するたびに「読みづらいな…」と感じることもあります。
そんなときはサードパーティ製ランチャーと専用プラグインを組み合わせると、バッジのサイズや色を自由にカスタマイズできます。たとえばNova Launcherなら「TeslaUnread」というプラグインを追加するだけで、好みの大きさに設定できるんです。
小さな文字が読みづらいと感じる人にはぴったりの方法です。アイコン全体のデザインにもなじむので、見た目が崩れる心配も少なく、通知チェックがぐっと楽になります。
まとめ

ここまでにご紹介したのは、Android 13以降の最新環境で、ホーム画面のアイコンを長押し→アプリ情報→通知設定→通知バッジをオフにする方法と、設定アプリ→通知→アプリごとのバッジ管理からまとめて調整する手順です。
この流れで操作すれば、ずっと残っていた数字のバッジがサクッと消えて、ホーム画面がスッキリします。気分も軽くなるので、ぜひお試しください。