Androidの電話が鳴るたびに知らない番号や非通知設定の相手にどう対処すればよいか分からず、着信拒否の方法で戸惑っていませんか?
ここでは長年のAndroid開発現場で培った知見をもとに、標準の電話アプリから通信会社のサービス、さらに便利な無料アプリまで、非通知の着信をまとめて遮断する具体的な手順と失敗しないコツをお伝えします。
設定が完了すれば夜間の突然のコールにも心臓を跳ねさせることはありません。安心してスマホを使うために、手順を確かめながらご自身の端末で設定を進めてみてください。
実体験からわかる非通知をまとめて着信拒否する方法

非通知着信が続いてイライラした経験ありませんか。まとめて拒否するには、こんな方法があります。
- Android標準の着信拒否設定:着信設定から「非通知」を選んで一括ブロック
- 電話アプリの通話ブロック機能:発信者不明を条件にして自動振り分け拒否
- サードパーティ製アプリ:キーワードや時間帯で細かくフィルタリング
まずは一番シンプルな標準機能から試して、慣れたらアプリや自動化も上手に組み合わせてみましょう。
電話アプリの設定でブロックする

スマホに元から入っている電話アプリを使えば、余計なアプリなしで非通知着信をさくっとブロックできます。
設定画面から「番号を指定してブロック」や「非通知の着信を拒否」といった項目をオンにするだけなので、面倒な準備はいりません。動作はOSのコア部分で行われるので、アプリを常駐させる必要がなく、電池のムダ使いを減らせるのも嬉しいポイントです。
追加の小技として、Android 11以降なら「着信拒否リスト」に特定のプレフィックス(市外局番やショートコード)を登録することで、非通知だけでなく営業電話の多い番号帯もまとめてシャットアウトできます。
①電話アプリを開いて履歴タブをタップ
ホーム画面やアプリ一覧から電話アイコンを見つけてタップします。画面下部に「履歴」または時計マークのタブがあるのでそこを押すと、かかってきた番号や発信した番号がずらりと並びます。どの番号が非通知かは番号欄に「非通知」や「Unknown」と表示されるので、一目で判別できます。
②右上の三点アイコンをタップ
通話画面の右上にある縦に並んだ三つの点を軽くタッチします。ここから追加メニューが開くので、リストから「非通知設定」へ進めます。
③設定をタップ
電話アプリのメニューにある歯車マークを探して設定をタップしてください。
④着信拒否または迷惑電話&スパムをタップ
かかってきた非通知の着信画面で下方向にスワイプするとメニューが表示されます。その中にある着信拒否または迷惑電話&スパムのアイコンを探してタップしてください。
Android13以降では盾マークのアイコンになることが多いです。アイコンが見当たらないときは通話画面右上の「︙」をタップしてメニューを開いてください。
タップ後は番号がブロックリストに登録され、今後同じ番号からの着信が自動拒否されます。
⑤番号非通知の着信をブロックをオンにする
ホーム画面の電話アイコンをタップしてアプリを起動します。
画面右上の「⋮」アイコンをタップしてメニューを開き、「設定」をタップします。
「通話設定」→「追加設定」→「非通知通話をブロック」を順にタップして、スイッチを右へスワイプしてオンにします。
機種やOSバージョンによっては項目名が少し異なる場合があります。
⑥スイッチが青く変わったことを確認する
設定画面の「非通知通話を拒否」横にあるスイッチが青色に変わっているか確認してください。青くなっていれば設定は完了しています。灰色のままなら、もう一度スイッチをタップして有効化してみましょう。
キャリアの迷惑電話サービスを使う

キャリアが用意している迷惑電話サービスはスマホに特別なアプリを入れずにすぐ使えるのがうれしいポイントです。回線側でブロックが働くため電源オフ中や機内モード再解除後もしっかりガードしてくれます。
- 端末の負荷ゼロで動作するのでバッテリーにやさしい
- キャリアのサポート窓口で設定を代行してもらえる手軽さ
- 非通知や海外・特定番号など複数条件でまとめて拒否できる
- ほとんどの場合無料で利用できるコストパフォーマンス
回線側での設定なので、OSアップデート後も安定して動いてくれるのがありがたいですね。迷惑電話の種類や業者の変化にも、キャリアの設定メニューからすぐに対応できるのも大きな魅力です。
①MySoftBankアプリを開く
ホーム画面やアプリ一覧からMySoftBankのアイコンを探してタップしてください。
もし見つからないときは、画面上部の検索バーに「MySoftBank」と入力するとすぐ表示されます。
②下部メニューの通話設定をタップ
画面下部に並ぶアイコン一覧から歯車マークの通話設定を探してタップします。見当たらない場合は左右にスワイプして確認しましょう。
③迷惑電話ストップサービスを選ぶ
信頼できるサービスを選ぶためにアプリやキャリア提供のオプションを比較しましょう。
- 通話履歴や連絡先と連携して着信を判定できるか
- ブラックリストへの登録上限や更新頻度
- アプリの軽さやバッテリー消費
- 無料プラン/有料プランの機能差
- プログラマー視点でのルールカスタマイズ可否
複数試して相性を確認すると失敗しにくいです。
④番号非通知を拒否をオンにして保存を押す
画面上部にある番号非通知を拒否のスイッチを右側にスライドして有効にします。そのあと画面下部の保存ボタンをタップして変更を確定してください。
設定後は番号非通知の着信がすべて拒否されるので、重要な着信を受け取りたい場合は相手に番号を通知してもらいましょう。
無料アプリで一括ブロックする

着信拒否設定を手動でひとつずつ追加するのは面倒に感じることがありますよね。そんなときは無料アプリでまとめてブロックしてしまう方法がおすすめです。
おすすめのアプリは「Should I Answer?」や「Calls Blacklist」です。どちらも電話番号データベースをもとに非通知や迷惑電話を自動で識別してくれるので、初期設定をしておけばあとは放置でOKです。プログラマー視点でいうと、クラウド上の番号情報と連携しているぶん、ローカルだけで管理するよりもずっとカバー範囲が広がります。
- 自動更新で最新リストを取得:面倒な番号の登録作業をぐっと減らせます。
- カテゴリー別ブロック対応:非通知だけでなく迷惑SMSや国際電話もまとめてガードできます。
- 軽量&省電力設計:常駐してもバッテリーやメモリへの影響がほとんどありません。
アプリをインストールして許可を与えたら、あとは「非通知」「知らない番号」のチェックボックスをONにするだけです。初学者でも迷わずセットアップできるので、さくっと一括拒否したいときにぴったりですよ。
①PlayストアでCallBlockerを検索
まずホーム画面でPlayストアのアイコンをタップしてください。プログラマーならではの裏技として、アイコンを長押しすると検索バーがすぐに出せます。画面上部の検索欄にCallBlockerと入力し、虫眼鏡アイコンをタップしましょう。
②インストールをタップ
アプリの詳細画面にあるインストールボタンを優しく押してください。
③初回起動で電話と連絡先の権限を許可
アプリを初めて起動すると電話と連絡先へのアクセス許可を求められます。この許可がないと非通知の着信番号が取得できません。
ポップアップの「許可」をタップして両方の権限を承認しましょう。拒否すると番号リストへの反映が正しく動かなくなるので注意してください。
④番号非通知を拒否にチェックを入れる
電話アプリを開いたら画面右上の︙マークをタップして設定を開きます。
「通話拒否設定」または「着信拒否」を選び、「不明な発信者を拒否」や「番号非通知をブロック」にチェックを入れてください。
これで番号非通知の着信が自動で拒否されるようになります。
非通知を拒否できたらもっと便利になる応用ワザ

非通知の着信をまとめて拒否できるようになったら、次はもっと便利な使い方を試してみたくなりますよね。ここでは日常のちょっとしたストレスをグッと減らせる応用ワザを紹介します。
応用ワザ | 役立つ場面 |
---|---|
時間帯フィルター | 深夜や会議中など、特定の時間に非通知以外もすべてシャットアウトしたいとき |
番号プレフィックス拒否 | フリーダイヤルや海外発信をまとめてブロックして、知らない事業者からの着信を減らしたいとき |
外部アプリ連携 | 迷惑電話データベースと同期して、より高精度に不審番号を自動拒否したいとき |
これらの応用ワザを組み合わせると、スマホへの余計な着信をさらにカットして、自分の時間をしっかり確保できます。
緊急連絡だけは鳴らすおやすみモードの活用

夜間や大事な作業中に非通知の着信をすべてシャットアウトしたいけれど、家族や職場の緊急連絡だけは見逃したくないという場面があります。Androidのおやすみモードを使えば、登録した連絡先だけ着信音を鳴らすことができます。
おやすみモードの例外設定で「お気に入り」や「着信を許可する連絡先」に家族や緊急連絡先を登録しておきましょう。こうしておくと、設定した時間帯は非通知を含むすべての着信が静かになる一方で、スター付き連絡先からの電話だけはしっかり鳴って知らせてくれます。ぷログラマー目線でいうと、連続着信(2回以上の着信で解除)をオンにしておくと、本当に急ぎの用件も見逃しにくくなるのでおすすめです。
設定アプリを開いて通知をタップ
ホーム画面で歯車アイコンをタップして設定アプリを起動します。設定画面が開いたら、一覧の中から通知を探してタップします。リストが長いときは画面上部の検索欄に「通知」と入れるとすぐに見つかります。
サイレントモードを選ぶ
設定アプリの[通話設定]から[着信拒否]をタップします。
非通知の項目が表示されたら、オプション一覧からサイレントモードを選んでください。
これで非通知の着信が無音で処理されるようになります。
例外を設定をタップ
画面を下にスクロールして例外を設定を見つけてタップしてください。タップすると着信拒否リストから除外したい番号を登録する画面が開きます。
お気に入りからの着信を許可をオンにする
お気に入りに登録した相手だけからの電話を受け取りたいときに便利な設定です。
ホーム画面かアプリ一覧から標準の電話アプリをタップしてください。
画面右上の︙(メニュー)をタップし、設定を選んでください。
着信拒否と着信ブロックをタップし、「お気に入りからの着信を許可」をオンに切り替えてください。
お気に入り登録した連絡先以外からの着信は自動で拒否されます。リストに追加漏れがないか確認してください。
時間帯で自動的に着信拒否を切り替える

夜間や仕事中など、プライベートな時間とオンの時間をはっきり分けたいときは、時間を決めて非通知着信を自動でブロックするととても楽になります。
Androidの「おやすみモード」には、曜日や時間帯のルールを組む機能が標準で備わっていて、ここで非通知を含む通話をサイレントかつ自動拒否にできます。もう1つプログラマーらしいおすすめはTaskerなどの自動化アプリを使って、もっと細かい条件や通知ログの記録と組み合わせる方法です。
設定アプリでデジタルウェルビーイングを開く
ホーム画面かアプリ一覧から歯車マークの設定アプリを探してタップします。
設定画面の検索バーに「デジタル」と入力してすぐに項目を表示するか、「接続済みのデバイス」「アプリと通知」などをスクロールして「デジタルウェルビーイング」をタップします。
おやすみ時間を設定をタップ
「おやすみ時間を設定」をタップすると通知を自動でサイレントにできる時間帯のカスタマイズ画面が開きます。
画面に表示された開始時刻と終了時刻を指定して、毎晩自動で通知を抑えられます。
注意:Androidのバージョンやメーカー製UIでは設定名称が少し異なることがあります。
開始時刻と終了時刻を入力
通話アプリの設定で「スケジュール」や「拒否時間帯」を選び、「開始時刻」をタップします。
時間ピッカーが表示されたら、スワイプや数値入力で希望の時刻を指定して確定してください。
続けて「終了時刻」をタップしてピッカーを呼び出します。
開始時刻より前に設定すると、夜をまたいで翌朝まで非通知拒否を続けられます。
仕事用SIMとプライベートSIMでルールを変える

仕事用SIMは取引先や社内からしか着信を受けたくない、プライベートSIMは友人や家族からの呼び出しを逃したくないという場面で、SIMごとに拒否のルールを切り分けると便利です。Androidのワークプロファイル(仕事用)とパーソナルプロファイル(プライベート用)を活用すれば、仕事用SIM側は電話番号非公開の着信を全拒否にして重要な会社番号だけを許可、プライベートSIM側は登録済み連絡先からの非通知だけを通すような設定が可能です。プログラマーならではのコツとして、Taskerなどの自動化アプリでSIMスロットを判別してプロファイルを切り替えるようにすると、手動で切り替える手間も減らせます。
設定アプリでネットワークとインターネットを開く
ホーム画面かアプリ一覧から設定アプリの⚙️アイコンを探してタップしてください。
設定画面が開いたら、リストの中からネットワークとインターネットをタップして次の画面に進みます。
SIMカードをタップ
設定アプリの「ネットワークとインターネット」から「SIMカード」を開いたら、画面に表示されているSIM名(例:SIM1やSIM2)を軽くタップします。
タップするとそのSIMの詳細設定画面が立ち上がり、着信拒否などの各種操作ができるようになります。
仕事用SIMの通話設定を開く
ホーム画面から歯車アイコンの設定アプリをタップします。
「ネットワークとインターネット」を選んでから「SIMカード」を開いてください。
仕事用に入れているSIM(例 SIM2)をタップすると「通話設定」が表示されます。
「通話設定」をタップすると、仕事用SIMの着信拒否や発信ID設定などが行える画面が開きます。
非通知拒否をオンにする
ホーム画面から標準の電話アプリをタップして起動します。
画面右上の︙メニュー→設定→着信拒否設定を順にタップし、非通知もしくは「不明番号」をオンにします。
機種によって設定項目の名称や階層が異なる場合があります
よくある質問

- 非通知着信拒否の設定が見つかりません
Androidの設定画面は端末メーカーやOSバージョンで表示が変わりやすいです。設定→通話アプリ→着信拒否の順で探してみましょう。プリインストールの電話アプリ以外を使っているときは、そのアプリの設定もチェックしてみると設定項目が見つかる場合があります。
- サードパーティ製アプリを入れると安全ですか
実際にいくつか試してみた経験では、大手キャリア公式アプリが一番安定して動きます。外部アプリは機能が豊富な反面、余分な権限を求められることもあるので、公式サービスで対応できないときだけ検討すると安心です。
- 国際番号や不明番号も拒否できますか
標準機能だけだと非通知番号はまとめて拒否できますが、国際番号だけを選んで弾くのは難しいです。プログラマー視点のコツとして、電話ログを自動でフィルタリングして特定パターンだけ拒否登録するスクリプトを検討すると好みの運用に近づきます。
非通知でも家族からの電話を受けたいときは?
家族からの大切な連絡だけは逃したくないときは、Androidの標準機能だけに頼らず、ちょっとした工夫を組み合わせるのがおすすめです。
- 家族に発信時に非通知オフをお願い:連絡先に登録済みなら番号が表示される
- 緊急時はLINE通話やメッセージアプリも併用:非通知に頼らないバックアップ
- 「繰り返しの着信を許可」を活用:二度かかってくるとブロックをすり抜けられる
特に「繰り返しの着信を許可」は実体験で効果大でした。急ぎの家族からは続けてコールしてもらえば、たとえ一度目が非通知で拒否されても、二度目でしっかり受け取れます。
相手側にはどう聞こえる?
非通知の着信をまとめて拒否すると、相手にはすぐに自動音声が流れて電話が切れる仕組みになっています。
とくにキャリアや地域で違いはほとんどなく、どの電話会社でも「おかけになった番号は現在使われておりません」「おつなぎできません」というアナウンスが流れて保留音やツー・トゥーといった発信音が聞こえない状態になります。
試しにドコモ回線で非通知から着信を拒否すると、「ただいま、…(後略)」といった定型メッセージが流れたあとでガチャ切り状態になります。相手側にはこちらが拒否操作をしたことは分からず、ただ通じなかったように感じられます。
設定が見当たらない端末は?
端末によっては非通知着信拒否の項目がメニュー内に見つからないことがあります。そんなときは慌てずに、次の方法を順番に試してみましょう。
- 設定アプリの検索バーに「着信拒否」や「非通知」と入力して探す
- 電話アプリを開き、右上のメニューから「設定」を確認する
- キャリア公式サイトで端末名+「非通知拒否」の手順を調べる
- サードパーティ製の迷惑電話対策アプリを導入してブロック機能を使う
上記のいずれかで非通知拒否が使えるようになります。もしうまくいかないときはキャリアショップや端末メーカーのサポートに相談すると安心です。
ブロックした後の履歴は残る?
ブロックしたあとも、着信の履歴は電話アプリの発着信履歴に残ります。ブロックによって履歴が自動で消えるわけではないので、同じ番号の履歴を表示したくないときは、電話アプリの履歴一覧から該当の履歴を長押しして“削除”してください。
プログラマー的な裏ワザとしては、AndroidのCallLog
コンテントプロバイダーをContentResolver
で操作して特定の履歴を自動で消す方法もあります。ただ初めての方は誤って消さないよう、手動での削除から試してみると安心です。
まとめ

これまでご紹介した手順で、Androidの電話アプリ設定から非通知着信の拒否を有効にすれば、画面に番号が表示されない不明な着信をまとめてブロックできます。
設定後は知らない番号からの呼び出し音に悩まされずにすっきり快適な着信管理ができるようになりますので、ぜひお試しください。